昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(557)カント「永遠平和のために」

2019-08-31 09:14:49 | エッセイ
 カントの「永遠平和のために」
 ・・・世界の恒久的平和はいかにしてもたらされるべきか・・・       
 ・・・哲学者カントは具体的な提案をしています・・・

 <予備条項>
 ①従来の平和条約は戦争の種をひそかに保留している。
 ②独立しているいかなる国家は、大小にかかわらず取引の対象となってはならない。
 ③常備軍は全廃されなければならない。
 ④対外紛争に関する国際は発行すべきではない。
 ⑤他国に暴力をもって干渉すべきではない。
 ⑥他国との戦争において、将来の平和時における相互の信頼を不可能にしてしまうような行為をしてはならない。

 <確定条項>
 ①共和的でなければならない。
 ②国際法は自由な諸国の連合性に基礎を置くべき。
 ③世界市民法は普遍的な友好をもたらすものに限られるべきだ。

 <付録>
 ①政治と法は<正直>のもとにあるべき。
 ②法は<公表性>を伴わなければならない。


 カントの墓標銘。
 「我が上なる星空と、我が内なる道徳法則、我はこの二つに畏敬の念を抱いてやまない」
  ・・・「偉大な技巧家」としての<自然>は<自然の摂理>として我々人間に迫って来る・・・
  ・・・自然もまた永遠平和の実現を望んでいるのだ・・・。

 *「純粋実践理性の国」
  ・・・すべての人間が互いに他を目的それ自体として尊重し合う共同体のこと。
  ・・・これが国連につながっている。

 現実はどうなのか? 見直すべき時に来ている。


 



エッセイ(556)女の魅力はくちびる?

2019-08-30 02:55:40 | エッセイ
 ブログにログインすると、迎えてくれるのはこの女性。
 ・・・唇が魅力的ですよね。

 *唇が魅力的な女性と言えば。
  石原さとみ
  
 *朝ドラの広瀬すず
 
 *コマーシャルの綾瀬はるか

 女性の唇は男を魅了する。
       



エッセイ(555)日本大好きのお隣さん。中国の二胡奏者、チェン・ミン。

2019-08-29 03:15:39 | エッセイ
 日本大好きのお隣さん。
 中国の二胡奏者、チェン・ミン(陳敏)
 ・・・30年前の日記を見ていたら出てきた。
    
 *このところ、別のお隣さん韓国とは仲違いしていて、「日本の物は買わない」
 日本も気を使って、U18代表は<日の丸>も<JAPAN>のマークなしで訪韓。

 *ところが、チェン・ミンは、日本大好きで、22歳の時単身訪日。
  アルバイトしながら<日本文化>を専攻、共立女子大学を卒業。
  その時、披露した二胡演奏が評判となって、演奏活動も評判になる。
 ・・・紅白歌合戦で共演した谷村新司は言っている。「彼女の演奏は、音に芯があり、強さがある。一方艶やかさと変幻自在な魅力に溢れている」と。

 *「得られるものは弦の外」
  ・・・父親から送られたこの言葉に彼女のすべてが語られている。
 *「夢はきっと叶えられる
  ・・・彼女が弾いた評判の楽曲である。
  ・・・上海世界万博でも演奏した。
   




エッセイ(554)大修繕、屋上の工事が始まり、植木が移転させられる。

2019-08-28 04:08:03 | エッセイ
 大修繕工事、屋上の工事が始まり、置いてある植木が移転させられました。
 
 大きいのはオリーブの木と蝋梅の木。それとベルフラワーなど。

 *ベランダの植木は、大半は室内に取り込みましたが
 *太陽の光が必要な植木は屋上に置いたのです。

  暑い日が続き、毎日水やりが大変です。        




三鷹通信(354)

2019-08-26 05:05:37 | 三鷹通信
 第259回三鷹三田会麻雀分科会の月例に参加。
 ・・・52名が集まった。
 *小松郁彦さんに抜かれた優勝10回を目指して意気込むも50位に没落。
 ・・・しかし、50位賞をゲット。

 *そして、250回参加記念賞を頂く。
 ・・・村松健臣さんに続く快挙だ。
 ・・・259回中250回参加。11年に亘っての記録だ。

 *仲間、横塚克明さんのご子息は、プロ棋士3段だったが、この度、本因坊リーグ入りを果たし、7段に昇段したという。 
 ・・・克明さんにとっては、ご本人の麻雀の成績より、息子さんのことが誇らしげだった。

 仲間との集いは楽しい        




なるほど!と思う日々(626)政治⑲ 韓国よ、自らを客観的に見てみよう。

2019-08-24 06:39:55 | なるほどと思う日々
 韓国よ、不運な立場は理解するが、自らを客観的に振り返って見よ。
 *蟹は甲羅に似せて穴を掘る
  つまり、

 *自国民でも
  

 *同盟国、米国でも

 *日本からも

  今一度自らを客観的に眺めてみよう

 


なるほど!と思う日々(625)地政学的に恵まれない朝鮮の立場を理解してあげよう。

2019-08-23 06:56:01 | なるほどと思う日々
韓国<文政権>が「GSOMIA破棄」を表明した。
 ・・・まさに、自暴自棄の政策だ。

 *これは<地政学的立場>に起因する。
 ・・・中・露・日の強国に包囲されていて、歴史的に被害を受けてきた。・・・
 *「恨み千年」
 ・・・気持ちはわかるが・・・

 その中で、<前向きの政治>はあり得ないのか?

  



エッセイ(551)「暗黒星雲から還ってきたレロレロ姫」冒頭部分。

2019-08-22 06:12:11 | エッセイ
 「暗黒星雲から還ってきたレロレロ姫」冒頭。
 
 (1)神社の森
 昨日の大雨と風で神社の境内は濡れた落ち葉に敷きつめられていた。
 拝殿に向かう参道の右手の最近増築した社務所の白木もしっとりとした薄茶色に染まっている。
 小山内は秋祭りを控えて、その準備のために久しぶりで境内に足を踏み入れた。
 小山内 茂、56歳。
 熊本市の中心にいくつか所有する不動産業を営みながら、宮司として郊外の神社に催事の時だけ顔を出す。
 がっちりとした体躯に顔はいささか厳ついが、頭髪が後退しておでこが広くなっていることで優しさを醸し出している。
 仕事づきあいの面では、神職を兼ねているということもあって人望がある。

 湿った空気とサクサクという音に包まれて境内に足を踏み入れた。
 真ん中にブナ科シイ属の常緑樹、スダジイの大木が四方に枝を広げている。
 直径1メートルを超える幹、高さは15メートル以上もある。

 この社(やしろ)を父親から引き継いでから30年以上になる。
 ・・・私ははたしてこの木のように成長しているのだろうか・・・
 彼は、鬱蒼とした木々の濃い緑に包まれる感触に浸りながら歩を進めた。
 いつものように、至福のひと時となるはずだった。

 しかし、この時ばかりは何か得体のしれない、今までに経験したことのない、ぞーとするような気配を感じた。

 豊かな自然の香りの中に、
 何か生(なま)の異臭を嗅いだのだ。