たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

最高に優秀な生徒たち

2013-07-19 02:58:40 | Weblog
 教員として最も大切なことは、自分の生徒に対して、よそ様のお子さんを預からせてもらっている自覚を持ち、生徒を身体的にも精神的にも守り切ることだ。
 その上で、なるべく、より良い方向へと能力を高め、気持ちを豊かにさせるように、少しでも努力することが大切だと想っている。

 俺はこれまで、何十人かの小中高生に対して「何かを教える立場」として、教育の現場に立ち会ってきた。
 そのすべての人達に対して、今でも、自分の生徒、と想っているし、守りたい、ではなく、守らなければならないっと想えてきたと思う。
 楽しいこと、悲しいこと、難しいこと、色々なことを共有してくれたし、ここ最近の生徒たちには全員、ABCグループ理論を伝授してきた(笑)。

 めちゃくちゃ賢い子から、お勉強界は諦めきってる子まで、すべての子たちが、逆に俺に対して何かを教えてくれたし、優秀(優しさが秀でてる)だし、最高の生徒たちだと想う。
 天才的な頭脳を持った子は、毅然とした態度で権威に屈してはいなかったし、持ち前の優しさで現状を打破していった。ノリが良すぎてお勉強に手が回らない子は、賢くなることの意味をゆっくり学びながら、何のために賢さとノリを使うべきかを見出していった。不器用で自分の本質的なスタイルを曲げずに頑張っている子は、何度転んでも前を向いて、終に目的を達成する術を学んでいった。

 俺が、あなたたちに伝えたいことは、どんな子にだって、ただひとつ。
 自らの優しい気持ちを発現させるために、自分なりの能力の上げ方を知って、その得られた能力を持ってして、誰かのために優しくしましょう。
 それさえ身につけてくれれば、俺から教わることは何も無い。逆に言えば、俺は、このプロトコルに絶対的な自信を持っている。

 別に、教員免許が、それを保証してくれることは無い。
 俺自身が、そういう風に教わってきたからだし、そういう先生のもとにい続けただけだと思う。

 気落ちしてるときに、今の生徒や歴代の自分の生徒たちを思いだす。
 そうすると、こんなことしてる場合じゃない、ちゃんとしなきゃ、って自分に思う。常に彼ら彼女らの希望でなくちゃいけないし、そうなれるように努力しなきゃ。

 そんな理由も手伝うから、系をより良くすることを諦めないし、そのためには、自分の能力を高めなくちゃね。

 歴代の自分の生徒たちが最高に優秀だ、っと想える教員は、どの程度いるだろう?
 絶滅危惧種であっても、俺は、そう想い続けられるような教育を施し続けられるようにしなくちゃいけないし、そうなるためにも、本質的に結果を出していかなくちゃいけないんだと思う。
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