たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

理科の基礎である物理学

2008-06-16 23:43:16 | Weblog
 物理学は、そんなに好きじゃなくなってきてしまった。というか、自分には、あんまり、向いていない気がした。そんなことを、このページで書いてると思ったら、書いてなかったので、書いてみます。

 何故か、というと、まず、単純に、「もう結構、できちゃってるじゃん」っということ。いや、そりゃー、確率論などのオカシなトコはありますし、まだまだ統一論化できていないらしいから、やることは沢山あるんだろーけど、ぶっちゃけ、付き纏う細けー事なんて、どーだってよくね?(笑) 

 そして、もう1つ、こっちの理由のが遥かにデカイ。
 物理学の最終目標というのは、この万物の現象というのを、統一化された、ある1本の方程式で、すべて記述しようということだ(ちょっと不正確な表現だな…。詳細は物理学科に入ってください(笑))。つまり、初期条件が定まっていれば、すべての状態を予測できるということだ。

 「そんなの信じたくねー」

 だって、俺がこのメシを食うことも、誰かを好きになることも、曲や映画に涙することも、ビックバンから、いやもっと前から、決まってたって事でしょ?そんなの、イヤじゃー。俺の意思で、俺の考えたそのモノで、決めさせてくれ。いや、この意思すら、何かの方程式にのってる??、あー、やめてくれーい。
 (例えるなら、学校に行く途中で、授業に間に合うかどうかを楽しんでるとして、電車の時刻表から計算できちゃったら、つまんないっしょ??)
 なーんていうと、非線形な現象は(大変すぎて)予測することはできないっしょ、っという物理屋さんがでてくるが、そうじゃない。人間が予測できる事と決まっちゃってる事とは違う。物理学は、スベテは、もう決まっちゃってる事を示そうとしている。
 ちなみに、量子力学のユラギが、人間の思考に、どの程度影響してんのかという問題は、もっとイヤだ。偶然は、規定よりも、好きじゃない。運命は、好きですが(笑)。

 いくら感情系じゃなく思考系の人間でも、すべてを物理的に、無機的に、感情さえも数式や化学式で表したくはない。いや違うな…、賭けたいんだよ、そこに。感情に、数式や化学式は踏み込むことはできないってね。
 
 だから生物学、とも思わない。だって、生命現象をすべて理解しちゃおうとするのが生物学ですから。だけど、生物学をやるほーが、「やっぱ無機的に頭脳だけで、この世を示すことは、無理でした」って言える可能性があると思うんだよね。そこも考慮しなければならない学問だし。

 なんか哲学的になってしまいましたが、そんなわけで、物理をやってるだけじゃつまらないと思うようになってしまった。
 でも、この理科の基礎である物理ってのは、大事だし、このベース(基盤)が無いと、ホントはどうなのかもわからないから、やっぱり物理が好きっちゃ好きなんだけどね。
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今年のオモイ科目

2008-06-16 01:08:27 | Weblog
 そんなわけで、いつの間にか、ちゃんと生化学もやらなきゃいけないみたいです。いや、ちょっと、色々あってね…。
 試験受けないつもりだったんだけど、履修してなくても試験受けて通れば単位あげるって直々に言われちゃ、受けないわけにはいかないしね。こーなったら、マジで生化マニアになってみるか。物理学科の生化2番手くらいにはなれるかな…。

 趣味だからこそ楽しかったというのは、よくあるもんだ。物理がそうだったし、大学受験もそうだったし、そーいや英語もそうだ。
 生物学、生化学だけは、そうはなりたくない。音楽と同様に、人様からそれでお金をとるようになっても、好きでありたいと願う。

 今年のオモイ(重い、想い)科目は、「量子力学」「統計力学」「生化学」で決まりかな。
 去年の「電磁気学」「統計学」「量子力学」に比べると、だいぶ現実的かな(笑)。
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