昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(267)日本は<歴史認識>という蓋を外せるのか?

2015-05-31 02:27:28 | エッセイ
 
 井の中の日本は<歴史認識>という蓋で閉じ込められいましたが、外して大海に出ることができたのでしょうか?
 昨日のブログに追記しましたのでご覧いただければ幸いです。










 

エッセイ(267)日本は井の中から顔を出したのか?

2015-05-30 02:58:06 | エッセイ
 安全保障関連法に関する審議が始まった。
 しかし、井の中の蛙が口角泡を飛ばしているようにしか見えないのはなぜだろう。
 
 井とは日本のことであり、蛙とは国会議員のことだ。
 「井の中の蛙、大海を知らず」という言葉がある。

 大海とは世界の現状だ。
 戦後70年、世界第二次戦争で敗れた日本やドイツに代わって、今や中国やロシアが覇権的な姿勢を示している。
 
 
 
 

 世界が「パワーポリテクス」の下にある構図は戦前と何ら変わりない。
 <核兵器>という最終兵器を保持して他国を威圧する戦後は、戦前に増してリスキーになっている。
 その中、日本は「パワーポリテクス」の親玉とも言えるアメリカの庇護の下、「平和憲法」というお守りも頂いてぬくぬくと平和を享受してきた。
 しかし、ここへ来て親分の威光に影がさしてきた。
「お守りを与えた手前全面的にとは言わないが、少しはオレのこと手助けしろよ!」と言ってきたのだ。
 親分から言われれば子分としては従わざるを得ないだろう。

 で、<集団的自衛権>なる政策で親分をサポートすることになったのだ。
 今までのようにわが国民の血を一滴も流さずに済んだ時代は終わったのだ。
 身近には、北朝鮮のように「パワーポリテクス」を信じて<核武装に>に熱を上げる国もある。
 
 中東にはISのようなならず者集団も幅を利かしている。
 

「血を流すリスクが高まるではないか!」
「抑止力が高まるから、そういうリスクが高まることはない」
 なんてわが国のリスクについてばかり言い合っているが、血を流しあっている他国から見れば「バッカじゃなかろうか」と思えるんじゃないの?
 井の中から出て、大海を見据えた議論をしようよ。
  
 わが国が井の中から出て存在感を示すには、<核兵器>を旗印にする第二次世界大戦戦勝国クラブが牛耳る現状を打破しなければならない。
 簡単に出来ることではないが、唯一の核被爆国日本が<核兵器>を持たざる国々を糾合して「核兵器を旗印にしたパワーバランスが人類の滅亡に繋がりかねない、いかにリスキーなものか」を訴えるしかないと考えるが、いかがでしょう?
 先のNPT会議で、わが国は親分にお伺いを立てることなく、つまり井の中から出て「世界の指導者は被爆地広島、長崎を訪れるべきだ」と提案した。
 徐々にでも我が国の進むべき道の第一歩を踏み出したと思った。
 


 さらに、中谷防衛相はシンガポールで開催されたアジア安全保障会議で、中国を名指しで批判するという第二歩を踏み出した。
 
 今まで、遠慮深く井の中にいた日本が少し大海に頭を出したのだ。

 <歴史認識>という蓋で、日本が大海に顔を出すことを抑えつけてきた中韓も、そうはいかなくなってきたことを認識しだしたようだ。
 中国、習近平主席は二階総務会長率いる3000人の訪中団を熱烈歓迎した。
 
 韓国、朴大統領は未だしだが、4年ぶりで日韓防衛相が関係改善に向け会談した。
 

 戦後70年、世界はもはや日本を井の中に閉じこめておくことはできなくなった。
 日本も大海に出て、抗争の繰り返しという汚泥に満ちた大海を<積極的平和主義>で浄めることに力を発揮することを切に願う。

 
 
 

エッセイ(265)広島市長からいただきました

2015-05-29 02:27:03 | エッセイ
 松井一實広島市長から「レロレロ姫の警告」に関し、お手紙をいただきました。
 

 囲碁の吉原由香里6段からはブログにコメントをいただきました。
 
 

