昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(205)根拠のない自信

2014-05-29 02:38:49 | エッセイ
 NHKの朝ドラ<花子とアン>で、鉄の女富山サキ先生は言った。
 
 
「でも安東さんのいいところは、その根拠のない自信ですからね」

 ボクが根拠のない自信をもとに、<レロレロ姫の警告>を世に出すと口走ったら、メル友(親友の奥さま)から素敵な言葉をいただいた。
 

「朝ドラで”根拠のない自信”が出てきて、ニンマリしていた私ですが、マロさんも同類項だとは・・・。でも前へ進める原動力はこれしかありません。自分はすごい!と思わなきゃ。から元気でもいい、自分を信じないと。・・・『人はなぜ表現したがるのか、自然の美しさに勝るものはないのに、眺めているだけで満足できないの?』いつも私はそう問いかけています」
 
 読書ミーティングで推薦した<科学の宝箱>の中でロボットの権威、古田貴之氏が言っている。
 
「人生は一度。やりたいことを諦めずにやろう! 人間諦めるか死なない限り挫折はない!」

 幸いに中学の同窓会の仲間から励ましの支援もいただきました。
 ・・・もう、残された時間はない。決断の時だ・・・
 人生最後のひとっ走りです。
 作品ができたときには、このブログをご覧の皆さまにも厚かましくもご支援をお願いする次第です。
 (昭和のマロ) 

有名人(52)男と女、ペアの魅力(5)

2014-05-26 04:02:17 | 男と女の魅力
 最近、マスコミに再ブレイクして毒舌で売っている有吉弘行とか坂上忍なんてのがいるけど、

 
 今度は元祖毒舌タレント、ヒロミが出てきた。
 もとも彼の場合、奥さんの松本伊代とのペアで再ブレイクだ。

 
 ヒロミって、強面だけど奥さんにはめっぽう甘いんだね。
「ウチの奥さんはちょっとおかしいんだよね。例えば、コップをテーブルの上に何日も出しっぱなしにしてるから、いつ片づけるの?って訊いたら、そうね、明後日ぐらい!って答えるんだ。だからボクが片づけることになっちゃうんだ」

 でも、お子さんには厳しくて、男の子が二人いるんだけど、お母さんを困らせていると、「オレの女になにすんだ!」って怖いらしいよ。
 

 奥さんは料理が得意でないみたいで、朝は味噌汁と卵焼きだけ。味噌汁はしょっぱかったり、毎回味が変わるし、卵焼きはヒロミはかためが好きなんだけど、ぐじゃっと崩れたりしている。それでも彼は文句いわない。
 
 むしろ自分で作ってあげたりする。
 
 
 毎日いっしょに散歩して、肩をもんであげたりする。
 
 ともかく見かけによらずヒロミは優しいんだ。

 そして今度の芸能界の再登場について、「そりゃなんたって芸能界だね、こうしてしゃべるだけで金になるし、事業はたいへんだよ! 芸能界にしがみついていなきゃ」
 
 このカップルを6年前このブログを始めた頃、最初に取り上げたことを思い出した。

 なでしこジャパンが、初めて女子サッカーアジア杯を獲得した。
 
 澤選手もチャレンジして9回目で念願の優勝だそうだ。おめでとう!
 これで名実ともに世界一だね。

 

なるほど!と思う日々(276)体感型映画館

2014-05-21 03:06:28 | なるほどと思う日々
 今やテレビは大型化し、解像度も抜群、映画館に行かなくても映画が楽しめる時代だ。
 そこで映画館もあの手、この手で対応策を考えている。
 <座席が動く!> <風や匂いが舞う>
 

 映画<Glee>を観ながら歌って踊れる。
 

 映画<フラガールズ甲子園>の最後に一緒に踊る出場校の生徒たち。
 

 川崎のハロウイーン映画祭では、<ロッキー・ホラー・ショー>パフォーマンス思いっきりやりたい放題バージョン。
 

 映画館ではないが、新宿の<踊る居酒屋>では踊る阿呆に食う阿呆、同じ阿呆なら踊らなや損! と阿波踊り。
 

 <踊る>と言えば、座ってやるのが商売の囲碁棋士までもが<恋するフォーチュンクッキー>を楽しそうに踊ってますぞ!
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

