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<女の魅力16>
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昨日の<この人にトキメキっ!>はバレーの森下洋子。
リスのようなつぶらな大きな目。秀でた額。知的に立った耳。大きな口で明るい顔。
小柄だが、贅肉一つない筋肉質の細い肢体。
背のわりには大きな手と足。
指が長く表現力に富んでいる。
トウで立っている。
トウは人間離れさせてくれると言う。
トウで立つと、瞬時に飛び立てる気になり、パドブルという動きで白鳥の悲しみも、妖精の軽やかさも得られる。
勇気とロマンスも与えてくれる。
トウシューズは一年に300足消費するそうだ。
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身体が弱かったので3歳からバレーを習う。
不器用でステップも他人より習得が遅い。
しかし、出来なくても自分はダメだと思わない。
そのうちに出来るようになり、いつかは出来るようになるものだと確信する。
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小さい時は州和みち子に師事。
それは厳しかったそうだ。
細い竹の鞭で容赦なく幼い子の腿を思いっ切り打つ。
しかし、大人が真剣に子どもに対峙する姿勢を感じ、耐える。
親はみみず腫れを見ても、ただ黙々と薬を塗ってくれた。
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小学校6年生の時、バレーを一生の仕事にしたいと自覚し、単身上京する。
両親も、バレーに捧げたわが子と、金を出しても一切口は出さなかったそうだ。
東京へ出てからは橘秋子に師事。
バレーだけでは人間として不完全と、料理や裁縫も仕込んでくれた。
冬、滝つぼに入って、滝に打たれる修行もした。
滝つぼに入るときの緊張は、舞台に上がる時に通じる。
気が入っているから風邪を引くこともなかった。
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57年間バレーを続けられたのは、バレーこそ天職として続けたい自分の気持ちと、周りの沢山の人に支えられたからだと思う。
走るのは遅く、自転車にも乗れない。スポーツは苦手。
そんな自分も誠実に毎日バレーのお稽古に励む。
心身は強くなり。息は切れず疲れを感じることはない。
今、松山バレー団団長を務める。
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そのスタジオに永井アナがトレーニング体験を兼ねて訪問した。
50人はいるだろうか、団員総出で出迎えて拍手で歓迎してくれる。
永井アナ、大感激だ。
階段部分からスタジオ全て四方が鏡で張り巡らされている。
自分の姿から目を外せない緊張感を与える。
全ての団員は毎日、基礎レッスン、バーレッスンから始める。
夕方終ってから団員一同、狭い食堂に詰め込まれるようにして、食事する。
半分以上は立って食べる。
今日はカレーライスだ。
それぞれ反省の言葉を述べながら楽しく食べる。
こうして大勢の気持ちがひとつになり、演技にも反映され、見る人に感激を与えられるのだ。
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バレーの相手役を務める夫の清水哲太郎は彼女を表して言う。
「森下は陽気、前向きに自分を鼓舞する天才。自分のダメさも自覚しつつ、誇りを持ち、気高さを保つ。天から差し向けられた天使に飾り物でない活躍の場を与えたい」
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森下洋子はテレビのスタジオで自作のバレーを披露する。
先ず、アレーテから始める。
稽古場のバーを使ったバ-レッスンのシーンだ。
そしてロミオとジュリエットからジュリエットが初めて舞踏会で舞う可憐な舞い。
続いて白鳥の湖から悲しい白鳥の舞い。眠りの森の美女の楽しい舞い。
そして最後はやはりアレーテのレッスンの踊りで終る。
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森下洋子は言う。
「毎日が一年生です。今日が終ったら、また明日は、という日々です」
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女の魅力というより、森下洋子は人間の魅力でした。
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明日は、男と女がからむ魅力です。