昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(320)第28回読書ミーティング⑤元霞が関官僚H氏の推薦図書

2019-01-31 05:34:51 | 三鷹通信
 読書ミーティング参加者H氏(元霞が関官僚)の推薦図書。
 
 下町ロケット(池井戸 潤)
 宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平が、死んだ父親の経営していた中小企業「佃製作所」の社長となり社員と共に奮闘する姿を描く。
 *「あんたたちを信じた人を裏切るな」という巻末の言葉が心を打つ。
 
 中国製造2050(遠藤 誉)
 習近平は今何を目論んでいるのか?
 
 通信の世紀(大野哲弥)         
 情報技術と国家戦略の150年史。

 FEMINIST FIGHT CLUB(JESSICA BENNETT)
 女性が職場で活躍するために。

 ビットコインとブロックチェーンの思想(野口悠紀雄)
 これからの貨幣経済を知るために。

 *いかにも元霞が関官僚のセレクトした図書の数々!

三鷹通信(319)第28回読書ミーティング④平成30年

2019-01-30 04:12:43 | 三鷹通信
 平成30年のベストセラー 
     
 1.漫画 君たちはどう生きるか(吉野源三郎)、2.大家さんと僕(矢部太郎)、3.残念な生きもの辞典(今泉忠明他)、4.モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット(佐久間健一)、5.医者が教える食事術 最強の教科書(牧田善二)、6.続 ざんねんないきもの辞典(今泉忠明他)、7.頭に来てもアホとは戦うな!(田村耕太郎)、8.ゼロトレ(石村友見)、9.君たちはどう生きるか(吉野源三郎)、10.信仰の法(大川隆法)

 *ロンベスセラーの傾向は続く(君たちはどう生きるか、ざんねんないきもの辞典)

 *次の時代のキーワードは<癒し>         




三鷹通信(318)第28回読書ミーティング③平成後期(衰退期)

2019-01-29 04:35:13 | 三鷹通信
 第28回読書ミーティング③平成後期(衰退期)(平成23年~29年)

 この時代のミリオンセラー(100万部以上)
 くじけないで(柴田トヨ)、置かれた場所で咲きなさい(渡辺和子)、人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵)、医者に殺されない47の心得(近藤誠)、嫌われる勇気(アドラーの教え)、まんがでわかる7つの習慣(スティーヴン・R・コーヴィー・ジャパン)、君たちはどう生きるか(吉野源三郎)
 
 *その他に、謎解きはディナーの後で(東川篤哉)、聞く力(阿川佐和子)、学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に合格した話(坪田信貴)、火花(又吉直樹)、君の膵臓を食べたい(住野よる)、90歳で何がめでたい(佐藤愛子)

 *主な出来事・・・東日本大震災(23年)、東京スカイツリー開業(24年)、消費税8%に(26年)、北陸新幹線開業(27年)、SMAP解散(28年)、天皇退位特例法が成立(29年)       

 *ミリオンセラーのキーワード:<健康>、<人間関係>、<生き方論>
 *出版を支えた読者:<シニア層>、<意識高い系の40歳以上>
 *キーワード:<自己啓発>





三鷹通信(317)第28回読書ミーティング②

2019-01-28 02:25:02 | 三鷹通信
 平成中期(平成9年~22年)成熟期のミリオンセラー。
 
 大河の一滴(五木寛之)、五体不満足(乙武洋匡)、だからあなたも生き抜いて(大平光代)、ハリー・ポッター賢者の石、チーズはどこへ消えた?(スペンサー・ジョンソン)、バカの壁(養老孟司)、IQ84(村上春樹)
 
 *他に失楽園、少年H,世界の中心で愛を叫ぶ、蹴りたい背中、13歳のハローワーク、グッドラック、電車男、さおだけ屋はなぜつぶれないのか、国家の品格、頭がいい人悪い人の話し方、東京タワー、ホームレス中学生、夢をかなえるゾウ、B型自分の説明書、もしも高校野球の女子マネージャーがドラッガーのマネジメントを読んだら。