三鷹通信(88)第7回読書ミーティング

2014-05-18 03:37:43 | 三鷹通信
 今回は講師の2冊をはじめ計8作品、これまで最多の本が推薦された。
 講師はじめ、集まったみなさんのご意見、感想を拝聴しましたので、ここにボク的にまとめてみます。

 先ず、講師からベストセラーとして、村上春樹の<女のいない男たち>とロングセラー、ヘミングウエイの<老人の海>

 ウオールストリートジャーナルでも、発売日に徹夜で書店に並ぶハルキストを取り上げていたそうですが、この<女の~>は発売1か月ですでに40万部の文句なしベストセラー。
 
 日本のみならず、世界中で何故これほど人気があるのか?
 ボクが若いころの、ゲバ棒を振り回していた時代が終息して、やり場のない若者の孤独感と人生に対する喪失感が彼の作品に向かわせるのでは?

 そんなある意味自分のライフスタイルを持った若者の姿を、彼は比喩やメタファーを駆使した美しい文体で表現し、共感を覚える読者を誘う。
 
 この作品をボクはまだ読んでいないが、「50歳を過ぎたプレイボーイが恋の悩みで餓死する」なんていう短編があると聞かされれば読んでみたい気にさせられる。

 逆にそのもったいぶった文体が気にくわない、とかそんな孤独感、喪失感に共感できないという人たちにとっては「読む気がしない」ということになる。
 また「女に先入観をもっている。女を蔑んでいる」と嫌う女性もいた。

 それでも講師はこれからも村上春樹を取り上げていきたいと、いたくご執心のようだ。
 売れる作家という点では興味津々だが、売れる一因としてマスコミ効果が無視できない。
 編集者魂をくすぐる作家であることは間違いない。

 <老人と海> 夏目漱石の<こころ>、太宰治の<人間失格>に続いて不動の第3位のロングセラーだ。
 
 老人漁師が力を尽くして釣り上げたカジキマグロを船にくくりつけて戻る途中、鮫にほとんどを食い尽くされてしまい、少年に慰められると、ただそれだけの作品がなぜ受ける?
 
 福田恒存に言わせれば、ヘミングウェイは純粋に客観的な外面描写を用いて、彼自身の主観が認めうる理想的な人間像を描いた。読者は綿密にかれの行動をたどることによって、生理的、心理的、倫理的なカタルシスを感じ、読み終わったあとで心身の爽快さをおぼえる。
 村上春樹作品とは趣を異にするようです。

 <海をみていたジョニー>五木寛之
 
 仲良くなった黒人ジョニーが、ベトナム戦最前線に送られ、帰還。3人でセッションを組み彼は素晴らしいジャズを演奏する。
 しかし、心に傷を負った彼はブルースは汚い手では弾けないとつぶやく。

 <科学の宝箱>TBSラジオ編
 
 不思議と発見がいっぱいの科学
 あの<はやぶさ>は故障したのに自力で地球に戻って来たとか、なるほど!という話が満載。

 <この素晴らしい星空をあなたに>を実現したプラネタリウムの大平貴之氏は言う。
 将来的に人間はよりテクノロジーを進化させていくのか、それとも自然との共生の社会を目指していくのか、(技術者としてはともかく)科学者は真理を追究して神と向き合わなければならない。・・・ボクが魅かれた1点です。

 <吉祥寺が『いま一番住みたい街』になった理由>斉藤 徹
 
 戦後の闇市・ドヤ街から、高度成長期はピンク街、ジャズとフォークソング、マンガ、小説の舞台のサブカルチャーの若者の街。
 狭い所にぎっしり個性的な店舗、大型店舗もほどよくあり、老若男女のほとんどの買い物が済ませられる。近くには井の頭公園という憩いの場もある。

 <狂気の沙汰も金次第>筒井康隆
 
 ご存じ、刺激的な言葉乱発の作家。
 悪意、皮肉、自虐、下ネタ満載のエッセイ集。こどもに読ませたくない本。
 しかし、推薦者は小学生高学年からはまり、ツツイストになってしまった。

 <夏目漱石の妻>鳥越 碧
 
 文豪と悪妻の誉れ高い奥様の知られざる内実。興味津々です。

 <恐怖はゆるやかに>渡辺淳一
 
 先程お亡くなりになった<失楽園>の作家の、医大に勤務していたころの初期の作品。
 マイカーを買ったばかり、幸せな人生を歩むはずだったのに、追突事故を起こして人生を転げ落ちることになるサスペンス。

