昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(532)82歳毒蝮三太夫の健康法!

2018-07-31 04:49:46 | なるほどと思う日々
 久しぶりにテレビで毒蝮三太夫を見た。
 既に82歳だそうだが元気そう。
 例の「ババア」とか「ジジイ」などの毒舌でおなじみのタレントだ。
 今でも元気で仕事している。
 <ババアのアイドル>も、今や聖徳大学客員教授、日本老年行動学会特別顧問の肩書付きだ。
 彼の自慢は<歯>だ。
 「歯は芸能人の命!」全部自前の歯。抜いた歯は一本もない。
 毎食後の歯の手入れは完璧だ。
 
 歯ブラシや消毒液の使用はもちろん。
 歯間ブラシで丁寧に歯クソを取る。

 体力的には、さすが腕立て伏せは負担が大きいので、机や椅子などを利用した<傾斜屈伸体操だ>
 毎日100回ほど! やっぱり老人といえども健康維持には努力が必要だね。
       
 
 ・・・もう、10年以上続けたブログもジジイには負担なので、そろそろ終わりにしようと思ったのだがまた書いてしまった・・・



なるほど!と思う日々(531)長寿の秘訣はオセロで勝負すること!

2018-07-30 03:57:30 | なるほどと思う日々
   国内に住む最高齢者は、この度115歳を迎えた福岡市の施設で生活する田中力子(かねこ)さん。
 施設でお祝いしてもらいました。
 「頑張りんしゃい!」施設内では年下の他の入所者を励ますほどの元気なおばあさんだそうです。
 「長寿の秘訣はなんですか?」と聞かれたら「オセロで勝負すること」だそうです。
 何歳になってもチャレンジする精神が大切なんですね。

 昨夜は久しぶりで隅田川の花火大会をテレビで見ました。
 何十年も前になるが、観に行ったことがある。
 向島の駅で降りたら人、人、人!
 隅田川に行きつく前に諦めて帰ったことを思い出しました。


なるほど!と思う日々(530)愛しの我が家がついに撤去!

2018-07-29 04:09:34 | なるほどと思う日々
 武蔵境駅から調布駅までの道路拡張工事で、一軒だけ頑張っていた家が撤去された。
 何年頑張ったのかな? たまに布団なんか干していて、家主の愛着が感じられるモダンな家だった。
 既に武蔵境から調布に至る武蔵境通りは、この一軒を残して道路はできていた。
 北側から見る。
 南側から見る。
 
 東八道路と交差する手前だ。
 (赤点が対象建物。白印は野崎八幡宮だから撤去できないのだろうな。この一軒家が撤去されて、洋服の青山も閉店となり撤去されて、この三鷹から調布へ抜ける幹線道路は完成する。
 
 覆いがかけられ、ついに撤去されてしまった。
 
 
 ・・・頑張った甲斐はあったのだろうか? それとも根負け? 
 長年見ていたので、他人事ながら、愛する我が家への想いがひしひしと伝わってくる・・・     



エッセイ(445)われ思う、ゆえにわれあり

2018-07-28 04:56:59 | エッセイ
「我思う、ゆえに我あり」
 デカルトのこの言葉に出合ったのはボクがまだ中学生の頃だったろうか。
 ・・・確かに、自分が思うからこそこの世はあるので、自分が死んでしまえばこの世なんてないんだ・・・
 そのように、妙に納得したことを覚えている。

 <哲学>の根本原理と方法を示した「方法序説」の読書ミーティングが、三鷹市民大学「哲学コース」の自主活動の1つとして開催された。
 
 ボクは昨年は哲学コースに所属していたが今は「日本の文化コース」に所属している。
 現在の混迷する人類文明を目の当たりにして、政治学も経済学も確たる指針を示せない。
 ボクは「哲学」に期待したのだ。
 一年かけて「哲学」とは、その歴史とともに学んだ。
 しかし、西洋エリート学者の独りよがりの学問に過ぎないのでは?
 この世の文明を開いたのは確かに西洋文明だが、現在の混迷で岐路に陥っている文明に指針を与えるものだとは思えないと思った。
 