 *主な出来事・・・消費税5%に(9年)、長野オリンピック(10年)、AmazonJapan開業(11年)、米同時多発テロ(12年)、リーマンショック(20年)、オバマ大統領就任(21年)
 *ミリオンセラーキーワード: 数奇な人生、翻訳、村上春樹
 *出版を支えた読者: 本好き女性、ビジネスマン

 *新書の教養書が売れた(バカの壁)、村上春樹が世界基準に。ポジティブな考え方(五体不満足が400万部売れた)
 *キーワード <好奇心>  

 *昨日は三鷹三田会麻雀分科会の月例、第252回麻雀大会が52名参加して開催されました。
  優勝は小松郁彦さん。なお村松健臣さんが250回参加記念賞を受賞されましたが、なんと252回中250回参加という快挙です!   

 

三鷹通信(316)第28回読書ミーティング①

2019-01-27 05:03:54 | 三鷹通信
 昨日、現役編集者の主宰する第28回読書ミーティングが、三鷹市民協働センターオーバルルームで、編集者、元官僚、地域在住者など10人を集めて行われた。
 最初に講師から平成30年間の出版業界の推移について説明があった。
 
 <初期>平成元年~8年。<中期>9年~22年。 <後期>23年~30年。
 1996年をピークに、SNSの発展に呼応して衰退の一途を辿っている。
 書店の衰退。

 <平成初期>出版界頂点への道。この時代の100万部以上ミリオンセラー。
 キッチン(吉本ばなな)、愛される理由(二谷友里恵)、恋愛論(柴門ふみ)、それいけXココロジー、ソフィーの世界、ピストロスマップ完全レシピ(講師が関わった)、弟(石原慎太郎)
 *他に、サンタフェ(宮沢りえ写真集)、もものかんづめ(さくらももこエッセイ)、清貧の思想(中野孝次)、磯野家の謎、マジソン郡の橋(翻訳小説)、大往生(永六輔)、超整理法、脳内革命など。
 *主な出来事・・・消費税導入(元年)、ベルリンの壁崩壊(2年)、バブル崩壊(3年)、大江健三郎ノーベル賞受賞(6年)、阪神淡路大震災(7年)、ポケベル全盛(8年)

 *ミリオンセラーキーワード: 吉本ばなな、恋愛論、テレビタレント本
 *出版を支えた読者:若い女性(当時の25歳から34歳くらい)・・・今55~65歳くらい。
 *キーワード: <共感>
 *女性誌(アンアンなど)が流行を作った。(占いなど)



 
 




三鷹通信(315)三鷹市民大学「江戸の思想史」①武士をめぐって」

2019-01-26 06:52:40 | 三鷹通信
 今日の三鷹市民大学「日本の文化コース」の講師は、田尻祐一郎東海大学文学部教授です。
 近世日本の儒学思想を中心にして、日本の思想史を研究されていますが、今日の課題は「江戸の思想史から武士をめぐって」です。

 日本の武士は、アジア文明圏のスケールから見ると、他にはない特異な存在のようです。
 つまり、刀を振り回す野蛮な戦闘者という見方です。しかもその軍事政権が社会の統治者として長く続いた。
 
 東アジアの中国を中心とする儒教的な価値観によれば、<武>による支配は野蛮であり、<文><徳>による支配こそが文明社会だという考え方です。
 <科挙>という(紙と筆の、つまり哲学・文学・歴史を重視する)制度で選ばれた階級を問わないエリートが社会を支配すべきで、その点日本の武士による統治は<野蛮>だというのです。

 では、日本の武士なる本質は如何なるものなのでしょう?
 <忠>と<死の覚悟>でしょうか。
 その本質を探る意味で<赤穂事件>は格好の題材です。
 人格(殿様)への忠誠か、組織(お家)への忠誠なのか?
 <死の覚悟>は、<恥>(同輩から腰抜けとみられること)を嫌うからか? 理屈による自己合理化への嫌悪なのか? つまり<理>に基づくより情緒化・心情化していく傾向にある。

