たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

努力は、必ず、報われる

2008-06-28 22:33:23 | Weblog
 やっと、声が完璧に戻った。始めは風邪のせーで声が完全にでなくなり(久しぶりに最後までノドを壊した)、風邪完治後も、2週間くらいは戻らなかったが、今日やっと声が戻ったのを実感した。合計で1ヶ月弱、声が出にくかった。
 歌をやってる者にとって、ノドを壊すことは意気消沈を意味する。今回のは、裏声が出なくって、これはものすごいショックだった。元に戻るとわかっていても、本当にショックだった。

 俺の歌の最大の武器は裏声だ。俺は高い声をだすときに、張り上げずに、大抵、裏声を使う。通常、裏声になると、地声よりパワーダウンするのだが、それをいかに少なくするか、地声から裏声へ、裏声から地声への変換をいかに不自然にならないようにするか、長い間、練習をしてきた。そして、ある瞬間を境に、強い裏声、裏声っぽくない地声っぽい裏声を獲得し、パワーダウンを避け、変換を自然にできるようになったのだ。
 俺はもともと声が低い。何もしなければ、ベース音域を得意とする部類だろう。それを努力によって、今は最大で上の上のソ♭まででるし、どの音に対しても強さと弱さを操作できるようになった。

 この努力を完全に否定してくる風邪はマジウザイ。本当に、いらいらしてストレスが溜まってたし、怒りっぽかった。いやー、治って良かった。

 人間、努力してきたことを否定される瞬間は、本当にキレそうになる。あるものに対して、努力もしてない人間が、努力したのに無理だった人間に対して、「努力すればできたっしょ。」とか言ってはいけない。

 例えば、よく、「努力さえすれば、東大なんて、誰でも入れる」っと言うヤツがいる。東大出身であろうが、非東大出身であろうが、受験生であろうが、そんなことを言うヤツは、小さいと思う。
 しかも、努力もしてないヤツがそんなこと言ったりする。努力してから言えし、っと思うと同時に、超小せーっと思う。だって、それをイイワケにしてるだけじゃん。「頑張って頑張って、それでも無理なことだってあるさ」っと思える瞬間を味わえてない人は、もしかしたら、本当に不幸かも。

 あと、「やればできる」って言葉も嫌い。んじゃ、やれよ、っと思う。頼むから、真剣に努力をしてるヤツを否定する言葉を吐かないでくれ。

 それに反抗する言葉を書いて、この記事を終わりにしよう。

 「努力したからって、成功するとは限らない。でも、成功した者は皆、努力している」

 「明日、なろうなろうと思っているのか、今すでに、檜なのか。翌檜にすらなっていないのに、自分が檜か翌檜か?なんておこがましい。でも、もし、今、自分が翌檜になっていると本気で思えるなら、きっと大丈夫。檜になれなかったとしても、その想いは無駄にはならない」
 
 「努力は、必ず、ゼッタイ、報われる。努力して努力して、第一志望の大学に受からなかった、じゃー今までの努力ムダじゃんっと思うんだけど、その先、それ以降に、必ず、繋がっている。努力は、必ず、報われる。俺が保証する。」
コメント
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