 今日は盛りだくさんでまとめきれません。失礼の段はお許しを。
 
 

 

なるほど!と思う日々(275)大規模女子生徒拉致事件

2014-05-17 04:34:07 | なるほどと思う日々
 今週初め、ナイジェリアから衝撃的な事件が伝えられた。
 
 大量の女子生徒を拉致したのは、通称ボコ・ハラム(西洋の知・禁忌)という武装集団。
 正式名称は<宣教及びジハードを手にしたスンニ派イスラム教徒としてふさわしい者たち>
 首謀者は、「少女たちは教育をやめ、結婚すべきだ」と言っている。

 我々西洋文明の下で育った者にとっては理解しがたい事件だ。
 昔読んだ小田実の<何でも見てやろう>の一文を思い出した。
 
 西欧化した日本も、基のところでは依然として西欧とは考え方の差がある。
 しかし、アラブと西洋との差ほどではないと小田実氏は言っている。

 日本と西洋との距離は、日本が高度に西洋化された社会であるという事実を全部ぬきにしても、もともと(西洋)とアラブやインドの世界との距離よりも小さいのではないか。
 逆にいうと、そういう下地があったからこそ、日本は明治以来の短時日のあいだに、かくも急速に西欧化されたのではないか。
 私は今ビルディングや工場やネオンサインのことについてではなく、われわれの考え方や感じ方について言っているのである。
 それらのものの西洋化には、もともと(西洋)の思想と共通のもの、それとすくなくともおつきあいできる共通の基盤のようなものが存在してはじめて可能であったにちがいないのだ。
 そして共通の基盤というものは、やはり、それは<ヒューマニズム>というものであろう。
 すくなくとも、思想なり、感情なりがオバケのものではなく、人間のものであること─。


 道路拡張工事の中、こんな瀟洒な家が一軒だけ取り残されている。
 
 持ち主の無念の気持ちが分かる。 

なるほど!と思う日々(274)白人どものトリック

2014-05-16 05:09:01 | なるほどと思う日々
 「メキシコの朝」でD.H.ロレンスは言っている。
 

 時間にしても、距離にしても、メキシコ人にとっては漠然としたものなのに、白人どもはそれをぶつぶつと細かく、しかも精密に切ってしまう。
 それを基に白人どもは人間が生活するカギを握ってしまった。
 黒い目のメキシコ人は生きるために傲慢な白人どもに従属を余儀なくされた。
 一日の時間割、お金、秒単位で動く機械、メキシコ人もそういった白人どものトリックを否応なく学ばなければならなくなったのだ。


 今やグローバリゼーションとかで、世界中が白人トリックに巻き込まれ、のんびりマイペースで生活するなどとのんきなことを言っていられなくなってきた。
 マハティール元マレーシア首相が既に今世紀の冒頭に警告を発している。
 

 新世紀(2000年)を迎えるにあたって注意せねばならないことは、グローバリズムの中でモラルなき巨大資本が国境を越え、政府を無視し、貧しい民を無視して、ただ利益ばかりを追求していることです。
 アジアの富の蓄積を為替投機家が一晩で崩壊させ、民衆を失職させ、暴動を巻き起こす。
 冷戦後の現在は<絶対資本主義>ともいうべき無慈悲な怪物が歩き出している。
 資本は巨大であればあるほど利潤効率がいい。
 アジアの発展途上国がいかに固有の文化、価値を保持しながら、この手ごわい相手と向き合うかが、今後の課題です。


 昭和のマロ「そんな思いをファンタジー作品<レロレロ姫の警告>に込めようと努力中です」

なるほど!と思う日々(273)小保方問題から浮かび上がった科学界の病理

2014-05-13 04:11:36 | なるほどと思う日々
 もうひとつ納得いかなかった<小保方論文・改竄・捏造問題>だったが、今月発刊された<文芸春秋六月号>で腑に落ちるものがあった。

 <疑惑の細胞>立花 隆
 ・・・今回の事件、世の関心がこれほど集まったのは、STAP細胞という、山中伸弥博士のiPS細胞にも比肩する不思議な細胞が発見されたことにあった。
 あらゆる細胞はDNAにプログラムされた予定運命から逃れられないという生物学の常識に反して、iPS細胞はわずか4つの遺伝子の導入だけで予定運命を書き換えてみせた。
 STAP細胞は同じことを細胞の生育環境に一定のストレスを与えるだけで実現したとされた。

