昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(371)オレたちファースト時代(8)

2017-03-31 06:22:21 | エッセイ
 英国のメイ首相は、EUからの離脱をEU大統領に29日正式に通告した。
 
 これで欧州の29か国を束ねていた近代理想国家(組織?)の一端に綻びが生じることとなった。
 ここで思い起こすのは、マルクス・レーニン主義の理想に基いて社会主義国家として建国されたソヴィエト連邦が69年を経て崩壊したことだ。 
 さらに、第一次大戦後、国際連盟創設に貢献したアメリカのウイルソン大統領
 さらにオバマ大統領という世界協調といういわば平和的な<理念>を掲げたアメリカが、そのような<理念>をかなぐり捨てて<我欲>に基づく<アメリカ・ファースト>を掲げたトランプ大統領を出現させた。
 そして、今や世界は中国の習近平主席
 ロシアのプーチン大統領 を加えた3人の自国ファーストの指導者に率いられる時代に入った。

 人類も今や、<叡智>に基づく行動より、動物的な<わが身ファースト>の行動をセレクトする時代に立ち戻ったようである。その方が性に合っているというわけだ。
 ただ、自然に任せて行動する動物とは異なり、人類の行動は<強欲>に基づくだけに性質(タチ)がよくないのが気がかりだ。
         

 <好奇心コーナー>
 
 「オレ、ファースト!」と豪語していた羽生がフィンランド世界戦、フィギュア―・ショートでジャンプに失敗して5位!
 
 フリーでどこまで巻き返せるか?



エッセイ(370)ハリル・ジャパン4対0で圧勝したかに見えるが?

2017-03-29 05:19:10 | エッセイ
 昨夜のW杯、格下タイとの戦いは4対0で圧勝したかに見えるが?
 久保の1ゴール2アシストがなければ、
 川島のナイスセーブがなければ、どうなってたか分からない!
 確かに、香川の先制ゴール
 岡崎の記念すべきゴールは貴重だったが、いずれも久保のナイスアシストの賜物だ。
 だいたいシュート数はタイの方が多かったんだぜ!川島の好セーブに助けられている。
  
 あたふたする守備陣に問題ありだ!
 守備に対する不安は全然解消されていない! 
 徹底的に見直さないと、特に今まで勝っていないオーストラリア戦が問題だな。
 まだまだW杯予選突破は楽観できない!     


エッセイ(369)屈折した幼い時代をバネに!

2017-03-28 09:52:36 | エッセイ
 オークションスペシャリスト、山口桂の生き方。 幼いころから美術商の父親から、美術に対する審美眼を鍛えるため、スパルタ教育的に、訳もなく日本の美術品を見させられた。
 そのことがトラウマとなり和製美術品に嫌悪感さえ抱くようになった山口桂。
 それがボストン美術館に飾られた浮世絵などの美術品を観て意識がひっくり返った。 
 外人でさえ日本の美術品を高く評価し、その保存に意を尽くしている。
 彼は美術品を売買するオークションスペシャリストの道を歩みだした。
 時は美術館がその維持に揺れている時代だった。 彼はある美術館の中国美術品をまとめてオークションに賭けることを提案。
 相手は中国の富裕層。中国人が戦い好きであることを逆手に取り、落札予想価格を控え目な所から競売にかけた。
 次々と評価がアップしていく。   
 ついにトータル300億円を超える成果を得た。
 「悔しいけど、一流の美術鑑定士になれたのはオヤジのおかげです」と山口桂は呟いた。
 (NHKテレビ、仕事の流儀より)
       


 

詩歌(16)漆黒の宇宙(そら)に輝く青く瑞々しきわが星!

2017-03-27 07:36:54 | 詩歌
 漆黒の宇宙(そら)に唯一輝く
 青く瑞々しきわが星よ!  
 そこに日々営む人々よ 
 健やかで幸せな日々を 
 世界の様々な人々が力を合わせて実現することを
 切に希う!      

 <好奇心コーナー>
 
 ビジネスアイデアを競う大会で日本のベンチャー企業が優勝しました。 そして1億1千万の出資金をゲット! 
 内容は 


 稀勢の里が信じられない2連勝で優勝! 「自らを信じて行えば、自ずと道は開ける!」

 

エッセイ(368)オレたちファースト時代(7)

2017-03-25 07:25:26 | エッセイ
 連勝街道を驀進、ただ一人全勝を守ってきた新横綱稀勢の里が日馬富士に敗れた。
 
 しかも肩を強打! 
 鶴竜を破って1敗を守った照ノ富士との千秋楽の対決にも臨めない恐れが出てきた、
 一方、照ノ富士。高安に敗れはしたが 
 その後、順調に勝星を重ね、カド番をくり返してきた大関とは思えない眼つきに変わってきた。 そして昨日、同部屋日馬富士の援護射撃で一躍優勝の可能性が高まった。

 世の中何が起こるか分からない! 

