ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

『恨の行方』仕込み

2009-07-10 23:31:42 | 演劇

 菜の花座第20回公演『恨の行方』、今日は装置を仕込んだ。ゆとりをもって、前々日の夜の仕込みにした。なーんて言うと、きっちり計画的にことは運んでる、みたいに見えるけど、実は、この前々日の仕込み、ドジの産物、呆けの報いなんだな。

 実は、明日、公演の前日の明日、子どもミュージカルの公演引き受けちゃってたのよ。とほほほほ、もう、なんてことよ、菜の花座の公演前日に置農演劇部の公演入れるなんて!しかも、顧問N も気づかなかった!つまり団員二人の目と頭をスルー!まったく!まったく!もう、呆けまくりめが!で、仕方なく、そう、今夜が仕込み。

 でも、かえってよかったみたい。負け惜しみじゃないよ。まず、落ち着いてできたもの。照明のシュートや明かり作りは明日ってことで諦めついたから、今日はのんびりと立て込みに集中できた。

 さて、その装置なんだけど、これが、思いがけず、いえいえ、予期したとおりにだよな、なかなかのできだったんだ。特にセンターの巨大な柱が実にいいアクセントになって、シンプルなのに、とても雰囲気のある舞台に仕上がった。装置が組みあがった瞬間、期せずして役者たちから、おおーっ、と、感嘆の声が上がったものね。そう、役者が喜んでくれる舞台ってのが、何よりなんだよ。この舞台じゃ一所懸命やんなくちゃ!って思える舞台。これできた時、舞台美術担当としては、ちょっと鼻高々になっちまうよね。そう、まずは、出演者を驚かせなくちゃね。で、ついつい図に乗って、「いい舞台だった、ちょっと観客が邪魔だったけどね」なんて観客に言われないようにね、などと、いらぬ憎まれ口をきいてしまった。

 なになに、それほどいいのかよ?!って眉に唾つけてる人もいるだろうから、一枚だけ、画像で紹介しておく。いいのか?幕上がる前に手の内見せちゃって?大丈夫、これに照明当たって、役者が立てば、さらにこの数十倍も魅力的な舞台になるんだから。それに、このブログ見てる人は、写真見たからって、本番はもういいや、なんて人はいるわけないからね。

 ということで、仕込みは順調に終わった。なんか良い舞台になりそうな予感ピンピンだよ!さぁ、見に行こうプラザまで。あさって12日は、14:00と18:30の2回公演だから。

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