たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

夢見ロックの続篇

2014-08-20 02:26:08 | Weblog
 理想やスローガンを掲げることは簡単。
 いじめをなくそう、とか、みんな平等に、とか、そういうキレイごとに流されすぎてはいけない。だって現実に、他人をいじめようとする気持ちは自己防衛から生まれるもので、ある意味では本質的なことだし、誰もが平等ではないのは周囲を見れば明らかだからだ。
 理論が好きなら、理想を語るだけ語って、現実を観ないイイワケにしてるだけじゃない?と自分に問いかけなくちゃね。

 理想と現実が違うってことをきちんと受け入れることが大事。
 理想はあくまで理想で、現実は現実。その上で、少しでも理想に近づけようとすることが大事だと思うし、自分が手を差し伸べてあげられる範囲で、理想を上手に使えば良いと思う。

 そこに対して、自分の能力を上げてまで、つまり自分が手を差し伸べることができる範囲を広げることを試みてまで誰かに手を差し伸べられたら、確かに理想かもしれない。忙しくなければ私もそこまでしたいし、でもそれこそ、人の防衛本能を考えたら、そこまでするのはナンセンス。
 そして、それを他人に強要するのは、もはや暴力的だと想う。たとえばそれをCグループにとって一番イヤな方法で責めるんだとして、それをわかってやったのだとしたら、それこそ、いじめ。

 ―チームは生きている。自己保身を一番に考え、機械的に集団を廻そうとする時点で、崩壊は決まってしまうものさ。つまり、混じりっけの無い理想を追い続けなければ、脆くも崩れ去ってしまうということだ。それに、そんなことは覚悟の上の夢だったのではないのか?

 私はそんな夢は見ていないし、そもそも夢を見ていない。見ていたんだとしても目醒めて忘れちゃったのかもね。

 『精神的な構造は近しくても、環境が変わればこうも状況は変わるもの。とても悩ましいところだよね』
 「やばいじゃないですか。同じってことなんじゃないですか?」
 『いや、決定的に違う。偶然であれ、運命であれ、環境の要因であれ、俺が絶対に許せない行為を実際にやってない、ってのは、俺の選択の中でめちゃくちゃ大きいところだと想う』
コメント
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