昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(341)今年最後に思う。母性への期待から逆行へと進む世界

2016-12-31 04:09:16 | エッセイ
 今年も最後の日となった。振り返って最も強く思う事件は?
 なんといってもトランプの出現だ。
 
 シリア内戦処理で<腰抜け>と批判されながらも、ボクはあくまでもオバマに期待していた。
 そして世界をリードする国の大統領としてヒラリー・クリントンが引継ぎ、いよいよ「母性」が仕切る世の到来となることを・・・。
 
 <力>と<欲望>が仕切る乱世をコントロールするには<母性>しかない、とぶち上げるつもりだった。
 しかし、出現したのは真逆の<トランプ現象>だった。
 

 <好奇心コーナー> 
 
 宇宙視点で現状の地球を眺めてみよう。
 
 人類は、大気、海、生物圏、地殻、マントル、コア、プラズマ圏という物質圏に<人間圏>というサブシステムをつくって生きている。
 このサブシステムによって地球全体のモノとかエネルギーの流れが変わり、<汚染>というような環境問題が生じている。
 さらに、資源エネルギー問題、食糧問題、人口問題も含まれている。
 サイバーワールドに成長した金融システムはコントロール不能になっている。
 すべて<右肩上がりの未来>という前提のもとにつくられている共同幻想が、次々と破綻していくものと思われる。
 リアル世界で<我欲>に基いて生きている人類に、今こそ、宇宙目線からの警告を与え続けなくてはならない!
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なるほど!と思う日々(462)春日大社の黒漆太刀

2016-12-30 04:53:43 | なるほどと思う日々
 奈良春日大社、80年前に宝庫の天井裏から見つかった黒漆太刀3本を研いだところ、1本が鎌倉時代後期の刀工、延寿国吉作、2本が平安末期から鎌倉初期の「古備前」とわかったと昨日発表された。
 
  
   
 
 <好奇心コーナー>
 
 先日、国宝として大社の外に出ていた太刀を、完全復元すべく日本各地から人間国宝級の職人が集結して格闘した3年間を描いたNHKテレビを観た。
 「金地螺鈿毛抜形太刀」(平安時代)である。
 
 従来、金・銅仏とかは金箔を水銀で貼りつける加工をしたものだが、本件は金無垢から削り出している。
 刀身はわずかに反りがあるので鍛冶が至難だ。
  
 金・螺鈿細工は現存する唯一の貴重なものだ。
 鞘に刀剣がばっちり収まった。
 無事完成。今に生きる日本の職人芸。スバラシイね!
 春日大社に収められた。
 なお、来年1月7日から上野の国立博物館で「春日大社千年の至宝展」が開催される。
 必見です! 
 
   
 


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エッセイ(340)人類の怨念の連鎖を断ち切ることはできるのか?

2016-12-29 02:12:14 | エッセイ
 昨日、安倍首相は真珠湾を訪問、オバマ米大統領との間で歴史的な宣言を行った。「日米は寛容の大切さと和解の力訴え続ける!」
 
       
 最大の敵国であった日米両国が、今や最強の同盟国となった。その最大の要因は<寛容>と<和解>の力であったことは間違いない。
 その意義を両国民だけでなく世界に向けて訴えたのである。
 しかし、その高邁な理念は世界に届いたのであろうか?
 
 現実は宗派の怨念
 
 民族の怨念
 
 大国の怨念が厳然と存在する。

 確かに「過去を選ぶことは出来ないが未来を選ぶことは出来る」
 しかし、人類は怨念の連鎖を断ち切ることができるのだろうか?
 
 日本ですら、<理念>は<打算>にすり替えられる。
 
 米国のトランプ次期大統領ですら<打算>に基いているようで、<怨念>から脱しているようには思えない。
 

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なるほど!と思う日々(461)新宿花園神社と地域社会

2016-12-28 02:57:06 | なるほどと思う日々
 大東京の繁華街新宿の片隅に姿をのぞかせている神社をごぞんじだろうか?
 
 間口は狭いがその奥に、大鳥のように地域を包み込む存在が新宿花園神社だ。
      
 
 この宮司の息子として生まれ医学の道を志していた片山文彦氏。
 
 神社の役割とは? 文彦氏は敢えて宮司を引き継ぎ自身の思いを実現させていった。
 広い会議場を地元で演劇活動をする、例えばコマ劇場の俳優などに稽古場として貸し出した。
 また、広い敷地を観光客のバス停留場として提供もした。多い時は15台も利用したという。
 さらに、唐十郎の演劇活動に理解を示し、紅テント公演の場まで提供した。
 
