昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(650)今年も押し詰まりました③

2019-12-31 04:04:49 | エッセイ
 昨日、調子に乗って近くのスーパーへ杖なしで買い物に行きました。
 家内から頼まれたものをぶらさげて、意気揚々と帰ってきましたが、ボクの必需品として買ったはずのCCレモンがありません。
 再び杖をついて行ったら、<忘れ物>として置いてありました。

「アホ!」この言葉で、今年は締めざるを得ません。       



なるほど!と思う日々(645)及ばざるは過ぎたるに勝れり

2019-12-30 04:28:43 | なるほどと思う日々
 世界に類例のない、300年の平和の礎を築いた徳川家康公のお言葉であるぞ。         
 東照宮の鳥居は本殿に対して6度傾けて建てられている。
 
 宮大工は施工の際、どこかに傷をつける。

 世の中に完璧なんてあり得ないって、ことだ。
 
  



エッセイ(649)チャンづけの意味

2019-12-29 06:06:45 | エッセイ
 最近テレビで女性を見るとチャン付けで呼ぶ。
 家内は気に入らないようだが・・・。
 (沢尻)えりかチャン(広瀬)すずチャン(上戸)彩チャン(芦田)愛菜チャンと言った具合だ。
 若い子だけではない。
 (安倍)明恵チャン、(山東)昭子チャン。
 こうなると、もはやバカみたい!となる。

 身近な敬愛すべき対象として女性をチャン付けで呼ぶのだが・・・。        


エッセイ(648)今年も押し詰まりました②

2019-12-28 05:24:12 | エッセイ
 医者との関りでいけば、武蔵野徳洲会病院の院長先生を挙げなければならない。
 
 この病院でボクは胃癌ステージ2と診断された。
 外科部長からは手術すべきだと断じられたが、ボクは歳も歳だし、癌と共生する道を選びたいと主張した。
 院長先生は、ボクのやりたいこと、入院生活の負担などに配慮して理解を示してくれた。          
 また、三田会の活動にも関心を持たれ、ご自身も三田会に入会した。
 今は退任され、銚子に移住されてしまったが・・・。
  
 ボクの生き方に理解を示してくれたのだ。



エッセイ(647)今年も押し詰まりました。

2019-12-27 04:27:14 | エッセイ
 昨日は吉方病院に行く日だった。
 ボクは考えた。吉方病院は整形外科専門病院だ。
 整形外科的にはボクは完治している。杖付きで歩いているが
 (杖なしで歩くこともできる)

 ボクは院長先生に義理を欠くことになるが、マイファーストで考えて行かないことにした。
 
 そして、年齢的にも最終段階に差し掛かっている。
 自分のやるべきことは何か?を考えた。

 5年前、世に問うた作品の続編を出版することだ!

 テーマは、
 自然界から観た人類社会
              



小説「派遣社員木村なつみ」④

2019-12-26 04:43:31 | 小説「派遣社員 木村なつみ」
 なつみに、先日の会社主催のゴルフ会の清算処理を依頼した。
 席を外した際に、机の上にメモが置いてあった。
 二つ折りにしてマークで封がしてある。
 開けてみると、
 ミスター司とあって、
 お金は右上の引き出しに入れてあります
 と書いてある。

 後で彼女が現れて「見ました?」というから、
「ハートなんか付いているからびっくりしたよ」と言うと
「ドキドキしました?」だと。
 とんでもない女だ。

 このところ仕事が忙しくなってきたので、英語ができるという彼女を最近派遣で入れたのだが、25歳の未婚の女性だ。
「わたしは季節労務者だから・・・」
 とかなんとか言いながら、上司の心の中まで、ずかずかと平気で入り込んでくる。
 
 ちょっと格好いい若い男にはすべて声をかけ、自分より若い高橋には「ヨージョー(陽三)」と呼び捨てにし、全体会議のときには、土浦営業所の大川を捉まえて、あたかも以前からの知り合いのように話し込んでいる。

 ボクには、最初の内は「司部長・・・」と恐る恐るだったのが、最近では「ミスター・ツカサ。グッドモーニング」だ。
 最近ドラエモンの好きな陶芸専門家のイギリスの年寄りと付き合ったいるらしいが、日本語が上手なので、勉強にならない、と嘆いている。

 ─ 了 ─
             




小説「派遣社員木村なつみ」③

2019-12-25 07:40:34 | 小説「派遣社員 木村なつみ」
 ボクは部長席でパソコンを使っている。
 聞くともなく若者たちの会話を聞いている。

「おごってくれるって話はどうなったの?」
 木村なつみが、事務処理をしながら、そっと隣りの中村に話しかけた。
「そうだっけ・・・」
 中村くんがとぼけている。
「忘れていないからね。絶対よ!」
 なつみの言い方がちょっときつくなる」
「じゃあ、その辺で・・・」
「牛丼とかハンバークじゃだめよ!」

「ちょっと待ってくれよ。もうちょっとでカネがまとまるから。・・・そしたらおごるから」
「何それ・・・」
 なつみが中村の顔を見つめる。
「うん。麻雀で勝っているんだ・・・」
「あなたって、麻雀強いんだってね。矢部くんが言ってたわよ」
「・・・」
「あいつ、どうしようもないって・・・あなたギャンブラーなのね」          

「そういうわけじゃないけど・・・。そしたらオレの味方になってくれないかな?」
 とつぜん中村が、思いついたというように言った。
「味方って?」
「みんな、しっかりして、中村くんなんかに負けないで!ってはっぱをかければいいんだ」
「・・・」
「なつみが言ってくれれば、みんなやる気になるかも・・・」
「あんた周りは敵ばっかりだもんね・・・」

 ボクや所長のような年寄りには寡黙ななつみも、中村のような仲間には心を開いておしゃべりになる。

 ─ 続く ─


小説「派遣社員木村なつみ」②

2019-12-24 05:28:09 | 小説「派遣社員 木村なつみ」
 「いや、ボクはそんなこと何とも思っていないけど・・・」
 口に出してから、あ、まずいこと言ったかな?と思った。
「えっ! ってどういう意味? うわさを信じるってこと?」
「いや、そんなうわさ、ぜんぜん信じていないよ」
 あわてて否定した。
  
「なら、いいけど、専務とは仕事の関係だけで個人的な関係はいっさいないからね!」
 なつみは断言するように言った。
「もちろん、お食事をご馳走になることはあるわよ。でも変な関係はいっさいないからね!」
「・・・」
「この間経理の宮村さんからそんな話されてびっくりしたわよ。油断も隙もないんだから・・・」「・・・」
「行動には注意しないと・・」
 なつみは自分を戒めるようにつぶやいた。

 ・・・永作博美に似ているな・・・
 ボクは改めて、彼女のコケティッシュな顔を眺めた。

「今日はありがとう」
 彼女を下高井戸で下ろし、ブレーキを解いて発進すると彼女の声が追って来た。
 ・・・ボクの車に乗り込んだのは、そんなことが言いたかっただけなのだ・・・
 
 ─ 続く ─
              




エッセイ(646)今年最後の三鷹三田会麻雀会

2019-12-23 04:42:20 | エッセイ
 今年最後の麻雀会に臨んだ。
 参加者48名。成績は後ほど幹事から報告があると思うが・・・
 ボクは、28位くらいかな?
 賞にも預からないので、パーティに参加せず、そぼ降る雨に濡れながら帰った。

 出かけるときには、子どもたちが菜園で収穫しているのが遠めに見えた。
 
 *これからは、子どもたちに期待する小説を書くことに専念しよう!

  小説を書く