ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

鎖骨下静脈&腰椎穿刺

2007-07-13 20:24:46 | Weblog
 外来をしてると、電話。「鎖骨下静脈の管が抜けてしまったんですけど?」
 『ほんとは抜いたんでしょう』とは言わない。
「もう一度、入れるしかないです。」
 と、午後の予定が突然決定。
 緊急じゃないから、救急車ではなく、介護タクシーで来る。これは当たり前。
 準備を頼んでおき、来て見ると、外来の狭いベッド上。以前、研修医にやってもらって、うまくいかなかった方なので自分でやる。
 指先で動脈を確認して、方向を定め刺す。一回目は手応えなかったが、二回目で入り、レントゲン位置確認もOK、15分位で終了し、御家族に話して帰る。
 と、夕方になって、急に腰椎穿刺(腰骨の隙間から細い針を刺して脊髄液を採って調べる)。
 渋る患者さん、「この検査で死んだ人はいない。」などと説得して、実際は研修医(既に麻酔科をまわっており、経験は数例ある。)にやらせる。
 ベッド上でビビル患者さんに話しかけて、「痛いのは最初の麻酔の針だけ、検査時間は精々5分。」と話し続けて、無事終了。
 研修医の刺す針はやや遠慮がちだったがOK。
 研修医の手技上細かい点は気になったが、患者さんの前では言えない。

 今日も雨がちの予報だったが、幸い往復とも降られなかった。
 それ以上の世の中の動き、何も考えなかった。

※ 明後日は台風?その日退院予定の方が明日帰りたいとの電話があった。
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