ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

『恨の行方』迫る!

2009-07-07 23:28:08 | 演劇

 いよいよ今度の日曜日だよ。菜の花座第20回公演『恨の行方』。さあ、どうだろう?今回は今まで以上に、読めない!まず、観客の入り。山形新聞はかなり大きく載せてくれた。それも全県版で。今日はFM山形でも放送された。題材がアジアの花嫁だけに、一部からは大いに関心を寄せられているようだ。でも、果たして、それが観客増に結び付くのか?わからない。

 今回宣伝活動していて、とても気になることがあった。ポスターを引き受けてくれたお店が、なぜか今に至るも張り出してくれていないことだ。一カ所ばかりでない、何軒も。不思議だというより、とっても嫌な気分だ。単に忘れてしまっているなら。それはいい。我慢できる。もしも、ポスターの図柄で二の足を踏んだんだとしたら、・・・・。ポスターには二人の少女が描かれている。二人が纏っているのは、チマチョゴリだ。そして、『恨』の一文字。

 だから貼ってくれないのか?チマチョゴリだから?『恨』だから?それってかなり悪質な差別意識でしょ。お店に聞いてみるって方法もある。でも、馴染みのお店だからねぇ。親しくしてる人たちだからね、狭い町だからね、事は荒立てたくない。僕の優しいところって言うか、弱いところだ。田舎なのかなぁ。未だに、チョーセンジンなんて意識が残っているんだろうか?きっと、よそ者の僕には見えない部分がまだまだあるんだろうね。

 でも、だから、この芝居打たなくちゃならないんだよ。すぐ身近にたくさんアジアの女性たちが移り住んで来てるって言うのに、こんな意識だとしたら、それこそ、彼女たちは、僕が感じる嫌な感覚なんか遙かに超えたところで、辛く厳しい日々を送っているわけだから。

 というこで、一部で大いに関心を寄せられながら、大多数の人たちは敢えて触れずにすまそうとしているってところだろう。だから、観客の入りは、わからない!?微妙!?の一言。

 さらに、舞台のできも、微妙?!なんだな、これが。だってね、一人芝居の連続だよ。11人が次々と一人語りを引き継いで行く。2時間半近くも。冒険だよ、これって。しかも、装置はほとんどなし。動きも全くなし。まさに文字通り、そのものずはり、語り、なんだから。もう、もう、もう、これは役者の力量にかかっているね。いや、その前に台本があるわけなんだけど。

 で、直前情報!良いところまで迫っている役者も何人かいる。まだまだ役作りが発展途上、今に至るもかい?!なんて人もいる。こんなの2時間も聞かされたら、飽きるよな、って正直思う部分も少なくない。なんて、言ってしまっていいのか?!でも、仕方ない!あと、四日!観客の心を打てる独白に押し上げるしかない。できるか、そんな魔術!できたなら、菜の花座、確実に一歩階段を上がったことになるね。そう、ケーブルテレビの中継も決まったことだしね。なんだ、突然に!? 

コメント
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