 で、西洋文明に毒された現状を改善するには、むしろ他国と異なる文化を持つ足下の「日本の文化」を見つめ直してみようという気になったのだ。
 
 
 今回その時運営委員を共にした尊敬するY氏から、デカルトの「方法序説」の読書ミーティングをやるから参加しないかとお誘いを受けた。
 断る理由はない。
 とりあえず、原本を読まなければと探し求めた。
 図書館にもない。近所の本屋には「売り切れていて入荷するのに1週間かかります」と言われた。
 三鷹で一番大きな<啓文堂>では、「リストにはあるのですが現物がない」と言われ、万引きされたんじゃないですか?と言ったら店員は苦笑していた。
 ともかくこの手の本では人気第一らしい。
 吉祥寺駅のブックファーストでやっと1冊見つけた。

 今回は参加者が15人ほど、Y氏の司会で六部構成から成るこの本の一部と二部について検討された。
 思いのほか活発な意見が交わされ、
「良識はこの世でもっとも公平に与えられている、なんて書いてあるけど本当?」
「良識を曇らせているものは何?」
 中でも「オウム真理教にあれほどのエリートが惹きつけられたのは?」という実践的なご意見に関心を持った。

 次回は三部以降の内容について検討されるが、果たしてボクの目指すものは得られるのだろうか?
 







エッセイ(444)「謝罪社会」日本

2018-07-27 05:20:55 | エッセイ
 「取り敢えず謝っておこう・・・」
 企業や団体の経営者が、そろって頭を下げる光景が連日のように繰り広げられる。
 
 外国人にはあり得ない姿だ。
 
 女将が経営者である息子をぶつぶつと指導しながら謝罪する姿は、格好のマスコミの餌食となりました。
 
 グループのメンバーが犯した罪を、グループ全体が責任を共有して社会に謝罪する姿も日本独特ですね。
 
 
 
 日大アメフト部の監督が犯した罪は、日大という大組織そのものの体質にまでマスコミの責任追求は及び、日本そのものの社会現象として世界に伝播しました。
   
 
  「謝罪」は日本独特の儀式になっている。
 外国のように、「オレたちファースト!」のパワーポリティクスの支配する国と異なり、日本は他人を慮り配慮する社会であることを痛感せざるを得ません。
 それが、良いのか悪いのかは、また別の機会にとり上げましょう。
       






エッセイ(443)運について

2018-07-25 05:11:56 | エッセイ
 昨日は星乃珈琲店で美味しいコーヒーを飲みながら、経済界で活躍された先輩との雑談会だった。
 先輩は、既に財界を引退されてから久しいが、今でもいろいろと新しい情報を提供してくださる。
 
「グーグルなどのITの巨人たちは、便利で無料のサービスを提供する代わりに、ちゃっかりと個人情報を集めて利益に換えている。
 ネット経由で個人データ、始末書からローン書類まで持ち出しているという恐ろしい時代になった。」

「実は、後輩が麻雀をしていて、負けている仲間から泣きが入った。・・・もう一局頼むと・・・。彼はその後搭乗する予定だった航空機をキャンセルして、仲間に付き合った。・・・そして実は、そのキャンセルした日航機が例の御巣鷹山の惨事を引き起こしたんだ。 あの、坂本九も巻き込まれたという。・・・何が<運>の分かれ目となるか分からないね・・・彼はその後順調に昇進していった・・・」

 ・・・航空機と言えば、思い出した。今回井山七冠に挑む名人戦の挑戦者に張栩が決まった。その張栩が高尾名人挑戦したときのことだ。・・・
 ・・・その観戦記を思い起こした・・・
 「名人戦一行を乗せた飛行機が台風の影響か大きく揺れた。<生きた心地がしなかったよ>という声が多い中で、『そんなに揺れたんですか』と言ったのが高尾名人。予想外だったのは乗り物に強くないと言われていた張栩挑戦者。<あの揺れの中でよく眠れたね>と声をかけたら、こう返してきた。『自分の<運>を信じていますから』・・・

 ・・・「人が運命を選ぶのではなく、運命が人を選ぶ」
 哲学者アリストテレスが定義している。・・・



        




エッセイ(442)麻雀会から学んだこと

2018-07-23 05:58:07 | エッセイ
 昨日は第246回三鷹三田会麻雀分科会が開催された。20年を超える歴史的大会だ。
 参加者52名、13卓という、プライベート麻雀会では最大規模を誇る。
 三鷹三田会の分科会でも最大の参加者を誇る分科会活動である。
 昨年、ボクら旧幹事は一新され、新幹事の下ますます隆盛を誇っている。
 三鷹近辺に限らず、埼玉県、神奈川県の遠方からも参加者が集う。
 
