ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

健康問答

2007-09-24 22:36:08 | Weblog
 この三連休、ちょっと読書。重たいのはキツソウなので軽め。それが“健康問答(五木寛之)”。この方位、達観してれば色々言ってくれそう。
 某医師との対談で、気になることの解釈問答を書きつづる。
 現実、医師に診療目的で相対したときには、とても聞きにくく、大体『先生がそうおっしゃるなら、・・・。』で終わることが大半。
 互いに時間に追われてるし、患者さん側は質問をするための元の知識が乏しい。
 医師もその底辺からは説明してくれない。
 近頃は『エビデンスがある』というのが殺し文句。こう言われると、私でも反論しにくい。もう一歩、「それって、どんなエビデンスなんですか?」とまでツッコミを入れる事を忘れないようにしよう。
 どこかの偉い先生が言っただけでも、エビデンス。
 スゴイ数の二重盲検試験の結果でもエビデンス。
 時々言ってるけど、ある患者さん「この薬、副作用ありますか?」、と良くある質問。私「勿論あります、副作用のない薬なんて存在しないと考えて下さい。副作用のないものは、水と空気だけです。そうでないとあなたはもう死んでます。」
 水と空気は太古の昔からの、数え切れない生存的エビデンスに支えられている。

 この本の中の一節、『・・・統計に、意味はあるのか?』。
 五木、「・・・統計はすべてフィクションであると思っています。数字の選び方に、すでに工夫がなされているからです。ですから、統計は面白いゲーム程度に考えたほうがいいと、・・・」
 ここまで言い切ってくれたら、さっぱりする。

 5年生存率、条件の良い方ばかり集めて、悪いのは末端病院へ行かせる。
 すると、前者の5年生存率は上がり、後者は下がる。じゃあ、後者はレベルの低いひどい病院なの?
 そのうち、“財前教授”にも聞いてみたい。

 今日の仕事、ポスターの図案を考えただけ。

※ A“殆ど”前首相、会見では気の毒にも見えてしまう。日本人は優しい。
コメント (1)
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