<落語談義(4)>
熊さん:石原都知事が辞任して新党を作るらしいですね?
ご隠居:石原さんも80歳だそうだね。わたしと同じじゃないか。まだまだ元気だね。 最後のご奉公なんて言ってるが、執念だね。
熊さん:マスコミは第三勢力結集成るかってんで連日大騒ぎですね。
ご隠居:中国や韓国もトップニュースで伝えているね。
アメリカでもニュースになっているし、日本の政治家で世界の注目を浴びるのは珍しいね。
熊さん:なんで、外国まで話題になるんですかね?
ご隠居:「国のかたち」を変えるって登場して話題になった橋下さんに呼応するように石原さんが登場してきて、日本が今までと変わるんじゃないかと心配しているんだ。
熊さん:なんで心配なんですか?
ご隠居:右傾化するんじゃないかって・・・。つまり竹島とか尖閣などの領土問題に刺激されて、今までの国の体質が変わることを心配しているんだ。
熊さん:アメリカもですかい?
ご隠居:日本がアメリカの子分でいる間は安心なんだけど、石原さんみたいに自立しなきゃって考えが出てくると、ちょっと心配なわけだ。
熊さん:なんで日本が自立するのが心配なんですか?
ご隠居:日本は世界の大国の中では特異な存在なんだよ。戦争しませんなんて書かれた憲法を持っていて、核兵器も持っていないし。石原さんはそんな憲法を変えるって言うんだ。
つまりそんな甘いことを言っているから、他からバカにされて、竹島は韓国に獲られちゃうし、ロシアは北方領土を返してくれない。さらに中国に尖閣を狙われるような始末だとね。
熊さん:でも、日本は平和国家として各国から尊敬されているんでしょう? 日本も人並みに憲法を改正して、核兵器も持とうってんですかい?
ご隠居:そこまで言っているわけじゃないけれど、<力の論理>で動く国際社会の中で、日本をいわゆる<普通の国>にしたいと石原さんは思っているんだ。
そこで、アメリカも中国も自分たちと同じ姿の日本を想像して、筑波山麓のガマみたいに己が姿を鏡に映してたらーりたらーりと脂汗を流しているってわけだ。
熊さん:なるほど! 日本もたいへんな所に差しかかっているわけだ。
ご隠居:今まで日本は平和憲法の下、平和国家として世界にアピールしてきた。おかげで経済に注力して大国になった。経済力が好調だったときは他の国からも尊敬されてそれなりの自己満足ができたけれど、ここへきて経済力に陰りが見えてきた。
領土問題が発生したが政治は何も決められないし、将来的に明るい展望が見えなくて、国民の間に閉塞感が充満してきた。
熊さん;そこへ活きのいい橋下さんが登場・・・。
ご隠居;そうなんだ、ところが最初のうち囃し立てていたマスコミも、権力者は嫌いだから橋下さんの足を引っぱりだした。
そこで、満を持していた石原さんが「オレが強力なサポーターを務める」と登場したというわけだ。
熊さん:う~ん。これからの日本はどうなるんですかね・・・
熊さん:石原都知事が辞任して新党を作るらしいですね?
ご隠居:石原さんも80歳だそうだね。わたしと同じじゃないか。まだまだ元気だね。 最後のご奉公なんて言ってるが、執念だね。
熊さん:マスコミは第三勢力結集成るかってんで連日大騒ぎですね。
ご隠居:中国や韓国もトップニュースで伝えているね。
アメリカでもニュースになっているし、日本の政治家で世界の注目を浴びるのは珍しいね。
熊さん:なんで、外国まで話題になるんですかね?
ご隠居:「国のかたち」を変えるって登場して話題になった橋下さんに呼応するように石原さんが登場してきて、日本が今までと変わるんじゃないかと心配しているんだ。
熊さん:なんで心配なんですか?
ご隠居:右傾化するんじゃないかって・・・。つまり竹島とか尖閣などの領土問題に刺激されて、今までの国の体質が変わることを心配しているんだ。
熊さん:アメリカもですかい?
ご隠居:日本がアメリカの子分でいる間は安心なんだけど、石原さんみたいに自立しなきゃって考えが出てくると、ちょっと心配なわけだ。
熊さん:なんで日本が自立するのが心配なんですか?
ご隠居:日本は世界の大国の中では特異な存在なんだよ。戦争しませんなんて書かれた憲法を持っていて、核兵器も持っていないし。石原さんはそんな憲法を変えるって言うんだ。
つまりそんな甘いことを言っているから、他からバカにされて、竹島は韓国に獲られちゃうし、ロシアは北方領土を返してくれない。さらに中国に尖閣を狙われるような始末だとね。
熊さん:でも、日本は平和国家として各国から尊敬されているんでしょう? 日本も人並みに憲法を改正して、核兵器も持とうってんですかい?
ご隠居:そこまで言っているわけじゃないけれど、<力の論理>で動く国際社会の中で、日本をいわゆる<普通の国>にしたいと石原さんは思っているんだ。
そこで、アメリカも中国も自分たちと同じ姿の日本を想像して、筑波山麓のガマみたいに己が姿を鏡に映してたらーりたらーりと脂汗を流しているってわけだ。
熊さん:なるほど! 日本もたいへんな所に差しかかっているわけだ。
ご隠居:今まで日本は平和憲法の下、平和国家として世界にアピールしてきた。おかげで経済に注力して大国になった。経済力が好調だったときは他の国からも尊敬されてそれなりの自己満足ができたけれど、ここへきて経済力に陰りが見えてきた。
領土問題が発生したが政治は何も決められないし、将来的に明るい展望が見えなくて、国民の間に閉塞感が充満してきた。
熊さん;そこへ活きのいい橋下さんが登場・・・。
ご隠居;そうなんだ、ところが最初のうち囃し立てていたマスコミも、権力者は嫌いだから橋下さんの足を引っぱりだした。
そこで、満を持していた石原さんが「オレが強力なサポーターを務める」と登場したというわけだ。
熊さん:う~ん。これからの日本はどうなるんですかね・・・