夕方から築地方面で
カメラマンのＴさんと一緒に取材。
これが朝イチの取材だったら、昼に終わって、
市場近くの食堂で、海鮮丼のようなものを
食すこともできたのに、
取材が終わったのは夜の９時過ぎだったので、
周りには何もなく、あるのは牛丼屋ぐらいという体たらく。
結局、どこにも寄らず、おとなしく仕事場に戻る。
戻ったら戻ったで、メールが何通も来ていて、
その対応に追われる。
やさぐれてはいけない。
そう自分に言い聞かせながら、仕事を続けていくうちに
８月は終わりを告げたという。
午後からＫ社で新規の仕事の打ち合わせ。
９月末入稿ということで、
まだ８月だから大丈夫、と思っていたら
明日で８月は終わりなのです。ふっふっふ。
と、乾いた笑いが編集部に響く。
打ち合わせのあと、書店に寄ったら、
ディアゴスティーニでビートルズのＬＰシリーズが出ていた。
創刊号は「アビイ・ロード」で1990円。ううむ。
このレコは持ってないから、思わず買おうかなと思ったけれど、
中古レコ屋でわざわざ探す手間が快感になっている昨今、
簡単に新品が手に入っていいものかと
しばし、自問自答するのでした。
なんかまた北朝鮮がやらかしたみたいで。
朝ドラ「ひよっこ」の放送が飛んでしまった。
平和じゃないと朝ドラが見られなくなるのか。
そう思うと、やっぱり平和を強く望みたいわけで。
めまいはクスリのおかげで、ずいぶんおさまった。
でも締切は待ってくれないので、
そういう意味で、目の前はクラクラしっぱなしです。
原稿を１本書き、もう１本書き進めて、
ほぼまとまったかな、
というところで、打ち合わせに出る。
来年出す予定の本のことで、相談を受ける。
時間はあるようで、あまりないのがこの業界の常。
それよりも、まったく触れたことのないジャンルの本なので、
大丈夫ですか、という話をしたら、
相手の編集さんに「僕もあまり知らないんですよ〜」と言われ、
顔を見合わせながら苦笑する。
仕事場にもどった途端、めまいがする。
やばいな、また来たか、と。
それでも原稿の直しとレイアウトを新たに
考えなければならず、仕事を続ける。
ひと区切りついたところで、帰ろうと席を立ったら、
またくらくらとして、立ってられなくなってしまった。
このまま死ぬのかな、と思うぐらいの揺れ具合。
冷蔵庫を開けたら、
キャベツとピーマンが目に入ったので、
適当にざくざくと刻み、豚コマと一緒にフライパンで炒める。
塩コショウに加えて、少量のお湯で溶いた味噌を投入。
仕上げに豆板醤を少々、のつもりがつい多めに入れてしまう。
ホイコーロというには、こってりな感じはないけれど、
豆板醤のピリ辛感と豚コマは相性がいいなあ、と。
ご飯にも合うし、夏バテの体（というか、年中バテてますが）には
ちょうどいいメニューでした。お試しあれ。
スーパーに寄り、アレコレと買い物をしていたら、
何とも悩ましいモノが。
ソース焼きそば 93円。
キャベツたっぷりソース焼きそば 106円。
その差13円。
キャベツの付加価値がこれでもかと見せつけられる。
そんなに偉かったか、キャベツって。
昨日の対談の文字起こしにいそしむ。
２時間分みっちりあるので、なかなか進まない。
新規の仕事の電話をいただいたりして、
来週の予定はかなりびっちりというか、
打ち合わせや取材があったりして、
原稿を書く時間が確保できるだろうかというのが目下の悩み。
麦のアレとレコにまみれる人生を夢見るのだけど、
それができないのも、目下の悩みです。
夕方から新宿。雑誌企画で、
とある大学のＫ教授と、タレントのＹさんの対談。
サブカルかつ濃厚な２時間で、楽しい話がいろいろと。
なんとか無事に終了したのはいいけれど、
対談原稿を超特急で上げなければならず、
これはやさぐれるヒマもないのでは、と。
思うに、やさぐれるというのは、
それなりに心と時間に余裕があるときだし。
ほかの雑誌記事も６ページほど残っているし、
来週はまた新規に取材があるので、
ここは「ベイビー・ドライバー」を聞きながら、
駆け抜けるしかないな、と。
エドガー・ライト監督「ベイビー・ドライバー」を見る。
ほぼ満員の観客。終わったあとの拍手。
映画館から出てくる人たちの笑顔。
映画と音楽が好きな人のためにあるような映画。
これは完全なミュージカルだ。
登場人物の感情が音楽に乗り、
踊ったり歌ったりするのが
ミュージカルの常だけど、この映画では、
踊りの代わりにカーアクション、
歌の代わりが銃撃戦だったりするわけで、
これほどまでに音楽とアクションが
対等に融合しながら突き進む映画は珍しい。
走り屋として、
天才的なドライビングテクニックを使う主人公は、
両親を車の事故で亡くし、以降、難聴に悩まされながらも、
音楽と共に生き、愛する里親と恋人のために疾走する。
その走りっぷりが映画にドライブをかけていく快感。
「ベイビー・ドライバー」と聞いて、
サイモン＆ガーファンクルの曲？ と思いながら見ていたけど、
おお。ここで流すか、というタイミングで感極まる。
アルバム「明日に架ける橋」のＢ面。
「ボクサー」の次に収録されている同曲。
Ｓ＆Ｇとしてはさほど目立たない曲だけど、
この映画のおかげで、曲のカッコ良さを再認識。
ずっと座って、Macを前に
キーボードを叩いていると、さすがに目が乾き、
指が腱鞘炎のようになり、首や肩や背中や腰が凝る。
今日はオニギリを家から持ってきていたので、
ランチの時間もずっと原稿書きで、それは疲れるだろうと。
やっぱり近くのコンビニまで歩いて
焼きそばを買いに行くぐらいの運動はしなきゃな、と。
もっと時間的、精神的に余裕があれば
ランチに出て、冷やし中華を食し、
書店を冷やかし、安レコを漁るぐらいの昼休みがほしいところ。
あそこの店で○○○のレコが300円だったのに、
なぜ買わなかったんだろう
と忸怩たる思いで原稿を書くtacoでした。
