昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

運が悪いことから全てが始まった(68)貿易会社(26)

2013-12-20 05:49:23 | 小説、運が悪いことから全てが始まった
 機械3課にはぽっかりと空白ができている。
 機械2課には課長も係長もいなくて、野川がひとり机の上を整理している。
 目が赤い。
 いつも偉そうな高木課長に指示されながらも笑顔で仕事をしていたのが印象的だった彼女。
 
 ぼくの目を意識したのか、彼女はさっと立ち上がって部屋を出て行った。
 
「野川さんがトイレで泣いていたわよ・・・」
 席に戻ってきた永野がボクの耳もとでつぶやいた。
 ・・・大崎が言っていたことは本当だったのだろうか。野川が泣いていたというのは高木課長に関してなのだろうか・・・
 その後高木課長を見かけることはなかった。

「警察ってところは凄いとこだね!」
 一週間ぶりで戻ってきたダニチ課長が語った。
「むかし、放置自転車の件で職務質問されたことがあったんだが、その件が蒸し返されて逮捕されちゃったんだ」
 屈託のないいつもの笑顔だ。
「別件逮捕ってやつか・・・」
 
 佐賀係長がつぶやいた。

 ─続く─

 プレゼントの時期が近づいてきた。
 我々の時代には想像もつかなかったアメージングな<おもちゃ>。

 ロボットがパトカーに変身する<トランスフォーマー>
  
 世界最小のリ<モコンヘリ>
 
 ぶるぶる動き、犬小屋にも出入りする<じゃれ犬>
 
 綿菓子をつくれる<わた菓子器>
 
 (フジテレビ・オージャパンダフルから)