昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(311)親と子の初心者囲碁教室

2018-11-12 04:55:18 | 三鷹通信
 三鷹市立第一小学校で「親と子の初心者囲碁教室」を日本棋院プロ棋士熊七段をお迎えして開催します。

 11月18日(日)10:00~12:00(受付9:45から)
 場所は三鷹市新川交差点の近くです。
 参加は無料です!
 どなたもお誘い合ってお出かけください。大人、子ども単独でも結構です。有段者のボランティアがサポートします。           



三鷹通信(310)三鷹市立第一小学校にも冬間近。

2018-11-10 07:50:39 | 三鷹通信

 三鷹市立第一小学校に、早くもクリスマスツリー!
 12月1日に「キャンドルナイト開催」のポスターも!
 昨日は、スマイルクラブ囲碁教室で子どもたちの相手をしました。

 一夜明けて、今日は快晴
 暖かくなるそうです。


     

エッセイ(465)秋深まる・・・。

2018-11-09 03:30:42 | エッセイ
 故郷金沢から兼六公園の雪吊りのライトアップ
 秋深く、冬近し!

 我が家の周辺でも。
 カリンの実がたわわに実り
 プロムナードのレッドロビンが赤くなり、ススキも競演です。
 百日紅の林と高い秋空・・・。

 秋深く、冬の近いことを実感!
              





なるほど!と思う日々(559)頻尿に竹踏みをお勧めします!

2018-11-08 04:15:40 | エッセイ
  香川県の讃岐と言えば<讃岐うどん>ですが、
 頻尿のお年寄りが少ないので有名なのです。
 実はこのところぼくもおしっこの回数が多くて悩んでいるんです。

 特に香川県の讃岐のうどん職人に<頻尿>が少ないのだそうで調べてみたら、
 どうやらうどんを足踏みで捏ねているのが身体ににいいのだそうで・・・。

 朝晩、3分ほど<竹踏み>をやってみることにしてみました。
 しかし、土踏まずの部分がめちゃ痛い!
 我慢してやりだしましたが、果たして効果は?
 





          





なるほど!と思う日々(558)自律神経セルフケア術・<腸活>!

2018-11-07 06:14:02 | エッセイ
 ストレスや感情のブレ、睡眠不足など、からだのバランスが崩れることはありませんか?
 これって自律神経が不調になるからです。
 しかもそれにはなんと<腸>が関わっているのです! 
 
       
 その改善のためには食べ物が大切です!
 
 オリーブオイルも効果的です。

 それと、<腸>を活性化させるための体操も!



エッセイ(465)11月6日はズワイガニ漁の解禁日!

2018-11-06 04:33:18 | エッセイ
 11月6日は富山県、石川県、福井県のズワイガニ漁の解禁日です!
 松葉ガニとか越前ガニとも呼ばれています。
 
 この季節になると、ぼくの故郷石川県金沢市の近江町市場に、あの「ボク、ドラえもんです」で有名な声優大山のぶ代が、東京からわざわざ買い出しにやって来たそうです。
 
 

 金沢に住んでいたぼくの妹はメスの香箱ガニを年末に必ず送って来てくれました。
 甲羅に詰まったミソと卵の味が抜群でした。

 ・・・その妹も残念ながら今や介護施設暮らしです。・・・
          




エッセイ(464)伊藤美誠・女子卓球スエーデンオープン2018で優勝!

2018-11-05 04:47:08 | エッセイ
 伊藤美誠(ランク7位)が女子卓球スエーデンオープン2018で優勝した!
 しかも準々決勝では中国の劉詩文(6位)を準決勝では丁寧(ランク2位)を大逆転で退け、決勝では朱雨玲(ランク1位)を宣言通り、スタートダッシュをかけ、4-0で圧勝!
 
 
 
 今後に期待できる完ぺきなできでした。

 一方フィンランドではフィギュア男子で羽生結弦選手が世界初の4回転トリプルアクセル連続技で今季世界最高の297.12点で圧勝!
 
 でも、広告は日本語の看板ばかり、
 
 観衆のほとんど、4000人は日本人だったそうで、日本の会場でやってるみたい!




三鷹通信(309)市民大学・暮らしの中の美意識(2)柳宗悦「雑器の美」

2018-11-04 05:46:09 | 三鷹通信
 
「それは貧しい<下手(げて)>と蔑まれる品物に過ぎない。奢る風情もなく、華やかな化粧もない」
「信徒が<南無阿弥陀仏>を口ぐせに何度も何度も唱えるように、彼は何度も何度も轆轤の上で同じ形を廻しているのだ」
「美が何であるか、…どうして彼にそんなことを知る知恵があろう。だが、すべてを知らずとも彼の手は速やかに動いている」
「陶工の手もすでに彼の手ではなく、自然の手だといい得るであろう」
「彼が美を工夫せずとも自然が美を守ってくれる」
「<平信徒>の無心な帰依から信仰が出てくるように、<庶民>自らの器には美が湧いてくるのだ」
 ・・・<雑器の美>より。」

 柳宗悦は1889(明治22)年、に生まれ学習院から東京帝国大学哲学科に進み、<民芸運動>を起こした思想家、美学者、宗教哲学者である。
 志賀直哉や武者小路実篤などの「白樺派」に参加<民衆・庶民>を重視した大正デモクラシーを展開した。
 
