Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

さよなら自意識

2016年04月30日 | 日々、徒然に

訳あって、自宅の断捨離中。

知り合いでネットの古書店をやっているMさんに、

長年溜めこんだ本や雑誌を引き取っていただく。

 

 

ざっと1500冊ぐらいはあったと思うけど、

クルマの荷台に運ぶ手伝いをしながら、

自分の頭の中を見られているような気がして赤面。

そんなに価値のあるものはないと思うけど、

ブックオフに売ったり、廃品回収に出すより、

まだ欲しがっている人に届くかなと。

そんなことを思いつつ、愛しの本たちに別れを告げる。

 

本もそうだけど、手放すとなると雑誌も感慨深い。

ということで、お別れに記念写真をば。

 

 

Switch

今はだいぶ違うテイストのようだけど、

アメリカの映画や音楽の最良のものに触れるには、

この雑誌が一番だったように思う。

ハリー・ディーン・スタントンが表紙になる時代があったんだな、と。

 

 

Studio Voice

エッジが利きまくりだった、今は亡きサブカル誌。

まさに男の中の男。

永遠のアニキと言ってもいい、ブロンソンが表紙の号。

みうらじゅん&田口トモロヲの「ブロンソンズ」には心酔してました。

 

シティロード

本の雑誌

ガロ

キネマ旬報

ロッキングオン

 

などもかなりの量があったので、お別れを。

さようなら、みんな。

君らのおかげで、

こんな人間になっちまいました。

 

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ふわふわの威力

2016年04月29日 | 映画など

ウール・グロスバード監督「恋におちて」を見る。

1984年制作というから、もう32年も前の映画なのか。

「マイ・インターン」を見たせいで、

デ・ニーロの映画がもっと見たくなって、

たまたま見るチャンスがあったのが本作。初見である。

相手役がメリル・ストリープという、芸達者同士の共演も楽しい。

というか、ふたりとも、若い。

デ・ニーロ41歳、ストリープ35歳の記録でもある。

 

 

不倫って、道義的には許せないものなのだろうけど、

いちどハマったらどうにもならないわけで。

映画って、公序良俗に反すれば反するほど面白くなるのは、

真理だなあと思ったりする。

 

デ・ニーロはもちろん好演だけど、

この映画はメリル・ストリープのためのものでしょう。

ふわふわのヘアースタイルは、恋愛に溺れる人妻の心理を

うまく表しているというか、

ふわふわと感情があっち行ったりこっち行ったり。

そのあたりを見ているだけで楽しい。

 

シリアスになりすぎず、意外とライトな映画になっているのは、

音楽がデイヴ・グルーシンだからか。

そのあたりだけは、80年代なテイストというか。

誰か70年代から80年代のアメリカ映画を、

デイヴ・グルーシンくくりで語ってくれることを希望。

あと、これだけ電車が出てくるアメリカ映画も珍しい。

電車と映画ということになると、もっと語りたくなるけれど、

それはまた別の話。

 

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愛してるという響きだけで

2016年04月28日 | 日々、徒然に

カープの新井貴浩選手、

2千本安打、おめでとうございます。

 

と書いたはいいけれど、

関係各位のコメントを引用してみると…

 

お前ほど怒られながら練習をしていた選手は

後にも先にも見たことがない。

(元カープ監督・達川光男氏)

 

まさに新井が、という感じ(笑)。

感慨深いものがある

(カープ同僚・黒田博樹投手)

 

若い頃は怒られている姿しか見たことがなかった。

(元カープ監督・野村謙二郎氏)

 

入団時からギリギリの瀬戸際だった選手。

(元カープ・前田智徳氏)

 

タイミングは取れない。守備も下手。走る姿もドタバタしている。

将来性はそんなに感じなかった。

(駒大の先輩で元ベイスターズ監督・中畑清氏)

 

あの打ち方で2000本打てるんだなあ。

それは本当に思いますね。

(カープとタイガースで同僚・金本知憲監督)

 

超一流の仲間入りではないけど、

一流選手の仲間入りですね。

(カープ・緒方孝市監督)

 