 (ここまでは、我々も納得の感動ニュースとして受け止めた。ところが、論文に改竄・捏造があるという指摘があり状況は一変する)

 私はこの一件において何より重要なのは、STAP細胞(現象)があるかないかの一点であり、それにくらべたら少々の論文の不正など(全部がでっちあげデタラメでないかぎり)大した問題ではないと思っている。なぜならSTAP現象があるとなると、細胞生物学の根幹の考え直しが迫られるくらい重大と思うからだ。論文不正の真偽をさしおいても、STAP現象の真偽の決着をつけてもらいたいと思っている。
 (ぼく自身もこの点はまったく同感である)

 ところが、もうひとつの中山敬一九州大学教授(日本分子生物学会副理事長)の特別寄稿論文が衝撃的だった。

 <実は医学論文の7割が再現不可能>
 <小保方捏造を生んだ科学界の病理>
 ・・・既に理研の調査委員会も認定しているように、ほとんどの科学者はこの論文は明らかな研究不正であると見なしており、画像の切り貼りや使い回し、他人の文章の盗用などは、理由の如何にかかわらず絶対に行ってはいけないというのは、大学生でも知っていることである。
 いくら小保方氏が「STAP細胞はありまぁす」と強弁しても論文が正しい方法に基づいていない以上、そこから得られる結論はゼロ(白紙)というのが、科学の掟である。
 (少しは分かりやすくするために手直ししたり、他人様の文章を流用したりしてもいいんじゃないの? って思っちゃうけど・・・)

 例えば「UFOを見た」と主張する人が差し出した証拠写真が、タライを糸で吊り下げたようなチープな合成写真だったら、その人がUFOを見たという主張を信じる人はいないだろう。
 現時点では「STAP細胞はない」というに等しいのである。

 (小保方氏の論文はその程度のものだと結論づけちゃっていいの?)

 ・・・研究不正は蔓延している。医学論文の7割は再現不能とか、科学者の3割は何らかの不正をしたことがあるというデータもある。・・・
 科学の世界にも競争原理が入り込み、成果を挙げた科学者が出世し、報酬を得るという業績主義がドグマとなった。そうなるとどうなるか。科学者の本文を忘れ、立身出世のためだけに科学を不正に利用する輩が出てくるのは、人間の性だろう。
 
 このような歴史の経緯を考えるとき、研究不正はスポーツ界におけるドーピングに似ているということに気がつく。スポーツも昔はアマチュアだったが、今は科学と同様に完全に職業化している。
 しかし、スポーツには<精神>と<ルール>によって初めて公正な競技が保証されるが、科学の世界は性善説に基づく不文律によって支配されている部分が大きい。科学におけるルールが明確でないことは、過ちを生み、それを許容する土壌が醸成されかねないし、過ちを装った捏造も起こりうるだろう。
 スポーツ界は必死にドーピングと闘っているが、科学界はルール違反に対して何も有効な策を打ちだせておらず、スポーツ界の足下にも及んでいないのだ。

 (なるほど! 少々不正があっても、なんて見逃しているととんでもないことになるぞ!ってことか。)

 最後に、私と共にアンチ捏造シンポの座長を務めてもらった山中教授の言葉を紹介する。
「研究って、ゴルフとすごく似ていると思うんですね。ゴルフは自分でスコアをつけますから、ごまかそうと思ったらごまかせる。でもゴルフを始めたときに『スコアじゃないんだ、立派にやることが目的なんだ』という先輩の言葉が大事だ」

 (たしかにね・・・。最近ゴルフ打数カウンターを持っているから間違いない、と言ったら押し忘れに気をつけろ!って言われた。)
 
  
 

なるほど!と思う日々(272)小保方氏コピペ不正と断定

2014-05-09 03:39:50 | なるほどと思う日々
 理研調査委員会は<STAP細胞>コピペ不正に関する小保方晴子氏の反論を却下。
 再調査しないことを決め、小保方氏の論文は悪意の<改竄・捏造>があったと結論づけた。

 

  

 *剽窃は大きく言えば人類社会の共通的現象。明治大正文化なるものはほとんど西欧からの剽窃文化。(思想家・林 達夫)