 武者小路の<新しき運動>の芸術版。
 江戸時代に洗練され、一部の家元に棚上げされた<芸術>への視点を<民衆>のもとへ戻そうという運動であった。 
 彼は、日本の宗教文化にも着目、全国に存在する<木喰仏>にも関心を持った。

 19世紀後半のイギリスの<プレラファエロ派前>・中世の芸術に戻る運動を起こした「生活の中の芸術の創始者」にも影響を受けている。
 
 <反復は熟達の母> 多くの需要は多くの供給を招き、多くの製作は限りなき反復を求める。反復はついに技術を完了の域に誘う。
 ・・・あの<雑器>と呼ばれる器の背後には、長き年と多くの汗と、限りなき繰り返しとがもたらす技術の完成があり、<自由の獲得>がある。
    それは人が作るというよりも、むしろ自然が産むとこそいうべきであろう。
 「馬の目」と呼ばるる皿を見よ。
 いかなる画家も、あの簡単な渦巻きを、かくも易々と自由に描くことはできないであろう。それは真に驚異である、と彼は述べている。

 また、柳宗悦は、朝鮮の工藝品に魅了され、朝鮮との友好関係を築いた。

 彼の業績は目黒区駒場の「日本民芸館」に見ることができる。  
 




三鷹通信(308)三鷹市民大学・暮らしの中の美意識(1)谷崎潤一郎「陰翳礼賛」

2018-11-03 02:42:26 | 三鷹通信
 三鷹市民大学「日本の文化コース」今日の講義は大久保喬樹東京女子大名誉教授の「暮らしの中の美意識・谷崎潤一郎の陰翳礼賛」である。
 
 谷崎潤一郎は、江戸っ子、それも下町っ子であり、明治の日本国家創設期の反動で、いわゆる大正デモクラシーの時代背景のもと、当初は耽美主義、マゾヒズム、江戸文明への憧れを持っていた。アメリカのエログロナンセンス映画にも魅かれていたようで、最初の作品は「刺青」
 肉体的女性像を描いた甚だ刺激的な作品であった。
 それが、1923年9月1日の関東大震災を境に、一変する。
 
 関西に移り住むことになり、それまでバカにしていた関西の土着文化に惹かれるようになる。
 昭和3年に発表した「蓼食う虫」
 は、文楽に興味を持つ老人夫婦を描いて、古風なわびさびの世界に関心を抱くようになる。・・・文楽の背景の闇に注目している・・・
 
 そして1939年に「陰翳礼賛」を発表する。
 ・・・私は、京都や奈良の寺院へ行って、昔風の、うすぐらい、そうしていかも掃除の行き届いた厠へ案内される毎に、つくづく日本建築の有難みを感じる。・・・
 日本の厠は実に精神が安まるように出来ている。それらは必ず母屋から離れて、青葉の匂いや苔の匂いのして来るような植え込みの蔭に設けてあり、廊下を伝わって行くのであるが、そのうすぐらい光線の中にうずくまって、ほんのり明るい障子の反射を受けながら瞑想に耽り、または窓外の庭のけしきを眺める気持ちは、何とも云えない。・・
 

 (西洋式のトイレは衛生的かもしれないが「風雅」や「花鳥風月」とは全く縁が切れてしまう。そんなにぱっと明るくておまけに四方が真っ白な壁だらけでは、漱石先生のいわゆる生理的快感を、心ゆく限り享楽する気分になりにくい)
 ・・・分けてもあの、木製の朝顔(便器)に青々とした杉の葉を詰めたのは、眼に快いばかりでなく些かの音響も立てない点で理想的というべきである。

 古の工藝家がそれらの器に漆を塗り、蒔絵を描く時は、必ず暗い部屋を念頭に置き、乏しい光の中における効果を狙ったのに違いなく、金色を贅沢に使ったりしたのも、それが闇に浮かび上がる工合や、燈火を反射する加減を考慮したものと察せられる。
 つまり、金蒔絵は暗い所でいろいろの部分がときどき少しづつ底光りするのを見るように出来ているのであって、豪華絢爛な模様の大半を闇に隠してしまっているのが、云い知れぬ余情を催すのである。
 ・・・私は、吸い物椀を手に持った時の、掌が受ける汁の重みの感覚と、生あたたかい温味とを何よりも好む。

 
 ・・・・もし日本座敷を一つの墨絵に喩えるなら、障子は墨色の最も淡い部分であり、床の間は最も濃い部分である。私は、数寄を凝らした日本座敷の床の間を見る毎に、いかに日本人が陰翳の秘密を理解し、光と蔭との使い分けに巧妙であるかに感嘆する。なぜなら、そこにはこれと云う特別なしつらえがあるのではない。要するにただ清楚な木材と壁とを以って一つの凹んだ空間を仕切り、そこへ引き入れられた光線が凹みの此処彼処へ朦朧たる隈を生むようにする。にも拘らず、われらは落懸のうしろや、花活けの周囲や、違い棚の下などを填めている闇を眺めて、それが何でもない蔭であることを知りながらも、そこの空気だけがシーンと沈み切っているような、永劫不変の閑寂がその暗がりを領しているような感銘を受ける。思うに西洋人の云う「東洋の神秘」とは、かくのごとき暗がりが持つ不気味な静かさを指すのであろう。・・・

 そして谷崎は戦中戦後にかけて(1942年~48年)「細雪」を発表する。
  
大阪の旧家を舞台に4姉妹の日常生活を絢爛でありながらも挽歌的な切なさも醸し出しており、映画、舞台、テレビにも取り上げられやすい題材だ。
  


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