ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

『恨の行方』ゲネプロ

2009-07-11 23:43:10 | 演劇

 今日は『恨の行方』の照明を仕込んでゲネ。それとも一つ、子どもミュージカルの長井公演。9時から20分、プラザホールで照明シュートに立ち会って、すぐにトラック引っ張って装置搬入。これがまたやっかいな会場で、老人福祉センターの大広間。広間だから、当然畳敷き。高さは9尺弱間口は4間、奥行きだけは広い細長~い部屋。舞台監督が会場見るなり、「できるんですか?」の一言。それを、できるんですかじゃない!やるんだ!と一括して、ともかくぎりぎり立て込んだ。どうやら舞台になったので、後は顧問Nに任せて、トンボ帰りして、11時10分。明かり作りと音響チェックをすませたのが15時30分。今度は装置と部員を迎えにまたまた長井へ。どうやら好評のうちに公演を済ませたようでまずはよかった。

 で、装置を学校に持ち帰りすべて片づけて17時30分。プラザに戻れば夕食休憩で、18時45分にはゲネプロ開始前の打ち合わせ。19時15分にスタートして21時50分、終了。5分間でホールを出て、暗い玄関前でさらに30分のダメだし。で、今、帰ってきて23時10分。なんて、ばかげた忙しさだったんだ。で、すべては、公演前日に別の公演を入れるという大呆けのせいというお粗末!でも、大いに成果の上がった一日だった。

 なんたって、子どもミュージカルは大好評、ゲネプロは最後までともかく通せたんだから!って通せればいいのかよ?情けなくはないか?

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『恨の行方』仕込み

2009-07-10 23:31:42 | 演劇

 菜の花座第20回公演『恨の行方』、今日は装置を仕込んだ。ゆとりをもって、前々日の夜の仕込みにした。なーんて言うと、きっちり計画的にことは運んでる、みたいに見えるけど、実は、この前々日の仕込み、ドジの産物、呆けの報いなんだな。

 実は、明日、公演の前日の明日、子どもミュージカルの公演引き受けちゃってたのよ。とほほほほ、もう、なんてことよ、菜の花座の公演前日に置農演劇部の公演入れるなんて!しかも、顧問N も気づかなかった!つまり団員二人の目と頭をスルー!まったく!まったく!もう、呆けまくりめが!で、仕方なく、そう、今夜が仕込み。

 でも、かえってよかったみたい。負け惜しみじゃないよ。まず、落ち着いてできたもの。照明のシュートや明かり作りは明日ってことで諦めついたから、今日はのんびりと立て込みに集中できた。

 さて、その装置なんだけど、これが、思いがけず、いえいえ、予期したとおりにだよな、なかなかのできだったんだ。特にセンターの巨大な柱が実にいいアクセントになって、シンプルなのに、とても雰囲気のある舞台に仕上がった。装置が組みあがった瞬間、期せずして役者たちから、おおーっ、と、感嘆の声が上がったものね。そう、役者が喜んでくれる舞台ってのが、何よりなんだよ。この舞台じゃ一所懸命やんなくちゃ!って思える舞台。これできた時、舞台美術担当としては、ちょっと鼻高々になっちまうよね。そう、まずは、出演者を驚かせなくちゃね。で、ついつい図に乗って、「いい舞台だった、ちょっと観客が邪魔だったけどね」なんて観客に言われないようにね、などと、いらぬ憎まれ口をきいてしまった。

 なになに、それほどいいのかよ?!って眉に唾つけてる人もいるだろうから、一枚だけ、画像で紹介しておく。いいのか?幕上がる前に手の内見せちゃって?大丈夫、これに照明当たって、役者が立てば、さらにこの数十倍も魅力的な舞台になるんだから。それに、このブログ見てる人は、写真見たからって、本番はもういいや、なんて人はいるわけないからね。

 ということで、仕込みは順調に終わった。なんか良い舞台になりそうな予感ピンピンだよ!さぁ、見に行こうプラザまで。あさって12日は、14:00と18:30の2回公演だから。

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『お祭りマンボ』

2009-07-09 23:45:30 | 地域文化

 『お祭りマンボ』知ってるか?そうだよ、美空ひばりの名曲だ。これをね、置農演劇部で踊っちゃおうと思ってさ。今日、高畠町のスーパーエンターティナー:加藤まちゃあきさんに来てもらったんだ。すでに振り付けも頼んであったので、それを教えに来てもらった。

 2時に始まって、途中休憩10分間、踊り続けの3時間。見事?ダンス『お祭りマンボ』完成だよ。いや、正直言うと、ともかく教わったって段階だけど。なんせ、サンバの基本ステップをマスターできたのが、わずか4人だから、これからなんとか仕上げて行くってレベルだけどね。

 それにしても楽しい3時間だった。3年生は去年の4月『ウォンビーロング』を教えてもらってるから、二度目のレッスン。もう、楽しみに楽しみにこの日を待っていた。だから、教わっている時の表情も嬉しそうなこと、幸せそうなこと。楽しくやれば覚えも早い。わずか三時間で、『お祭りマンボ』覚えてしまったもの。もちろん、マチャアキさんの教え方もとってもいい。何がって、まず、彼自身体が動くこと。次にほめ上手なこと。そして、彼自身楽しんでるってこと。で、この最後のことが一番大切なことなんだよね。

 さて、この『お祭りマンボ』、どう使うかって言うと、演歌ショーなんだよ。題して『夢芝居』。演歌舞踊4曲とお年寄りテーマのコント2本で4,50分のステージを作ろうってことなんだ。踊るのはもちろん『夢芝居』、それに『津軽海峡冬景色』と『男の情話』。この三曲は女子が踊る。男にはひばりちゃんの定番『柔』を選んだ。なんせ、部員28人もいるんでね、コントと舞踊に割り振るの大変。なんとか今日コント台本も渡すことができた。そして、フィナーレの全員大乱舞がこの『お祭りマンボ』ってわけ。ねっ、なかなか渋い構成でしょ。

 さあ、この舞台、これから2週間程度で仕上げる。で、その後、老人大学とか、老人ホームとかを回るつもり。すでに吉島地区公民館からは、ぜひやりたいってオファー入ってるしね、これ結構評判になると思うよ。さぁさ、ご予約はお早めに!

