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う~ん、まだ残っていたか?
今から20年以上も前、総会屋と銀行の関係が表ざたにされ、ニュースをにぎわしていた当時を思い出した。
住友銀行の本部役員のひとりが口を滑らせて、小谷(仕手集団<光進>代表)に対して不用意なことを喋ってしまった。
「問題を起した不動産業者と小谷と、どちらに引っかかるのも同じことだ」というような意味のことを西(住友銀行副頭取)が言ったと、小谷に漏らしてしまったのだ。
このころ、86年1月、銀座支店の副支店長に栄転していた山下の机上の電話が鳴った。
相手は小谷だった。
「この言葉は本当か。・・・もしこの言葉が事実だとしたら、俺はどんな手段を使ってでも、西副頭取と磯田会長を一緒に串刺しにしてやるつもりだ」
耳に入ってくる小谷の語調はかなり強いものだった。・・・
小谷は大阪時代にさかのぼるかなり前から取引関係のあった住友銀行に愛着を持っており、訴訟を起こされた今回の取引にしても、小谷側が泥をかぶった部分が少なからずあった。
さらに、小谷と同等とされた不動産業者は経営危機に陥っている上に、世間的な信用も芳しいものではなかった。
このため、西の発言として不用意に伝えられてしまった(どちらに引っかかっても・・)という言葉は、小谷の<誇り>を著しく傷つけるものと言えた。
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「この人は本当にやりかねない」
こう感じた山下は有力役員の西には直接いいにくかったのか、上野支店時代の顧客だった宝飾店主に連絡した。
この店主は大蔵省の官僚と太いパイプを持っていたが、西とも親しかった。この宝飾店主なら西にも直言できるにちがいないと、山下は考えた。
宝飾店主は、山下の依頼をすぐに引き受け、西と小谷の和解の場をセットした。・・・
会食は極めてなごやかに進み、今後も円滑な取引を続けていこうという話になった。
きっかけは不用意なものではあったが、この会食は、西と小谷が関係を深める第一の場となった。(佐藤章・金融破壊より)
東京国体開幕セレモニーが昨日調布の味スタで行われた。
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地元三鷹市の大沢総合グランドでも、今日からサッカー、ソフトボール、アーチェリーなどが始まる。