 当初氏子たちの反発も多かったが、彼が芥川賞を得て有名になってからは宮司の文化を育む活動はますます周囲の理解を得ることになる。
 
 何しろ御祭神はコノハナサクヤヒメ。
 
 江戸の昔から芝居や舞踊の興行に縁が深かったため、今でも芸能関係の奉納が多い。
 
 
 宇多田ヒカルの母親として知られる藤圭子の歌碑もこのお社の隣に建っている。

 <好奇心コーナー>
 

 新宿の西の端、花園神社の周辺には雑然とした庶民の生活がある。
 
 
 
 彼らは芸能関係で働く連中、あるいは観光客のために飲食業を営む者が多い。
 
 
 最近ではその雑多な庶民的雰囲気を慕って外人客も多い。
 
 いわゆる新宿ゴールデン街としても繁栄しているのだ。




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なるほど!と思う日々(460)プーチンの遅刻

2016-12-27 02:57:44 | なるほどと思う日々
 昨日、安倍首相は経団連の審議委員会で「来年も経済最優先で!」と前向きの抱負を述べた。
 しかし、中には日ロ首脳会談に触れ、したたかなプーチンにしてやられて、食い逃げされるのではという懸念を抱く人もいたようだ。
 例えば相手より優位に立つ目的の<遅刻戦略>によって、ことはプーチン主導で行われたというのだ。
 ボクは毎月2回、雑談会を行っている。
 金融界で活躍された先輩にぶつけてみた。
 
「遅刻戦略? 違うよ! ただプーチンは暗殺が怖いだけだよ」と一蹴された。 
 2012年ドイツのメルケル首相との会談では4時間遅れだった。
 2015年バチカンでローマ法王との会談でも1時間遅れている。
 
 そのほか枚挙にいとまがない。
「独裁者は暗殺が一番怖いんだ。公表したルート、時間をずらすことは彼らにとっては常識なんだろうね」
 たしかに、ルーマニアのチャウチェスク、
 
 リビアのカダフィ
 
 イラクのフセイン
 
 彼らの末路を知っているプーチンにとっては、<暗殺>こそ最重要課題なのだ。 

 <好奇心コーナー>
  
 江戸前のトラフグが味わえる?
 
 東京湾で育ったトラフグが富津辺りで収穫できるとか。
    

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エッセイ(339)麻雀会・幹事長としての最後の日

2016-12-26 04:35:56 | エッセイ
 昨日は大学同窓会の麻雀会だった。第227回、参加者52名。
 来年から幹事長役を若手に引き継ぐことで、すでに実質的には若手に引き継いでいる。
 ところが朝っぱらから腹具合がよくない。食欲がまったくない。ふらふらしている。
 はたして5時間の激務?に堪えられるか。
 本来なら参加辞退とすべきところだが、幹事長として最後の一日である。
 10年以上お役目を果たした挨拶ぐらいしないわけにはいかない。
 余りがあれば不参加とすべきつもりで出かけた。
 
「1人ドタキャンが出て、今やっと補充が出来ました」と新幹事長。
 男性の最高齢86歳。女性の最高齢は95歳である。
 
 
「まだ、杖なしで歩けるの」と頑張っている。玉川くんだりから電車を乗り継いで、前々回には優勝もしている。
 腹具合が悪いくらいで弱気になるわけにはいかない。
 なんとか、4回打ち切った。結果は53名中6位と上出来だ。
 パーティは失礼して早引けした。         

 <好奇心コーナー>
 

 12月15日カジノ法案が可決した。
 
 ボクも、香港マカオ、カナダ・ナイアガラのカジノを経験している。
 ・・・勝ったら打ち切りとする・・・という信念でマカオではロンシャンのバッグをせしめ、ナイアガラでも何がしかの儲けを得た。
 ところが、バブル末期の株取引で痛い結果となった。
 「賭け事」の是非について賛否両論あるところである。
  
 
 
 シニアがささやかなお小遣いで、<人間の欲深い本能>を処理するぐらいは大目に見よう。
 地元の麻雀会で幹事長役を10年以上務めたボクの感慨である。





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詩歌(14)今こそ進むとき

2016-12-22 04:23:31 | 詩歌
 「今こそ進むとき」

 今こそ進むとき
 この時を逃がすな
 
 隼の眼をして周りを見渡せ
 何かが見えるだろう
 
 虎の爪で獲物を捕えろ
 チャンスはこの時
 獅子の歯でもって咀嚼しろ
 体内に収め身にしてしまえ
 今こそ進むとき
 この時を逃がすな       

 <好奇心コーナー>
 
 あの銀座のブルガリのレストランにノロウイルスが侵入!
 
 宮城県のカキ生産海域でノロウイルスが検出された!
 今年のノロウイルスは新型で過去の免疫は役立たない!
 細菌だって人類に抵抗しているんだ!



