フリーター

今朝の朝刊に、日本の今後、フリーターの増加が国力の低下をもたらす。「・・・技能や知識が身につきにくいだけフリーターの増加は、本人だけの問題でなく、人材が育たない・・・」とあった。
低賃金で雇うと目先の人件費支出は減るが、将来の芽も育てられない。正社員を極力減らすと、今はもうかるけど、将来への投資ではない。そのもうけの行き先は何処だろうか。
フリーター側にも、長いとこんなものという諦観が出るかも知れない。この気持ちが、自ら沈んでしまうのだろうか。

今日、若いのに手技を教えた。私の３倍位の時間がかかって、今ひとつ。患者さんが痛がってきたので思わず手を出してしまい交代。そして、５分で終了。
若い人に、患者さんは“痛いか、痛くないか ？ 楽になったか、ならないか ？ ”位でしか、感覚的には分からないから、とにかく十分に局所麻酔をして、痛い思いをさせないようにと言ったんですけど、“堪忍”。
ちょっと、フリーターからずれるけど、若い人の手間取りながら、これに耐えてやらせていくことは肝要。

“今日の不手際は、必ず次回の肥やしになる”
でも、３回やっても成長の跡が見えないときは考えよう。このやり方は、その人にむいてないかも知れない。でも、やってみさせよう。でないと、むいているか、いないのかさえ分からないから。
安直に自分がやって、若いのに外回り、下回りだけさせていると、初めのフリーターに対する態度と同じになってしまう。
（良いこと書きすぎだね、ほんとにいつも実践してるのかいと自分にも言わねばならない）。