Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

回復した身体で、北の大地へ

2006年09月30日 | 日々、徒然に
風邪はだいぶ良くなった。
頭がボーっとしているが、
鼻水と咳はかなり治まった。

じっくり休みたいところだが、
そういうわけにもいかない。

実は、明日から北海道に取材旅行です。
函館とか札幌ではなく、浦河という、
千歳空港から電車で3時間ほどのところに行く予定。

MACとデジカメを持っていくので、
現地の写真などをアップしたいと思う。
千歳からは、ロードムービー風な感じになりそうなので。

仕事仲間のO君からは、
「酔っぱらって、道ばたで寝たら凍死しますよ」
と言われてしまった。しませんてば、そんなコト。

Wさんからは、
「僕の同僚に浦河出身の人がいてね…」
といろいろと情報を教えてもらう。行く楽しみが増えた。

どんな取材旅行になるのやら。
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駅に降りるのも忘れるぐらいな素敵な話題

2006年09月30日 | 日々、徒然に
今日は朝から原稿書き。
せっせと書き続ける。
午後3時まで書き続けたあと、
T君と築地まで取材に出かける。

そこで3時間ぐらいかけて取材と撮影をこなし、
外に出たら、すっかり暗くなっていた。
僕とT君は、地下鉄に乗り、とりとめもない話をした。

「なぶる」という漢字知ってる?と言うと、
T君は、そんなの常識ですよ、
と言いながら僕を見た。
あの漢字って、パソコンで打つとちゃんと出るのかな?
と聞いたら、
あの手の漢字の中ではメジャーだから、
出るんじゃないですか、とクールに答えるT君。

試しにやってみる。


嬲る


おお、出た。大したものだ。
でも、自分のPCでたまたま出ているだけで、
他のPCではちゃんと出ているのかな。

話を戻そう。
そんなどうでもいい話をしていたT君と僕。
いつのまにか降りるべき駅を通り過ぎてしまっていた。
そんなに熱中していたのかな、


嬲る


という漢字で…。

クールなT君は、妙な話題を出した僕が、
さも悪いかのように、
じっと冷たい目で僕を見つめるのだった。
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甘酸っぱくも、ほろ苦く

2006年09月28日 | 日々、徒然に
風邪はなかなか治らない。
今日も一日頭が痛く、咳が出る。

Tさんと一緒にH社に行く。
実はTさんの本を作ろうと思っているのだが、
その前段階として、挨拶にうかがう。
本が成立するかどうかは、まだ先の話だが、
とりあえず、一歩先に進んだような気がする。

H社は四谷近辺にあり、
以前四谷に住んでいたTさんはしきりに
このあたりを懐かしがっていた。
Tさんは、坂道を下りながら、
当時の思い出話などを話してくれたのだが、
ちょっと甘酸っぱく、ほろ苦い話だった。

Tさんと別れ、仕事場に戻る。
I君が今度出す本のゲラをチェックする。
ようやく明日校了となる。
ついにI君、「著者」となる日が近づいてきた。

そのあと、明日の取材の打ち合わせやら、
来週の仕事の電話などがかかってきたりして
それらの対応に追われる。
まだまだ仕事が残っている。
終わらない。ちっとも。



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常連と間違えられた風邪引き男

2006年09月27日 | やさぐれ男のつぶやき
傘を持たない、とか書いていい気になっていたら、

思い切り風邪を引いてしまった!

骨の突き刺さった傘を差していたから、
激しい雨が僕の身体を
じわじわと冷やしたのかもしれない。
それにしても、

頭が痛い! おまけに鼻水がっ!

大久保にあるW社に行き、
校正紙を受け取って、駅に向かう路地の途中に、
「ラーメン 350円」と書いてある中華屋を見つけた。

中に入り、「半チャンラーメン 580円」を頼む。
するとそこのオバちゃんと、厨房の親父が
ずっと口喧嘩をしていた。
会計の動作が遅いと言う親父に対し、
「お客さんがゆっくりお金を出すからしょうがないじゃないの!」
と反発するオバちゃん。
僕が「半チャンラーメン」を喰っているあいだ、
ずっとふたりは喧嘩を続けたのだった。

喰い終わって、会計を済まそうと思い、
喧嘩中のオバちゃんに声をかけた。
僕を見たオバちゃんは、

「はいよ、いつもありがとね!」と。

違う!オバちゃん、初めて来た店だよ!