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なるほど!と思う日々(458)和村の決断「2度あることは3度あってはいかん」

2016-12-20 03:51:23 | なるほどと思う日々
 今年は日本が国連に加盟してから60年。
 国連大学(日本にあるそうです。知らなかった)から報告されたデータ。自然災害の多い日本がダメージは少ない?
 そこで思い出しました。
 東日本大震災の大津波で一人の死者も出さず、世界から「奇跡の村」と呼ばれた岩手県三陸海岸沿いの普代村のことを!
 1896年明治三陸大津波で1010人の死者、行方不明者。
 1933年昭和三陸地震の大津波でも600人が死傷。
 とかく<正常バイアス>が働き、もう大丈夫だろうと思いがち。
 しかし、1947年38歳で普代村村長に就任した和村は違った!
  普代村の防災対策の実現に心血を注いだ。
 高さ15.5メートルの譜代水門の実現を期した。
  
 しかし和村は、 
 そして1984年に実現。
  2011年3月11日の東日本大震災で、普代村の浸水はゼロ。死者は0で「奇跡の村」と呼ばれた。
 1人のリーダーの「2度あることは3度あってはいかん」という40年もかけた執念と決断が村を救ったのだ。 
 
        



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なるほど!と思う日々(457)徳川慶喜の潜在意識が明治を作った!

2016-12-19 03:20:29 | なるほどと思う日々
 静岡県御前崎市に徳川慶喜の扁額「池宮神社」
 晩年を過ごした静岡市でも初めて見つかったという徳川慶喜の揮毫が、御前崎市の有形文化財に指定された。

 彼が6歳のとき揮毫したという額が残されている。慶喜は1837年江戸の水戸藩邸にて徳川斉昭の7男として生まれた。その神童ぶりは当時から注目されていた。
 黒船来航の混乱の中、第15代将軍になった彼は日本の大変革期の舵取りを任されることになる。  
 そして天皇家との血筋を引き継いでいる慶喜の潜在意識が、結果的に大きな役割を果たすことになる。
 むしろ朝廷と結合を強めることで幕府を生きながらえさせる、これが自分の使命だとし、元治元年(1864年)に幕府は「開国」の方針を「攘夷」へと変更。
 大政奉還から新政府軍の江戸開城、結果として明治という国家の地ならしや道具立ては慶喜の潜在意識が作ったと言える。

 <好奇心コーナー>
 
 今年も我が家の「寒がり」パッションフルーツ、ベコニア、シャコバサボテン等がベランダからリビングへ。
 
 
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男の魅力(23)川村元気

2016-12-18 03:20:13 | 男の魅力
 「川村元気」
 正直、ボクはこの名前、姿を見聞きしても、この方がそれほどの有名人であり、魅力的な男であることを、今まで知らなかった。
 しかし、今歴代邦画ランキング2位、1,500万人を超える観客動員数を記録している人気映画「君の名は。」のプロデューサーと聞けば関心を抱かざるを得ない。
 
 さらに、これまでも数多くのヒットメーカーであることを知れば、まさにびっくりである。
 
 そしてベストセラー作家としても知られているのだ!
 
 
 実は「億男」に関しては、人から勧められて読んだことがある。しかし、何の感動も覚えず、彼の名前を記憶することもなかった。
 しかし、かの「男はつらいよ」シリーズで超有名な山田洋次監督の言葉を聞いてみよう。
           
 山田洋次(85歳)をして、これほど評価する川村元気(37歳)とは?
 幼少の頃は、家にはテレビもなく、親にもかまってもらえず、1人で公園で遊び、虫取りをする子で、小学校に入って人が沢山いることにびっくりしたという子どもだった。
 ただ、映画にはよく連れて行ってもらえたようで、3歳のとき見た「ET」のエリオットが空を飛ぶシーンだけは今でも鮮明に覚えているそうだ。 そして一番好きな映画だそうだ。
 そんな彼が映画をプロデュースしたり、小説を書くときに心がけていることは、誰も言っていないけれど感じていること、違和感と言ったらいいのか、無意識にガスみたいに溜まっていることを声に出してみたいということ! つまり専門用語でいえば「集合的無意識」を探しているんだ。
 今の時代って、お札がカードになったり、スマフォに集中したり、ちょっと変だよね。
 例えば、電車の中から外を見たら虹が出ていることに気づくことがある。
 だけど、だれも気がつかないんだよね。スマフォに集中して下を向いているから。
 今は恋愛もしない時代だという。男は意志を出さない。決めない。期待しない。男はさぼってしまっている。
「男の人の、よく分からないから任せるってあれ腹立つのよ。尊重しているようでラクしているだけじゃない?」
 
 私たちは愛することが面倒臭くって、さぼってしまっているんだ。
 なんか変だと違和感を感じることから、作品が生まれるってことに川村元気は気づいたんだ!
 

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