 いわゆる儒教(特に朱子学)に基づき、<文>に価値を置き、<武>に価値はないとする人達からみれば、日本の武士は異様で、野蛮に見えるのだ。
 山本常朝の口述によるという「葉隠」によれば、・・・武道に於いて分別(理性)できれば、はやおくるるなり、忠も考も入らず、武士道に於いて死狂いなり、この内に忠孝はおのずから籠るべし・・・武士道といふは死ぬ事と見つけたり・・・と言っている。
 また、<赤穂事件>に対しては・・・浅野殿浪人夜討も泉岳寺にて腹切らぬが落ち度也、叉、主を討たせて敵を討たすこと延々也、・・・上方衆は智恵かしこき故、褒めらるる仕様は上手なれ共、・・・無分別にすることはなられぬ也とも言っている。

 今日の講演からボクが得た教訓は、やはり、<天地の秩序を守ること> つまり「エゴからの解放」ということかな?
 
 




三鷹通信(314)三鷹市民大学「伝統日本への反逆と現代」②岡本太郎

2019-01-20 05:50:05 | 三鷹通信
 三鷹市民大学「伝統日本への反逆と現代」②
岡本太郎 
 講師は大久保喬樹東京女子大名誉教授

 岡本太郎は政治漫画家岡本一平、歌人で小説家の岡本かの子との間に生まれ、1930年(S.5)から10年間フランスで暮らす。その間、抽象美術運動やシュールレアリスム運動とも接触した。
 戦後、日本で絵画など芸術作品制作のかたわら、合理的世界観を超えるものを求め日本の各地を回り、<なまはげ>などにも関心を示し、<縄文土器論>などの文筆活動にも携わった。

 1952年(S27)「四次元との対話・縄文土器論」を発表。
 <縄文土器> ─民族の生命力─「いやったらしい美しさ」
 はじめて縄文土器を突きつけられたら、その奇怪さにドキッとしてしまう。
 どこの野蛮人が作ったんだろう、ものすごい、へんてこなものだ、と思うにちがいありません。
 それこそじつは日本人、正真正銘のわれわれの祖先のつくりだしたもの、大事な文化の遺産なのだ。

 じっさい、不可思議な美観です。荒々しい不協和音がうなりをたてるような形態、紋様。そのずさまじさに圧倒される。
 はげしく追いかぶさり、重なりあって、突き上げ、下降し、旋回する隆線紋(粘土を紐のようにして土器の外がわにはりつけ、紋様をえがいたもの)
 これでもかこれでもかと、執拗にせまる緊張感。しかも純粋に透った神経のするどさ。
 つねづね芸術の本質は超自然的なはげしさだと言って、いやったらしさを主張する私でさえ、思わず叫びたくなる凄みです。
 さてこの点を、次代の農耕文化である弥生式の土器と比較してみましょう。
 この期には技術的にははるかに進歩し、分別もつき、形もととのってきたにもかかわらず、あのたくましい空間的取りあつかいは影をひそめ、形態も紋様も、ともにきわめて幾何学的、静的に平面化されています。

 1970年(S45)岡本太郎は日本万国博覧会のテーマ展示館<太陽の塔>を完成する。
 時代は、写実の名手ピカソがリアリズムを変形し、キュービズムを経由アフリカの民族芸術にも影響を受けるようになっていた。 
 (ピカソ・アヴィニヨンの娘たち)

 昨日、春風亭小朝の落語を聞いてきた。
 三鷹市公会堂光のホールは、立錐の余地もないほどの超満員だった。
 前座を務めた春風亭勢朝風刺の効いた現代小咄を披露したが、<落語>ってなかなかのものですね。
 
          