お祝いコメントなのに、

ここまで言われる新井選手って…。

まあみなさん、もちろんボロクソに言いながらも、

最終的には2000本の偉業を讃えてはいるんだけど。

いい人なんだろうな、新井選手。

 

あともうひとつコメントを発見。

 

みんなに、ほんとに

したわれてるせんしゅですね。

(スワローズのマスコット・つば九郎)

 

 

 

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爺の英雄譚

2016年04月27日 | 映画など

ナンシー・マイヤーズ監督「マイ・インターン」を見る。

これはヒーロー映画だな、と思う。

誰がヒーローかって、それはもちろんデ・ニーロのことだ。

 

 

デ・ニーロ演じる定年退職したやもめの70男は、

酸いも甘いもかみ分けて、

決して人間が曲がることなく、まっすぐで誠実。そしてタフ。

再雇用された会社で、その人間力を発揮しながら、

周りの人たちを幸せにしていく。

そんな70歳いねえよ、と思いながらも見てしまうのは、

やっぱりデ・ニーロが上手だからなのだろう。安定の演技というか。

 

女社長のアン・ハサウェイも、

デ・ニーロの恋人役のレネ・ルッソも綺麗だし、

ハッピーエンドに向かって突き進む心地よさに、しばし浸るのでした。

 

 

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カステラを黙って切った

2016年04月26日 | 日々、徒然に

いつも参加している雑誌の企画会議。

いくつか企画を出して、果たして

まわりの人たちに響くかどうかをうかがい、

いい方向に進むことを願う。

 

会議のあと、

ライターS嬢とT嬢(邪悪なT君ではない)でお茶など。

やさぐれ話に花を咲かせたけれど、

お茶うけにカステラを食したりして、やさぐれた心を少しでも癒やす。

いい企画を出して本をつくりたいね、的な話とか

少しは前向きな話もしたような。

 

松田聖子に「雨のリゾート」という曲がある。

せっかくのデートの日。あいにくの雨で

彼と一緒にクルマの中。そこで彼女がしたことは、

カステラを黙って切ることでした。

 

 

ってそう聞こえるんです。なんという空耳。

0:57あたりを聞いてください。

作詞・松本隆、作曲・杉真理

名盤「風立ちぬ」のB面に収録された名曲です。

 

 

 

 

 

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ローランドの悲しい目の親爺

2016年04月25日 | 日々、徒然に

ボブ・ディラン来日公演

@渋谷BUNKAMURAオーチャードホールに行く。

エントランスでは若きボブがお出迎え。

 

 

それにしても思うのは、

ボブ・ディランという人に期待しない方がいい、ということだ。

どういう意味かというと、

会場に集まった人たちは、ディランのあの曲とかこの曲とか、

あのアルバムとかこのアルバムとか、

それなりに思い入れがあるはずなのだけど、

そういったものはすべて忘れて、というか期待しないで、

今まさに、目の前にいるディランとそのバンドが奏でる曲と歌を

堪能すればいいのだ、ということ。

 

「ライク・ア・ローリング・ストーン」も

「アイ・ウォント・ユー」も「くよくよするなよ」も

「ラブ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」も

「ハリケーン」も「愚かな風」もやらないし、

「風に吹かれて」が原曲とは似ても似つかない

アレンジで演奏されたとしても、

それはそれで受けとめるべきなのだろう。

だって、鳴らされている音楽が

極上だということに間違いはないのだから。

 

セットリストにばかり注目して、

「あの曲やった」「やらなかった」的な楽しみ方は

ディランのライブを前にすると、

ずいぶん心の狭い楽しみ方かもと思ったりする。

 

ということで、

チョイ悪シンガーとして魅力満載の

2016年4月のボブ・ディラン。

アメリカンミュージックの凄さを体感できた2時間でした。

ベストパフォーマンスは、

最後の最後に歌った「Love Sick」。めちゃカッコ良かったです。

変に出しゃばらず、黙々と演奏するバンドも素晴らしい。

また来てくださいね、御大。ずっとついて行きますから。

 

 

 

