昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(568)ぼくらは毎日新品になり続けている!

2019-02-28 05:59:59 | なるほどと思う日々
*「ぼくらは毎日新品になり続けている。
 新しく自分を壊しては作りなおしつづけている。
 ってことにあらためて驚ける時代になってきた」
 ・・・竹村真一京都造形芸術大学教授
        
 *「そんなに細胞が入れ替わっているのに、同じ一人の人間として存在している、
 自分は自分だって、明日も思っていられるっていうのは不思議なことですよね」
 ・・・坂本龍一(環境、平和活動など活動は多岐にわたる音楽家)

 以上、3.11後をめぐる対話「地球を聴く」より。

 地球のリズムと同期・共振してゆくような新たな文明を目指したい!


エッセイ(500)手術を行うべきか否か? 院長先生と議論!

2019-02-27 04:47:11 | エッセイ
 <手術を行うべきか?>
 
 院長「癌は大きくなっているね。手術すべきだ」
 ボク「ほんのちょっとですね。ボクは今、体調絶好調なんです。手術なんてとんでもない・・・」
 院長「体調がいい今だから、癌を取るチャンスなんだ」
 ボク「癌とともに胃も取るんでしょう? 体力は落ちるでしょう・・・」

 院長「癌をそのままにしておくと悪化の恐れがあるんです。寿命にかかわる・・・」
 ボク「ボクは今年83歳です。これから寿命が延びることに何の意味もない。手術によるリスクの方が心配だ。むしろ元気なうちにやることがあるし・・・」
 院長「やりたいことがある? それなら別だ。元気なうちにやりたいことをやり遂げる意味はある。それなら無理に手術は勧めない」

   ・・・患者の価値観を優先させる。さすが院長先生! 感謝します・・・
 
             




三鷹通信(328)スポーツ安全保険のご紹介

2019-02-26 06:23:47 | 三鷹通信
 さて、ここに<スポーツ安全保険>をご紹介します。 *三鷹三田会分科会では、メンバーのためにこの保険に加入しています。
 *ボクも麻雀会の他、囲碁分科会、藤森サロンなどの分科会に入っています。
 *割安の年会費で分科会の開催中、あるいは参加する行き帰りの道中での事故などにも適用されるということでボクも加入していました。

 *ボクは昨年11月幹事会の帰途、自宅のマンションの階段に膝をぶつけて擦過傷を負い、そこから細菌が肝臓に侵入、意識不明となり救急車で武蔵野徳洲会病院へ緊急入院させられ、<肝膿瘍>のため死にかけました。
 *その際に、他の保険と同時にこの保険に加入していることを思い出し申請したところ、受益者第1号になり入院費7万円あまりを頂きました。
 *麻雀会では、仲間が突然倒れ、野村病院へボク自身が付き添った経験もあります。
 
 ぜひみなさんにも加入をお勧めします!




三鷹通信(327)第253回三鷹三田会麻雀会で久しぶりの入賞!

2019-02-25 04:47:29 | 三鷹通信
 昨日は第253回三鷹三田会麻雀分科会の月例、久しぶりに52名参加で3位に入賞しました。
 
 (3年前の写真)
 先月、第1回目から参加している村松健臣くん(S41商)は、250回参加で表彰されました。
 なんと、252回の内2回しか欠席していないんです。ちなみに参加第2位のボクは242回参加です。
 *彼は21年間の月例で2回しか休んでいないんです。まさに快挙です。
  その歴史的経緯についてご本人から感想文を頂いているので下記にご披露いたします。 

 
 (昨年の表彰パーティ)
 *ちょうど21年前に第1回目が始まったわけです。早いものですね。私が三鷹三田会に初めて参加した21年前の、確か<年忘れの会>で、昨年亡くなった広瀬政和さんが「麻雀会を創りたいが参加する人はいるか?」と声掛けされ、私も折角三田会に入ったことだし、と手を挙げたわけです。その時はメンバーなど一切考えもしなかったのですが、いざ、1回目の大会に行ったところ、参加者は廣瀬政和さん(S27経)、原野和夫さん(S16経)、渡邊良雄さん(S16経)、河崎義夫さん(S28法)奥さまの三恵子さん、三谷洋さん(S27経)、大澤隆さん(S38経)といった大先輩ばかり。麻雀どころではなく、緊張しっぱなしだったことを覚えています。それでも、旧陸軍、海軍出の方もおられた諸先輩方から「若いの、若いの」と面倒を見てもらい、可愛がって頂き、種々のご指導や、それこそ戦中戦後の面白いお話をうかがい、大会を楽しみに出席して来ました。会場や二次会場も三鷹駅の南口から始まり、北口、吉祥寺(2か所)南口、北口と何度か変わり、2~3卓から始まった会も、今では12~13卓と大盛況です。メンバーも亡くなられた方もおり、だいぶ替わってきましたが、本会の益々の発展を切望しております。 村松健臣    




エッセイ(499)胃がんの経過観察検査を受ける!