三鷹通信(313)三鷹市民大学「伝統日本への反逆と現代」①坂口安吾

2019-01-19 04:57:03 | 三鷹通信
 三鷹市民大学 日本の文化コース 大久保喬樹東京女子大名誉教授
「伝統日本への反逆と現代」①坂口安吾は、まさに戦前の国粋主義者に対立する無頼派(アナーキー 反道徳・反権威・反秩序)であった。
 弱気の太宰治に対して坂口は強気の無頼派だった。

 まだ戦中さ中、昭和18年に彼は「日本文化私観」を捨て身の覚悟で発刊した。
 内容は日本の伝統文化・芸術をコケにしたものだった。
 竜安寺の石庭「深遠な<禅の境地>に通じていても、涯(はてし)ない海の無限なる郷愁や砂漠の大いなる落日を思い、石庭の与える感動がそれに及ばざる時には、遠慮なく石庭を黙殺すればいいのである」

 ただ、松尾芭蕉を評価していた。なぜか?
 芭蕉は庭を出て、大自然のなかに自家の庭を見、叉、つくった。彼の俳句自体が、庭的なものを出て、大自然に庭をつくった。・・・竜安寺の石庭よりはよっぽど美しいのだ・・・と評価した。

 「茶室は簡素を持って本領とする。然しながら、無きに如かざるの精神にとっては、特に払われた一切の注意が、不潔であり饒舌である。
 簡素なる茶室も日光の東照宮も、桂離宮も、共に同一の<有>の所産であり、せんずれば同じ穴の貉なのである。どちらも共に饒舌であり、<精神の貴族>の永遠の鑑賞には堪えられぬ普請なのである。
 この精神を、僕は、秀吉に於いて見る。いったい、秀吉という人は、芸術に於いて、どの程度の理解や、鑑賞力があったのだろうか? 彼の命じた芸術には一貫した性格があるのである。それは人工の極致、最大の豪奢ということであり・・・。いわば事実に於いて、彼の精神は<天下者>であったと言うことができる。
 秀吉に於いては、風流も道楽もない。彼の為す一切合財のものが全て天下一でなければ納まらない狂的な意欲の表れがあるのみ。天下の美女をみんな欲しがり、くれない時には千利休も殺してしまう。あらゆる駄々をこねることができた。」

 「<刑務所>、<工場>、<軍艦>この三つのものが、なぜかくも美しいのか。  
 ここには、美しくするために加工した美しさが、一切ない。ただ必要なもののみが、必要な場所に置かれた。そのほかのどのような旧来の概念も、この必要のやむべからざる生成をはばむ力とはなり得なかった。

 見たところのスマートだけでは、真に美なる物とはなり得ない。すべては実質の問題だ。
 必要ならば、法隆寺を取り壊して停車場をつくるがいい。
 我が民族の光輝ある文化や伝統は、そのことによって亡びはしないのである。
 武蔵野の静かな落日はなくなったが、累々たるバラックの屋根に夕陽が落ち、埃のために晴れた日も曇り、月夜の景観に代わってネオン・サインが光っている。ここに我々の実際の生活が魂を下ろしている限り、これが美しくなくて、何であろうか。」

 まだ戦中のさ中、よくぞこれほど我が伝統文化・芸術をコケにしてくれたものだ。戦後これが世の喝采を浴びて再登場したのは、大久保喬樹東京女子大名誉教授に言わせれば、まさにわれらが<解毒剤>となったのかもしれない。







