ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

台本書きにゃ、音楽だぁ!

2012-01-15 21:37:14 | 演劇
やっぱ!音楽だなぁ。
 これだって思う音楽と出会うとすらすら書けてしまうんだ。今回の『カフェバンバ』もそう。これだ!ってのにぶち当たって、全体の雰囲気が決まった。だから、台本書きもその音楽聞きながら、涙流し?ながら書き続けた。

 Zaz、フランスで今注目のシャンソン歌手だ。街角で歌っていて見いだされたっていう実力派だ。NHKの番組でも流れていたので、聞いた人はいるんじゃないかな。

 このCD、発売とほぼ同時に手に入れた。そう、タワーレコード渋谷店6階、ワールドミュージック売り場の推奨盤だったんだ。試聴してすぐにこれだ!って思った。当たりだったねえ、どの曲も何度聞いても飽きない。なんか物語が感じられたんだよね。ああ、きっとこの曲で台本書くぞ!って思ったような思わなかったような。でも、運命的な出会いではあった。

 そのZazの曲をほぼ全曲、暗転にちりばめた。明るく調子よく、それでいて上品で洒落た味わいは、『カフェバンバ』の雰囲気にぴったりだった。舞台は川西町だろ、3人の婆さんの物語だろ、どうしても現実感たっぷりの泥臭いものになりそうじゃないか。それ、嫌だったんだよ。舞台はやっぱり夢空間だから。しかもカフェなんたから。

 Zazのお陰で芝居全体がとっても小粋なものに仕上がったと思う。途中途中、登場人物たちに踊らせたりしたかったくらいだ。そう、あのフランス版ミュージカル『八人の女』みたいにね。さすがに今の菜の花座にそんな実力ないので思いとどまったが、フィナーレは出演者全員で踊ってしまおうか?なんて考えたりしている。

 てことは、僕も踊るってことで、やばい!そんなこと書いたら、誰も見にこなくなる!



コメント
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