 あっ、そうそう、マチャアキさんのブログ『☆マチャアキ・パーク』、このサイトからもリンクしたから、ぜひぜひそちらも見てほしい。あっちもこっちも欄『☆マチャアキ・パーク』をクリックね。

 

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ITだって芝居のため

2009-07-08 21:28:25 | 暮らし

 道楽って奴はどうしようもない。惚れ込んだらそれっきり、理性も犠牲もなんのその、行くはこの道、ただ一筋。何が?って、あったりまえじゃないか!芝居だよ。演劇だよ。

 たとえばIT。僕がこの数年で急速にはまっちまったのはなぜか?そりゃ芝居に役立つからなんだな。まずは脚本書き。これはもうワープロ抜きに絶対考えられない。このブログや学校のホームページ更新だって、演劇があるから続けられるってもんだしね。デジカメだって、演劇部の記録が主たる用途だし、ビデオ撮影機なんて、公演舞台撮る以外まったく使ってない。

 で、今、僕の横でせっせこ仕事してるのが、A3印刷可能なプリンター、機種はCANONのIX5000。そう、菜の花座定期公演のプログラムを印刷していてるところだ。なんだってA3プリンターか?それはねぇ、A3二つ折りのプログラムを印刷できるから。A3折るなら、A4をホッチキスでとめったっていいんじゃない?なんて言う人の感性を僕は信じない。プログラムに絶対金具(ホッチキス)など使ってはならない。理由は、・・・とにかく、ダメなの!プログラムは二つ折り!これは昔から決まってるんだ。

 それに、これだとカラーポスターだって自前で増刷可能でしょ。印刷屋さんで作ってもらったものを使い切ってしまった時など、必要に応じて刷ることができる。演劇部のポスターなんか、これで十分だものね。ということで、思い切って買ってしまった。まっ、ちょっとした義理もあったんだけど。でも、最後の判断は、演劇に役立つか?ってことだった。

 刷り上がったプログラム、う~ん、なかなかのできじゃないかって、とょっと満足気。でもね、やたら遅い!もうかれこれ2時間になるのに、わずか30枚!おいおい、この調子じゃ、印刷機と添い寝かよ、なんて、不平漏らさないのが、道楽ってものなんだよね。

 

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『恨の行方』迫る!

2009-07-07 23:28:08 | 演劇

 いよいよ今度の日曜日だよ。菜の花座第20回公演『恨の行方』。さあ、どうだろう?今回は今まで以上に、読めない!まず、観客の入り。山形新聞はかなり大きく載せてくれた。それも全県版で。今日はFM山形でも放送された。題材がアジアの花嫁だけに、一部からは大いに関心を寄せられているようだ。でも、果たして、それが観客増に結び付くのか?わからない。

 今回宣伝活動していて、とても気になることがあった。ポスターを引き受けてくれたお店が、なぜか今に至るも張り出してくれていないことだ。一カ所ばかりでない、何軒も。不思議だというより、とっても嫌な気分だ。単に忘れてしまっているなら。それはいい。我慢できる。もしも、ポスターの図柄で二の足を踏んだんだとしたら、・・・・。ポスターには二人の少女が描かれている。二人が纏っているのは、チマチョゴリだ。そして、『恨』の一文字。

 だから貼ってくれないのか?チマチョゴリだから?『恨』だから?それってかなり悪質な差別意識でしょ。お店に聞いてみるって方法もある。でも、馴染みのお店だからねぇ。親しくしてる人たちだからね、狭い町だからね、事は荒立てたくない。僕の優しいところって言うか、弱いところだ。田舎なのかなぁ。未だに、チョーセンジンなんて意識が残っているんだろうか?きっと、よそ者の僕には見えない部分がまだまだあるんだろうね。

 でも、だから、この芝居打たなくちゃならないんだよ。すぐ身近にたくさんアジアの女性たちが移り住んで来てるって言うのに、こんな意識だとしたら、それこそ、彼女たちは、僕が感じる嫌な感覚なんか遙かに超えたところで、辛く厳しい日々を送っているわけだから。

 というこで、一部で大いに関心を寄せられながら、大多数の人たちは敢えて触れずにすまそうとしているってところだろう。だから、観客の入りは、わからない!?微妙!?の一言。

 さらに、舞台のできも、微妙?!なんだな、これが。だってね、一人芝居の連続だよ。11人が次々と一人語りを引き継いで行く。2時間半近くも。冒険だよ、これって。しかも、装置はほとんどなし。動きも全くなし。まさに文字通り、そのものずはり、語り、なんだから。もう、もう、もう、これは役者の力量にかかっているね。いや、その前に台本があるわけなんだけど。

 で、直前情報!良いところまで迫っている役者も何人かいる。まだまだ役作りが発展途上、今に至るもかい?!なんて人もいる。こんなの2時間も聞かされたら、飽きるよな、って正直思う部分も少なくない。なんて、言ってしまっていいのか?!でも、仕方ない!あと、四日!観客の心を打てる独白に押し上げるしかない。できるか、そんな魔術!できたなら、菜の花座、確実に一歩階段を上がったことになるね。そう、ケーブルテレビの中継も決まったことだしね。なんだ、突然に!? 

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