会計しながら、僕は心の中で叫んだ。
風邪を引いてるにもかかわらず、
「半チャンラーメン」を喰った僕が悪いのか。
咳をしながら、僕は仕事場に戻った。
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激しい雨が降る、と歌ったのはボブ・ディラン

2006年09月26日 | 無意味な考察
僕は、傘を持たない。
持ち歩くのが面倒くさいので、少々雲行きが怪しくても
降水確率が100パーセントでも、
そのときに雨が降っていなければ傘を持って行かない。
もし降られたら、コンビニに寄り、ビニ傘を買う。

そこそこの値段がする傘を持っていた時期もあったのだが、
ほぼ100パーセントの確率で電車に置き忘れるのだ。
だから、ちゃんとした傘を持たず、
雨が降れば、適当にビニ傘を手にして、歩く。
多少の雨なら、濡れるほうを選ぶ。

コスト的に見て、
ちゃんとした傘を買って持っていたほうがいいか、
それとも、安いビニ傘でやり過ごしたほうがいいか。
やはり前者だと思うのだが。

今日は、激しい雨が降った。
自分の傘を持っていなかったので、
仕事場にある、誰も使っていない傘を使った。
そしたら、傘の骨が折れていて、
折れた骨が傘の布地を貫いていた。
もし雷雨だったら、真っ先に雷が落ちそうな図だった。

激しい雨が降る、とボブ・ディランは歌う。
ディランの歌う「雨」の意味を少しだけ考える。
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踊る映画にハズレはない

2006年09月25日 | 映画など
炭坑とフラダンス。
このふたつを結びつけた作り手に敬意を表する。
しかも実話だという。
加えて出演者のアンサンブルが楽しく、
笑えて泣ける娯楽映画の王道を行ってると思う。
その映画とは『フラガール』
誰にでもお勧めできる映画だ。


フラガール(2006)


炭坑を舞台にすると、それだけでドラマチックだ。
石油に押され、リストラや閉山の危機を背景に、
腕一本で家族を支えてきた無骨な男たち。
煤で真っ黒になりながら、トンネルに潜り込む。
ケンカっぱやくて、単細胞。
そんな男たちを支える女たち。
労働とそれに対する誇り。

しかし、その子供たちは、時代の流れに敏感で、
炭坑など時代遅れだということを肌で感じている。
そこに起こる親と子の軋轢、別れ、そして和解。

こうした炭坑のドラマを今まで何度見てきたことだろう。
古くはジョン・フォードの『わが谷は緑なりき』もそうだったし、
最近では『リトルダンサー』とか『遠い空のむこうに』とか。
あと、『ブラス!』もそうだった。
こうした映画には、
いわゆるドラマのすべてが詰まっていると言って過言ではない。

そしてフラダンス、だ。
僕は、映画の中で登場人物が踊るだけで嬉しくなってしまう。
ミュージカル映画が好きだということもあるけれど、
歌ったり踊ったりするだけで、
映画がダイナミックになっていく気がするからだと思う。

フラダンスなんか踊れない炭坑夫の娘(そんな映画もあったな)たちが、
教師役の松雪泰子とケンカを繰り返しながら、
次第に上達していき、舞台に立つ喜びを見いだしていく。

人間、悲しくなったら踊ればいい
──そんなことを思いながら、
観客席でリズムを取りながら、映画を楽しんだ僕だった。

特筆すべきは、蒼井優だ。
ラストで美味しいところをすべてさらっていく。
それほど、彼女のフラダンスは素晴らしい。
もともとバレエをやっていた経験を生かし、
楽しく、伸び伸びと踊る姿は、
一瞬、ハリウッドのミュージカルスターと
錯覚するほどのオーラがあった。
この女優さん、やはり侮れないと思う。
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パンツ丸見え、とペ・ドゥナは言う

2006年09月24日 | 映画など
『リンダリンダラバーソウル』を読みながら、
頭の中を駆けめぐっていたのは、
もちろんブルーハーツの「リンダ・リンダ」だ。

そして、映画の『リンダリンダリンダ』も思い出した。
まだ20代の、山下敦弘という人が撮った作品だ。
今、思い出しても、楽しくて、トボけてて、寂しい。
そんな映画である。


リンダリンダリンダ(2005)

とある高校。文化祭前夜。
急ごしらえのメンバーで
『リンダリンダリンダ』を演奏する
4人の女子高生たち。

彼女たちは大してブルーハーツを知らない。
もちろんバンドブームも知らない。
ただ、この有名な曲に何かを感じて演奏することになる。
なりゆきでボーカルを取ることになった
韓国からの留学生(ペ・ドゥナ)は、
ブルーハーツの曲をヘッドホンで聴き、泣く。

彼女たちは、数日後に控えた演奏会のために、
淡々と練習を重ねる。
その間、メンバーの元カレや、
思いを告白しようとするクラスメートの男の子などが
からんでくるが、基本はひたすら演奏の練習。

練習は深夜に及ぶ。
彼女たちは、お菓子などをほおばりながら、
他愛のない話をする。
ドラマチックな展開は、ない。
みんな少しずつ孤独だったり、悩んでいたり、
楽しんでいる様子が描かれていく。

やはり、文化祭は本番ではなく、
そこまでに至る準備や練習がすべてだ。
うまくいかないことや、反りの合わないこと、
ムカツくことやふざけてしまったこと。
意外と意志が通じたことや、思わず笑ってしまったこと。
そういったものは、一瞬の出来事ではあるけれど、
きっと、忘れがたいものになるはずだ。