エッセイ(489)中学の同窓会そして大学名誉教授のサロンと忙しい一日

2019-01-18 05:23:33 | エッセイ
 昨日は東京に在住する中学の同窓生との新年会、そして大学名誉教授を囲むFサロンと忙しい一日だった。
 金沢の中学で東京に在住する同窓生の新年会は名幹事Eくんのお骨折りで毎年東京駅八重洲口の「ちゃんぽん」で開かれる。
 今回も10名が集まった。話題は昨年末死にかけたボクのことからほぼ病気の話。
 二回も癌の手術をしているにもかかわらず、ゴルフでエージシューター一歩手前まで行ったこと、スチールギターを弾いて今でもハワイアングループを率いるTくんなど元気いっぱい。
 病気に関係のないのは今でもゴルフをやるEさんと、有名なオリンピックチャンピオンを旦那に持ち、ご自身も体操選手として活躍、いまでも後進の指導に当たるKさんの女性二人のみ。
 この「あじさい会」なる中学の同窓会を率いるのはもう一人の名幹事Mくん。彼を永久名誉会長に推挙。今年は熱海で開催されることが決定された。

 さて、この後、大学名誉教授宅でのFサロンに参加しなければならないので、ボクは一足お先に失礼する。
 25名集まったサロンで、先生のご講義の前にボクは10分スピーチを仰せつかっている。(2017年のサロン)
 三鷹市市民大学で披露した講演の中から、①台湾国民の自立性と②アメリカの経営者の進取の気性と労働者を抜粋してスピーチした。
 内容は、①日本の若者は甘っちょろい。台湾では稼いだ金は子どもに投資する。息子はハーバード大学、娘は武蔵野美術大学。残業はしない。家へ帰って自身の研鑽に励む。②戦後日本に観光で訪れたメーカーの会長は、横浜ホテルのドアマンの対応に痛く感銘。素人の彼に自社の製品の独占輸入販売権を与えた。40年前既にパソコンを駆使して、カタログ販売に乗り出す先見性。
 しかし、労働者は言われたことしかやらない。バスの運転手が停留所で降りたので、ボクの社長も降りて骨とう品店覗いている間に戻って来た運転手は乗客を点検することなくバスを発車させた。あわてて追いかけてきたボクの社長に渋々運転手は停車。
 乗客の黒人のおばさんに言われた。「アメリカは何事も自己責任ですからね」と。

 聞いていた女性から「他の国のことも聞きたい」と言われ、嬉しかった。
 
 F名誉教授のお話は「とんでも英語はやめ、日本語の力をつけよう」だった。
 最近話題になった<高輪ゲイトウエイ>を引き合いに、何でも英語化する最近の風潮に警告。<マンション>本来は大邸宅のこと。<コミュニティセンターなどは<コミセン>などと略されて、何のことか分からない。立派な<公民館>とか<公会所>という日本語があるではないか。<家のリフォーム>? 本来リフォームは不良少年の品行を改心させること。<先生のアドバイス> 助言という言葉があるのにどうしてカタカナにするのだ。
 専門の日本語をあやつれる外国人は日本語の専門書を買いに来る。日本語で入門の専門書が多いのだ。
 サンスクリット語のお経を漢文に翻訳した三蔵法師の<菩薩、観音、弥勒>日本の仏教はこの漢文のおかげである。
 明治以来の漢訳・・・<社会、経済、哲学>素晴しい日本語ではないか。
 なんでもカタカナ化する風潮はやめにしよう。
   


 

エッセイ(488)敢えて歯医者に行く

2019-01-17 03:51:35 | エッセイ
 昨年末死にかけて、現在も胃がん持ちのボク。
 新宿で迷子になったりしたが、今食欲はあるし体調はおおむね良好である。
 しかし、歯が沁みる。特に冷たい水を飲むと痛い。
 敢えて<歯医者>に行った。
「詰め物が取れたんですね・・・」サーフィン愛好家の豪快な先生は、ボクの苦痛などおかまいなしに、ギーギー、ガーガーと器具を駆使して処理する。
「しばらく通っていただきます」だと。

 ジュリアス・シーザーの名言
 「多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない」
 健診センターの名誉センター長をしている友人がメールをくれた。「飲酒に対する注意など、受診者は自分の聞きたくない医師の進言など聞いていない」と。
 しかし、「料理だけでなくアルコールをこよなく愛した西園寺公望公は91歳まで生きた。自分もその線で行く・・・」と。