昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(262)行き場を求めてさまよう人類

2013-12-09 03:38:31 | なるほどと思う日々
イランが核開発を自制し、経済制裁が解除されるという動きがある一方、
同じ立場の北朝鮮で、トップの後見人が失脚かというニュースが流れた。
 
 日本に活路を見出そうと、飯島元首相補佐官やアントニオ猪木議員と会見したあの金正恩主席の経済重視の後見人だ。

「言うことを聞くなら悪いようにはしない」という中国が<防空識別圏>なるものを設置していよいよ覇権国家の本性をあらわにしてきている。
 
 一方危機感を抱いた日本の安倍政権は<特別秘密保護法>を成立させ、<集団自衛権>も匂わせつつ、今までの<アメリカのポチ>一辺倒から自立の姿勢を示してきた。
 
 お隣の韓国は日中の狭間で<恨み姫>姿勢を解けないでいる。

 アメリカはこれまで消費してきた軍事費の負担に喘ぎ、昔日の世界をコントロールする<力>は軍事的にも経済的にもない。
 世界はいかなるコントロールの下に進もうとしているのか。

 安倍政権が<アベノミクス>と称して<経済>に力を入れているように、<経済>こそ人類を動かす最大の基である。
 ところが、今回のノーベル経済学賞は、皮肉なことに全く相反する理論の学者が両方とも受賞した。
 すなわち、<市場の合理性>を説くシカゴ大学のファーマー教授らに対し、<市場は非合理的なもの、ギャンブルで儲かる経済はおかしい>というエール大学のシラー教授も受賞したのだ。
 

 また、地球温暖化対策会議では台風で大被害を受けたフィリピン代表が涙の訴えをしたのに、自然破壊の問題より人類の身勝手が優先して何らの解決策も見いだせないでいる。
 
 
 これまで人類は自然をコントロールできるという<傲慢>な文明を進化させてきたが今や岐路に差しかかっている。
 ここにきて自然はおろか、自らもコントロールできていない!

 ボクは今<レロレロ姫と三島くん>という、自然界からの使者と人類の対決物語を書き上げるべく苦悩している。