天気予報は今日の午後から3日続けて、雨!だって。弱ったぞ、熟したブルーベリーを摘んでしまわないと。せっかく色づいたのに実割れしてしまう。熟しきって雨、水分たっぷり吸い込んで耐え切れずパリッ。割れた実も惜しいが、それ以上に収穫の手間がねぇ、馬鹿にならないんだ。機械的な指先作業、実割れ果に行き会うたんび、手が止まり、摘んだ実は口の中へ。これじゃ仕事ははかどるわけがない。それと、ここ数日の晴天で酸味が飛んで、甘くなってきたところだし。一気に全部収穫してしまいたい。が、大豆畑の土寄せ作業も、さんなねだろ、どっちもこっちも優先事項なんだよ。
悩む門には助っ人来る!知り合いのSさん家族がブルーベリー狩りに行きたいって、おう!なんというタイミング、グッドタイミング、って歌あったよね、日本じゃ坂本九が歌ってた、って関係ないけど、大助かりの大歓迎!ぜひぜひ、みんなで来て色ついたの一粒残らず摘み取って行っちゃて!ただ、問題は昼過ぎから雨って非情な予報。午後からどころか、昼前からぽつりぽつり来てるし。
昼過ぎて、今にも降り出しそうな雲が東の奥羽山脈を越えて降りてくる。待ちに待ったSさん一党、大人3人、子ども2人。小さなボール片手に駆けつけてきた。
どこまで摘めるか、空模様との競争。子どもたちも摘んでは口に入れ、うめぇ、と声を上げつつ次々と木を試して回ってる。大人も、家のより甘い!って喜んで収穫作業。さすがに手の数、人の数、1時間ほどの作業でほぼ採り尽してしまった。プロの目?から見れば、まだ見落としは少なくないものの、子どもたちも飽きてきて、お部屋に入りましょう、連呼が始まったから、ここいらが潮時、我がブルーベリー園初の、ブルーベリー狩り、つつがなく終了した。3人合わせ1.5キロほどがお持ち帰り。楽しんでもらえたようだし、こちらも助かったし、遠慮してくれた雨神様に御礼申し上げよう。
見送った後、小1時間、残った実をさらって、よしっ、これで大丈夫、さっ、どーんといらっしゃい、土砂降りだろうと、雷雨だろうと。と、空を見上げたら、声届いたんだ、折から激しく雨。どうぞ、どうそ、田んぼの堰の水も少なくなってきたようだし、連日の炎天下作業で疲れも溜まってきたことだし、だっぷり降っておくれ。そのうちに、またこの美しいブルーベリーの実も熟すことだろうから。
そんな時は、また、誰か来てくれんじゃないかなぁ。お待ちしていますよ、ブルーベリー狩り!