2019-02-24 04:13:03 | エッセイ
 昨日、わが胃がんの経過観察検査を受けた。
 
 A外科部長からもSオンコロジーセンター長からも、そしてS院長からも「手術をしなさい!」と言われたのに、<癌とともに生きる道>を選択しますというボクの強硬姿勢に、ついに院長先生も「では、一か月だけ様子を見ましょう」と妥協されて、今日の検査日を迎えた。
 <採血>
 <CT検査>        
 <胃カメラ検査>

 <胃がん・2ステージ>を宣告されてから、一か月。
 *ボクは毎週一回のプライベート麻雀に月例麻雀大会に出席。
 *毎週、市民大学・日本の文化コースに参加。
 *月に1回の第一小学校スマイルクラブで囲碁指導。
 *月1回の<Fサロン>に出かける。
 *先輩との<雑談会>や地元の皆さんとの<読書ミーティング>
 *月1回の<三鷹三田会幹事会>
 *週に2度は往復3キロの道のりを図書館へ歩く。
 *家内からの依頼で買い物にもほぼ毎週出かける。

 毎日の日課をこなし、便通は毎日、体重は減らない。肌はすべすべ、体調は快調である。
 そして、今日、大変な量の検査をこなした。

 看護師さんの耳打ちによれば、「院長先生は、大澤さんの事をたいへん気にされてます」と言う。
 来週、院長先生の受診を受ける。
 果たして、結果は?


三鷹通信(326)三鷹市民大学「江戸の思想史」(2)「町人の思想」

2019-02-23 07:06:55 | 三鷹通信
 昨日は三鷹市民大学・日本の文化コースに参加した。
 *講師は、田尻祐一郎東海大学文学部教授
 *題目は前回の「江戸の思想史(武士の思想)」に続いて、「江戸の思想史(2)町人の思想」

 *東アジアにおける社会観は<知愚不肖>を縦に置く社会観、つまり、中国の宋時代以降、儒教に基づく<科挙制度>で選ばれたものが社会をリードするという考え方に基づくものだった。         
 *<士農工商> 江戸時代に日本を訪れた朝鮮通信使の代表の目から見れば、日本は<兵農工商>であった。
  つまり、<士>は文の徳を身につけた者であるべきだが、日本の<士>は、単に武器をふりかざす<兵>に過ぎないと見たのだ。
  しかも<貴穀賤商>農作、工作には価値を認めるが、商人は倫理外の者とする見方であった。  

 *江戸時代も中期以降になると、仮名交じり漢文による書物の普及で学問が発達した。 *男系の連続としての<家>、経営体としての<イエ>、つまり、家職、職分、家業という思想が現れる。
  
 *特に<石田梅岩>の思想が評価され、爆発的に流布するようになった。
 「人は、天地、物を生ずるの心を得て<心>とするならば、人、物を育み、養うを以って要とする。・・・是を以って見れば人は貴賤に係わらず、尽く天の霊なり」
 「商人はその始めを云ば古は、其余りあるものを以ってその不足ものに替えて、互いに通用するを以って本とするや、・・・富の主は天下の人々なり」
 「士農工商は天下の治る相(たすけ)となる。四民を治め玉ふは君の職なり、君を相るは四民の職分なり、士は元来位ある臣なり、農人は草業(いなか)臣成り、商工は市井のしんなり、商人の売買するは天下の相(たすけ)なり」

 四民それぞれの立場で社会に貢献することを解いた。
 合理的な思想で、利益を追求する。これぞ<国民国家>の形成へと繋がった。かの堺屋太一氏も石田梅岩を評価している。

 
 


三鷹通信(325)第109回藤森サロン・エネルギー大国ロシアとプーチン

2019-02-22 06:08:57 | 三鷹通信
 昨夜は第109回藤森サロンで、「エネルギー大国ロシアとプーチン」と題して、北海道大学スラブ研究センターの藤森信吉研究員から衝撃的なお話を頂いた。
「ロシアがクリミア奪取をした時点で、わが北方領土は戻って来ないことが決定した!」と。
 ソ連が崩壊してロシア政権がプーチン大統領の手に渡り、紆余曲折はあったものの、彼がクリミア半島を奪取するという強硬手段によって、ナショナリズムを標榜するの彼の政権はゆるぎないものになった。
 「パワーで奪取した領土はわが物である」その本性からすれば、北方領土が日本に帰ってくるなんて期待するのはナンセンスだということだ。
 