彼女たちは、大人になっても友達同志でいるだろうか。
僕は、そうならないと思う。
演奏会が終わったその瞬間から、
彼女たちは、それぞれ自分たちの道を歩いていく。
それは意識的にそうした、ということではなく、
どうしようもないことだから。歩む道は違って当たり前なのだ。

クライマックス。
演奏会のシーンに挿入される、
校舎裏のカット。小雨が降り注ぐ。
寂しげなカットだが、
彼女たちを包み込むクールな暖かさとでもいうのだろうか。
見終わったあとの心地よさに、ずっと浸っていたいというか。

※ちなみに上のタイトルは、
彼女たちが夜中の校舎に忍び込む際、
ひとりずつ梯子を登っていくときのペ・ドゥナの台詞。

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恥ずかしくて寂しくて

2006年09月23日 | 読んでいろいろ思うところが
大槻ケンヂ
『リンダリンダラバーソウル』を読む。

1990年前後に突如起こったバンドブーム。
その渦中にいた作者が、自らの体験を綴った、
エッセイとも、小説ともつかない一冊だ。



バンドブームは僕も覚えている。
「いか天」も何度か見た記憶があるが、
それほど熱中したわけではなかった。
「たま」とか
「フライングキッズ」とか
「ユニコーン」をちょっと聞いたぐらいで、
「筋肉少女帯」は、彼らのビジュアルはよく覚えているが、
実際に聞いたことはなかった。

バンドブーム、というものをはっきり意識したのは、
ブームが終わってから、雑誌「ガロ」で
みうらじゅんの「アイデン&ティティ」を
読んだときだった。
僕はこのマンガでボブ・ディランの聞き方を教わり、
本物のロックを探し続ける主人公に涙した。

『リンダリンダラバーソウル』も、
そうしたバンドブームの
高揚感と、なんともいえない寂しさ。
まさに「青春」を過ごした人の吐息が感じ取れる。
「青春」と書くだけで顔から火が出るほど恥ずかしいが、
そう、恥ずかしくて寂しいものだと思う、青春は。

作中で主人公の恋人が、
本番を前にして弱音を吐く主人公を励ます場面がある。

──あのね、多分、大人になるって、
逃げ出せないことと、面と向かい合うことなんだと思う。
今逃げたってピンチは来るの。
逃げ場なんてない──。

ピンチが来ると、大抵の人は逃げる。
それは歳を取れば取るほど、その頻度が多くなるようだ。
そしてピンチをピンチと思えなくなるほど
人は臆病になり、鈍感になっていく。

逃げないこと。一歩踏み出すこと。
きっと恥ずかしいことだろう。失敗も多いだろう。
でもそうした体験をした人でしか
たどりつけない境地というものがあるらしい。

大槻ケンヂのこの本は、
さあおいでおいで、こっちは楽しいよ、と
読む人の背中をポンと押してくれる力を持っている。
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何かが変わる、そのときまで

2006年09月21日 | 日々、徒然に
I君と一緒にW社に行き、原稿を納める。
初めての著書を出すことになるI君。
足かけ2年にわたる労作がようやく本になる。
なにはともあれ、めでたい。

本になって、書店に並べば終わりではない。
どうやって人々にアピールし、
どうやって人々に売っていくか。
そこが重要となってくるのだ。
ここからが本番だと思う。

以前、編集に携わった本が出たときは、
関係各社に配り、いろんな媒体に宣伝をお願いし、
地方局だが、テレビ番組のスポットで
著者と一緒に出たことがあった。

残念ながら、その本の売れ行きは好調とは言えなかったが、
そこそこやった感があったし、何よりも楽しかった。
何かが変わった、と思う。僕にも、その著者にも。
金銭的には大して潤わなかったが…。

今度も、何かが変わればいいと思う。
そして少しでも、新しい経験ができれば楽しいのだが。
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ビールは水分か否か

2006年09月20日 | 日々、徒然に
首と肩が痛い。
ここ何日か、原稿に追われ
ずっとPCと向き合っていたせいか、
首から背中にかけて凝りまくっているようだ。

仕事場の近くに、S治療院という
マッサージや鍼をやってくれるところがある。
あまりに凝りがひどいときは
ここにお世話になることがある。

ひどく無骨な中国人の整体師が、
「イタイデスカ?」
と言いながら、僕の背中を攻める。
「ちょっと痛いです」
と言うと。
「ワカリマシタ」
と応えるが、弱くなるのはほんの数分で、
そのあとは、また強く僕の首をもみほぐすのだ。

「水分ヲ取ラナキャダメネ」と毎回僕にアドバイスしてくれる。
「ビールは水分ですよね?」と聞くと、
「ウーン、ドウデスカネ?」と言いながら、そのあとは何も言わない。
そんな中国人の整体師。
僕は割とお気に入りである。
明日、行こうかな。

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