 *この世の膨大な書物の多くは<孫引き>ではないか・・・、書物は古代からあるものを取っ換え流用しているに過ぎず、それをどんどんさかのぼらなければ、真のオリジナルにはたどり着けないと悟った。(作家・荒俣 宏)


 

なるほど!と思う日々(271)自然と共に・版画家・ボクネン

2014-05-07 03:26:22 | なるほどと思う日々
 自然への限りない情報を根っこに据え、森羅万象を、一気呵成の彫り上げ・裏手彩色の技法を駆使する版画家<ボクネン>(名嘉睦稔)(NHKテレビより)
 
 
 森に入る。
 
 ガジュマルは歩く!
 土壌を求めて根を次々と伸ばしていくさまが歩くように見える。
 
 ちなみにウチのベランダのガジュマルは20年以上経つのに、狭い鉢にはめ込まれて・・・。かわいそう。
 

 海に出る。
 
 珊瑚の化石の中
 
 地平の先に神ぞ宿る
 

 作品となった<海>
 
 そして彼は気象衛星<かぐや>から観た地球を描く
 

三鷹通信(87)武蔵野公園、緑の中のバーベキュー

2014-05-05 03:42:31 | 三鷹通信
 快晴の五月晴れ。
 昨日は地域の人たちと恒例のバーベキューを武蔵野公園で行った。
「たいへんなことになってます。GWをナメていました。人がすごいことになっています!」
 早朝、場所取りに行っているGさんからメールが入った。
 少し早めに家を出た。家から3キロあまり。歩いていくことにする。

 東八道路のつつじがキレイだ。
 
 写真を撮りながらのんびりと歩く。
 交差点で「お先に!」とTさんが自転車にバーベキューセットを積んで通り過ぎて行った。
 野川公園の先に、都立武蔵野公園がある。
 
 

 満車です!という看板を掲げているのにまだ車が入っていく。
 バーベキュースペースは大変な人、人で埋め尽くされている。
 
 どこに我々のグループがいるんだか分からない!
 ともかく去年と同じようにGさんの赤シャツを目当てに探しまくる。
 ・・・あっ! 居た・・・
 

 Gさんご夫妻が用意してき豚、牛、鶏などの肉類をTさんが焼き出す。
 
 「お待たせいたしました・・・」かなり遅れて野菜係のT女史が到着。
「ほら!こんな素敵なサラダをお持ちいただきました」
 
 おにぎりまで持ってきていただいた。
「肉も、サラダも、野菜も美味い!」
 ボクはソーセージとさつま揚げを持ってきた。
 おつまみを持ってきた人も。みんなで持ち寄りパーティだ。

「緑と、光が輝いて風が爽やか。最高!」
 思わず誰かが叫ぶ。
 
 
 


「昨日から飲み続けていたもんだから・・・」
 

 さらに遅く、顔を出したHさんがお得意の竹トンボを作ってくれた。
「人にあたらないように気をつけて!」
「あっ! 飛んだ、飛んだ!」

 
 
 子どもみたいにはしゃいでいる。
 Hさんはみんなに1本づつ作ってくれた。

「今職場で人間関係に悩んでるんです。どう対応したらいいんでしょう?」
「嫌な相手には、良いところを見つけて、逆に褒めてあげるのがいいですよ」
「貴女の人柄で自然に付き合えば何の問題もないですね。気にすることはありません」
「からだがしんどいときはS夫人のヨガ道場がいいですよ」
 いろんな話が出た。
「友は類を呼ぶっていいますが、こんな仲間が出来たんですから、幸せなんだということですね」
「来年はわたしが場所取りをします!」等々・・・。
 すばらしい一日でした。

 世界卓球団体戦、男子はドイツに敗れたが女子は香港に勝って31年ぶりの決勝進出!
 平野早矢香がセット0-2、土壇場で4-9のビハインドから大逆転が大きかった。
 最後は石川佳純が締めた。
 
 それにしても、勝負は微妙な精神状態から崩れる。
 平野に優勢だった相手が、審判の判定に不満を持った瞬間から状況は変わった。
 さらに「今のはネットではないのか?」と相手の監督がビデオ判定を求めたのが選手の動揺に拍車をかけ、敗戦へと転がり落ちて行くきっかけを作った、と見たのだが・・・。


 今、5時20分、震度4のかなりの強い地震を感じた。