 ロシアは、サウジアラビア、米国などに匹敵するエネルギー大国である。輸出額の6,7割、歳入の4割を占める。
 *エネルギーは人間が生活するうえで最重要物資である。
 東西冷戦時代も、ソ連からのエネルギー供給ラインは滞ることなかったそうだ。
 *プーチンはそれまでエネルギー資源をわが物にして脱税していた悪党どもから取り上げ統制強化して税収を上げ、公務員の給料を、年金を増額して国民の人気を博した。
 *さらに、メディアを支配し、政治資金を支配した。
 *人事權を掌握、ナショナリズムによる動員体制を強化。
 *現在のところ、健全財政を維持し、政治体制を堅持している。

 但し今後の課題は、エネルギー価格の低迷、エネルギー以外の牽引企業の不在に悩みがあり、そこに日本が付け込む余地はあるかも。

 *また、今、日本の政治を混乱させている「厚生労働省の不適切な統計処理」について、玉川大学の二宮智子国際経営学教授から説明を頂いた。
  福沢諭吉が<学問のすすめ>で実学の重要性を説いているが、「観察と論理構成と統計学が大事」と述べている。
 さらに<福翁百話>において、
 「いやしくもこの統計全体の思想なきひとは共に文明の事を語るに足らざるなり」と述べておられる。

 非常に時宜を得た有意義なサロンであった

 

エッセイ(498)先輩との雑談会

2019-02-20 05:56:21 | エッセイ
 久しぶりで先輩から雑談会のご提案を受けた。
 従来の高井戸の星乃珈琲店ではなく、三鷹市役所の傍の青葉珈琲店でいかがですか?と。
 経済界(金融保険業界)の第一線でご活躍、イギリスでの駐在も経験されている、大学の先輩でもある方で、毎回いろいろな知見を頂けるのが楽しみだった。
 それが、昨年末、ボクが急病で倒れ久しくご無沙汰だった。
 
 おまけに先輩も重症筋無力症で、慶応病院へ入院されるということだったので心配していたのだが・・・。
 「なんとか、薬のおかげでで入院せずに済みました」と。
 青葉珈琲店へ元気なお姿を見せました。
 
 先輩はカキフライを注文され、ボクはブレンドコーヒーを注文しました。  
  しかし、先輩は顔面の筋肉をつかさどる神経がマヒしているので、食べるのがたいへんそう・・・。
 「嚥下で肺炎になるのが心配で、よく噛まないと・・・」と咀嚼を繰り返す。
 「いくら大変でも、食べないと体力が持たないので・・・」
 「でも食べ切るのにはⅠ時間以上かかります・・・」と、苦闘されている。

 ぼくは胃癌持ちだが、飲むにも食べるのにも支障はない。
 お互いに重篤の病持ちだが、表面的には雲泥の差だ。
 ボクはじーっと先輩の苦闘される姿を見守るのみ。
 「コーヒーもスーッとは入ってくれません・・・」と。

 このところ池江璃花子さんの<白血病>
 堀ちえみさんの<舌癌>
 など、世間では<癌>が話題となっている。

 「お会いできてよかった・・・」先輩と雑談を楽しむ余裕はなかったが、この一言でボクは癒された。
 「いろいろな方にお会いするのが、今やボクの糧となっています・・・」ぼくも返した。

 
      




なるほど!と思う日々(567)過熱報道の弊害

2019-02-19 05:39:31 | なるほどと思う日々
 <過熱報道>について考えてみよう。
 *メディアによる<過熱報道>には、つねに身勝手な自己正当性と、際限のない悪循環がついてまわる。
 *絶え間ない報道と警告が経済的な危機や社会不安を生み出す。
 *なぜ新聞雑誌の編集者やテレビニュースの製作者、報道機関の経営者はブレーキをかけないのか。

 *なぜ誰も悪循環を止めようとしないのか?
 *なぜ誰一人として非合理性が手に負えなくなる前に介入しないのだろう。         

 *メルリ・ストリープさんは言っている。

 社会システムに<倫理性>を問うのがメディアの重要な役割の1つだと思うが、自身の行為の是非には思いが及ばないのだ。

詩歌(24)キミとの遭遇!

2019-02-18 05:09:10 | 詩歌
 「キミとの遭遇!」
 どこからともなく キミは来た
 爽やかな風と共に
 雲に乗って

 キミと目が合うとわが胸は騒ぐ
 わが越し方に悔いなきや
 わが目指す先に迷いなきや

 キミはわれに目を留めることなく
 突風とともに去りぬ

 かくしてわが作品「レロレロ姫の警告」は生まれた。
 
 そして今、試行錯誤しながらも、「還って来たレロレロ姫」を執筆中である。