 ところがこのくらいの規模になり、参加者も高齢になってくると、ドタキャンが増え、幹事は苦労する。
 今回も寸前に3名ものドタキャンが発生し、ボクにも人集めの依頼が入った。
 慶應出身者ではないが、名古屋大出身のM氏にお願いする。
 前にも、京都大学、東京大学出身者にまで触手を伸ばした結果、ゲスト参加者も増えた。

 幹事をやめてから比較的安定した成績を残しているボクは、今回最多10回目の優勝を目指して意気込んでいた。
 意気込みはとかく空回りする。
 4回戦の第1回目はビリ発進だった。
 2回目、3回目にはには冷静に対応、トップを奪取した。
 冷静ながらも最後に勝負手を放ったのだ。
 例えば、カンチャン待ち。
 場にピンころを多く出しておいて、さらに5ピンを出して「勝負だ!」と一喝。
 慎重な上級者が引っかかってくれた。相手が自分の手本位の女性だと(失礼・・・)こうはいかない。

 3回戦が終ったところで、あと4回戦もトップを取れれば優勝のチャンスがある!
 ボクは意気込んだ! これが失敗! 相手はそのつど変わるのだ。調子乗るな!
 冷静さを欠いていた。
 結果は11位。入賞からも外れた。

 
 パーティで飲み食いしながら成績発表。
 ボクが依頼して参加してもらった名古屋大卒のM氏は最下位だった。申し訳ない・・・。
 しかし、「楽しかった。来月も参加してリベンジする」と言っていただいた。
 そしてこれまで目の出なかった、やはりボクが誘った東京大学出身のY氏が5位入賞を果たした。よかった・・。

 ・・・麻雀は微妙な心理ゲームである。
 果断に勝負することも必要だが、あくまでも冷静に!・・・
   



エッセイ(441)好漢・御嶽海、初優勝おめでとう!

2018-07-22 06:16:33 | エッセイ
 あれほど物おじしない堂々とした相撲を取っていた御嶽海が、優勝インタビューを受けて感極まり泣いちゃった。
 
 
 これから大関、横綱を目指して角界を背負って立つ逸材だ。
 期待しているよ!

 センチュリー21レディーストーナメントで小祝さくらが天然ぶり発揮。
 こちらは初優勝王手のインタビューで「眠たかった」と・・・。う~ん大物だ!

 私事で恐縮だが、昨日三鷹市立図書館本館に行ったら、なんと! 
 わが唯一の出版物「レロレロ姫の警告」が、みたか市民文庫コーナーに展示してあるではないか!
 
 3年前に出版したものを、また前面に引き上げていただいたのだ。
 嬉しかったね・・・。
 
 ところで、次回作は? う~ん、苦闘しています・・・。        



エッセイ(440)汗の想い出

2018-07-20 05:46:12 | エッセイ
 連日暑いですな。死につながる猛暑だそうで。
 
 

 じっとしていても汗が噴き出してくる。
 そこで<汗>に関する想い出を二つ。
 
 三島由紀夫「仮面の告白」から。
 「汗の匂いである。汗の匂いが私を駆り立て、私の憧れをそそり、私を支配した。・・・
 耳をすましていると、ザックザックという混濁した・ごく微かな・おびやかすような響きがきこえてくる。時として喇叭がまじり、単純な・ふしぎに哀切な歌声が近づく。・・・
 兵士たちの汗の匂い、あの潮風のような・黄金に炒られた海岸の空気のような匂い、あの匂いが私の鼻孔を縛ち、私を酔わせた。私の最初の匂いの記憶はこれかもしれない。その匂いは、もちろん直ちに性的な快感に結びつくことはなしに、兵士たちの運命・彼らの職業の悲劇性・彼らの死・彼らの見るべき遠い国々、そういうものへの官能的な欲求をそれが私のうちに徐々に、そして根強く目ざめさせた」         

 <タイガーウッズの汗>
「全米オープンの最終日、トップと2打差でトリプルグランドスラムの偉業に臨んだタイガーウッズは、昨日の完璧なショットが乱れ気味。後半抜け出したカブレラとの三打差がなかなか縮まらない。ショットをしようとするウッズの額に汗が光る。汗を拭けばいいのにと見ているとそのまま打ってまたミス。・・・17番から汗を拭ってチャレンジしたが既にウッズのリズムはその前に汗を拭かないままショットした時点で崩れていた」

 今、まだ朝6時前。
 すでに汗がジワリと湧き上がってくる。
 今日もまた暑いぞ!