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オバサンから遠く離れて

2016年04月23日 | 日々、徒然に

漫画家さんとの打ち合わせで横浜まで。

待ち合わせのカフェで、コーヒーを啜りながらあれこれと。

 

 

横浜駅近くのカフェは、さすがにお洒落である。

コーヒーもそこそこだし、店のお姉さんのサービスも如才ない。

本当は、やる気のないオバサンが

不味くて馬鹿高いコーヒーを出す、

やさぐれた喫茶店が良かったのだけど。

 

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ある整体院の風景

2016年04月22日 | 日々、徒然に

「うぐぐぐ…」

「いや~ガチガチですね~背中も腰も」

「そ…そうです。ここのところずっとパソコンの前で

 仕事をしてましたから…」

「それはいけませんね~ほら~お尻の方も固まってますよ~」

「ぎゅぎゅうう…い、痛いです…」

「それは痛いでしょうね~だって痛くしてますから~」

「そ、そういえば、先生って九州の人でしたよね」

「そうなんですよ、熊本なんです」

「だ…大丈夫でしたか?」

「まあ…実家には、婆ちゃんと叔母さんがいるんですけど、

 熊本市からちょっと離れてますから、大丈夫みたいです」

「それは何よりですね…」

「でも、余震がすごくて、なんかいつも体が揺れてる感じがして

 気持ち悪いって言ってましたよ」

「…熊本には帰る予定とか?」

「実は、友人の結婚式で今度のGWに帰るつもりなんですけど、

 結婚式場が熊本城の近くのホテルで」

「ええっ…それはやばいですね」

「ホテルの建物は大丈夫みたいなんですけど、水道がダメみたいです」

「……」

「披露宴のときに揺れちゃって、テーブルの下に隠れるなんてのは、

 あまり洒落になりませんからね~」

「…しかし困ったもんですね…」

「原発も止めてもらいたいですよ」

「せ…川内原発ですか」

「そうそう。みんな真面目に考えてないんですよね~」

「ぐぐっ…せ、先生、痛いです…」

「痛いですか。そりゃ痛いですよ~」

 

 

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レッツゴークレイジー

2016年04月21日 | 日々、徒然に

ブライアン・ウィルソンの

来日公演のことをもう少し書こうと思ったら、

プリンスの訃報が。なんということだ。

享年57って、若すぎやしませんか。

 

 

自分はプリンスの熱心なファンではなかったけれど、

キワモノ的なビジュアルが強烈で、カッコ良かった。

とにかく、聞く者を圧倒するものがあったというか。

ミュージシャンとしても、ものすごいテクニシャンだったと思う。

アルバムでは「LOVE SEXY」が好きだったことを思い出す。

亡くなってからでは遅いけれど、

ものすごく再評価されるんだろうな。残念無念。

 

 

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勝手に逃げろ/邪悪

2016年04月21日 | 邪悪なT君

うひょひょひょひょひょ。

 

嗚呼。せっかくいいことを書いていたのに。

前向きに生きようと頑張っているところに、

どうして水を差してくるのだ、邪悪なT君よ。

 

「水じゃないですよ~お湯ですよ、お湯。

 お湯を入れないと焼きそばができないじゃないですか~」

 

瞬時に殺意が。

今度こそ息の根を止めてやる。

 

「まあまあ~落ちついてくださいよ~。

 でもその落ち着かない気持ちも分かりますよ~。

 だってキムチが入ってるんですからね~」

 

だから何だというのだ。

キムチでも何でも入れればいいだろう。

 

「そうなんですよ~入ってるんですよ~キムチが。

 何とフリーズドライのキムチがちゃんとかやくの中に

 入ってるんです~なかなかやりますね~

 ギョーザパンチの焼きそばとは大違いですよ~」

 

知るか。

もう我慢ならん。このくされ外道が!

 

そう叫び、手元にあったバールで

奴の脳天を直撃。頭を潰せばこっちのものだ。

 

だが、しかし、

潰れた頭から脳味噌が飛び散るかと思ったら、

なぜか脳髄からキムチが大量に発生しているのでした。

邪悪なT君の頭の中は、まさにキムチで一杯だということか。

 

 

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