 稀勢の里にとって、一寸先は<闇>だったが、自分を信じて、勝っても「普通!」と豪語してきた照ノ富士に<光>が巡ってきた!      



エッセイ(367)オレたちファースト時代(6)

2017-03-24 07:20:22 | エッセイ
 なんだかんだ言っているけれど、ボクの生活はどうなんだ?
 昨日は他人さまのごたごたをテレビで拝見し
 その後は麻雀
 昨日までのWBC戦の敗戦や、<他人さまのごたごた>のイライラがボクの中で尾を引いていてうまく運ばない。
 帰宅して、またテレビで<他人さまのごたごた>と<WBCの無念>を見てイライラをつのらせる。
 どういうわけか足がつって眠れない。
 仕方がないのでテレビをつける。
 サッカーW杯、対UAE宿命のアウェー戦だ。
    
 早々に新人、久保がゴール! 後半に入っても故障の長谷部に代わった今野がゴール。久しぶりのゴールキーパー川島の攻セーブもあって2点を守り切って快勝!
 一日のイライラも吹っ飛んで、足のつりも気にならず今まで快眠!
 
 これが、<自分ファースト>の生活というものなのか?


 




エッセイ(366)オレたちファースト時代(5)

2017-03-23 07:50:07 | エッセイ
 トランプ大統領出現で株が上がり、<貨幣>投機によるお金持ちがまた急増したようです。
  
 昨日の株は先行き不安で急落したようですが・・・。
 いずれにせよ、今や世界経済は実質経済に無関係に、金持ちの投機的な思惑で左右されている。
 我々は<グローバルな誰か>のために働き、結果的に貧富の格差を拡大させている。
 
 これを<貨幣の独裁>というのです。
 一方、政治の世界では北朝鮮の横暴さが話題になっています。
 小国でも核兵器などの最終兵器を持てば大国を脅すことができる!
 <貧者の科学兵器>(核兵器、細菌性、化学兵器)
 テロに渡れば、<人類滅亡の危機>が拡散され始末に負えなくなるだろう! 相変わらず、テロは無くならない。

 いずれも<人類ファースト>という奢った<西欧文明思想>がもたらしたものです。
 <人類滅亡>に安易につながりかねない<超近代主義>!
 さて、我々はこの傾向に如何に対処すべきか?
      

 ─続く─


エッセイ(365)オレたちファースト時代(4)

2017-03-22 07:16:30 | エッセイ
 今やスマフォに乗っ取られたかのような時代!
 特に時代を背負う若者たちが・・・。
 <自分ファースト>で他はいっさい無視!
 自らを損なうことにもなりかねない!
 中には、スマフォやカメラなどデジタル機器を捨てて<自然>を楽しもうというグループも出てきたが・・・。
   
 <自然>が実感できるよね。

 ─続く─      




エッセイ(364)オレたちファースト時代(3)

2017-03-21 04:28:49 | エッセイ
 昨日は百条委員会で、「都民ファースト」の小池百合子東京都知事が石原慎太郎前都知事から逆襲されてましたね。 安全な豊洲に移転を決断しないのは、都民に損害を与える自分ファーストの身勝手な行為だ!と。
 小池氏なりの理屈はあるようで・・・
 「築地派」にもいい顔をして
 察するところ、なかなかの策士ですぞ! 都民の人気を持続させて、目指すは都議会選! 
 お忙しい中、マスメディアへの露出は頻繁だし!
   

 目指すは都議選からさらに先を見据える強かな「自分ファースト」戦略か? 

 ─続く─
         



エッセイ(363)オレたちファースト時代(2)

2017-03-20 06:09:59 | エッセイ
 世界をリードするアメリカの大統領が穏便なオバマから強硬姿勢のトランプに代わった。 日本を取り巻く東アジア情勢にどう取り組むのか?
 一方、様子をうかがっていた北朝鮮が積極的に動き出した。 
 対応する日米韓に空白が発生! 朴槿恵政権が崩壊したのだ。
 韓国民の意を受けた新政権がどう動くか? 
 早速、米ティラーソン国務長官が日・韓・中に派遣された。米は北朝鮮に対し、軍事力を含む強硬な姿勢を表明!
 特に北朝鮮に対する中国の責任を追及した。
 さて、アメリカトランプ政権に中国はどう対抗するのか?
 早速、空白の韓国に対して、本来のあの手この手の、何でもありの戦術を繰り出してきた。
 中国は米が意図する北朝鮮封じ込め策には与しないだろう。 当面は韓国民を屈服させ中国になびかせる戦術に傾注する。

 推測するに、彼らの戦略は韓国新政権と北朝鮮を結びつかせ、日米に対抗する自らの防波堤を築くことだ。
 これこそ中国ファースト戦略だ。
 つまり、日本の対岸に核保有国「朝鮮国」が対峙することになる? 怖いですね。
 
 

 ─続く─