 また、(株)原田武夫国際戦略情報研究所の原田武夫CEOからもお手紙をいただいています。
 

 
 作者、昭和のマロより深く感謝申し上げます。


詩歌(10)きみといっしょに

2015-05-26 03:14:52 | 詩歌
 <きみといっしょに> 
 

 きみはどこから来たの?
 大海原に乗って?
 それとも大空から吹き付ける風に乗って?
 何故来たの?
 ぼくには分からない

 
 でもいつの間にかきみといっしょに行動している
 波に乗って大海原を渡り
 風に乗って大空を駆け
 宇宙に浮かぶわが星を眺めた
 何かが見えてくる

 
 きみは頷いている
 ぼくの輝きを増した瞳を見て
 そしていっしょに行動する
 心地よい気持が充ちてくる
 これこそ求めるもの


 「自然にも意志があるんです!」
  
  ・・・「レロレロ姫の警告」から・・・


エッセイ(264)世の中には<類>、<種>、<個>がある

2015-05-25 04:25:43 | エッセイ
 世の中には<類>と<種>と<個>がある。
 <類>とは人類であり、<種>とは国家、民族、組織で<個>は個人だ。

 先ず、ややこしいのは<種>である。
 昨日の「なるほど!と思う日々」で述べたように、国家や民族の対立は人類の叡知をもってもままならない。
 
 わが国内でも「大阪都構想問題」で組織の対立構造があったのは生々しい。
 
 道州制などの地方分権、小さな政府、規制緩和、官僚主義排除の推進を掲げて勇猛に戦った橋下氏も、<個>のわがままに逆らうことはできなかった。

 <個>といえば、たまたまフジテレビの「ボクラの時代」というテレビ番組を見た。
 今どきのタレントが自由奔放に語り合うのがなかなか興味深かった。
 
 ボクが知っているのはAKB48で有名な前田敦子ぐらいだったが、そのわずかなアッちゃんにたいするイメージががらりと変わるほど自由奔放なトークが交わされた。
 アッちゃんって、けっこう攻撃的なしゃべりをするんだね。
「高畑が好きだ!」と臆面もない柄本に「それで、私のことはどう思うのよ!」なんて言っている。
「ぜんぜん」なんて返されても平然としている。
「オレのおやじに明さん、なんて言わないでくれる」なんてことも言われた。
 柄本って柄本明の息子なんだ。
 高畑に猛烈なアッタックをした柄本も振られた話をあっけらかんと披露して、「でも、仲がいいのよね」なんて彼女から言われて満足している。
 彼らはなんのわだかまりもない<個>を楽しんでいるのだ。

 昨日はボクが幹事長を務める月一回の同窓麻雀会が48名で行われた。
 
 プレイ後のパーティも和気藹々とシニアのわだかまりのない<個>を楽しんだ。
 
 しかし、組織をたばねる幹事の中から「警告」が発せられた。
「みんなが楽しむためにはそれなりのマナーを守りましょう!」と。
 つまり、最近は電動の麻雀卓を使っていて、各自の持ち点が表示されるようになっている。
 それを故意に点棒の置き位置を変えて対戦相手を惑わすのはいかがなものかというわけだ。
 わだかまりを生じる<種>の問題はこんなところにも・・・。

 さて、<類>については、自然界から見た人類について、わが作品で触れている。
 
 さらに多くの方々に読んでいただけるよう、みなさんのご支援をお願いいたします。

 
 


なるほど!と思う日々(337)暴かれた醜悪な世界政治の現状

2015-05-24 04:53:58 | なるほどと思う日々
 NPT(核拡散防止条約)再検討会議決裂
 

 *今回提案された二つの提案
  「世界のリーダーは被爆地、広島、長崎を訪問する」
  
  中国が反対

 「中東の非核化」
 
  米国などが反対

 *以上からあからさまになったこと
  第二次世界大戦戦勝国<核クラブ>支配システムの現状に固執
 

  世界は巨大なユダヤ金融資本の支配下にあること
 
 
  この厳しい現状の中で、日本の希求すべき役割は何か 
 

5月23日(土)のつぶやき

2015-05-24 04:42:10 | なるほどと思う日々

自宅に近いし、優しそうな相談員そして女医の施設長。しかし、ボクの期待に反して、この新しい施設でおふくろはトラブルを引き起すのだ。 goo.gl/kw60id


小説<雪舞う日>おふくろと新しい施設(1) goo.gl/kw60id