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Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

現役感に圧倒

2009年01月31日 | 日々、徒然に
金曜日は中野で出崎統監督の取材
出崎監督といえば、
『あしたのジョー』『エースをねらえ!』
『ブラックジャック』『ガンバの冒険』など、
数え切れないほどの名作アニメをものにした巨匠であり、
インタビューする前の緊張感はかなりのものだった。
取材の下準備として、
『あしたのジョー2』を見たが、
唯一無二の美意識を持った演出家だなとあらためて思い、さらに緊張。

インタビュールームの前で待っていたら、
出崎監督が軽やかな足取りで出てきて、
階下の部屋に、階段をトントンと駆け下りていったのを見て、
若々しいなあ、カッコいいなあと思った途端、
なぜか緊張感が解けていった。

実際のインタビューでも、
気さくに答えていただき、
しかも深い話が聞けたので、良かったのではと。
65歳とは思えない現役バリバリ感に元気をもらった気が。

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サブカルアーカイヴ

2009年01月30日 | 日々、徒然に
『タモリ倶楽部』スペシャルが放映とな。
テレ朝開局50周年記念の番組らしい。
いつのまにかサブカル番組の雄として
唯一無二の存在になりつつあるこの番組。

過去27年のダイジェストが流れる。
ナンシー関さんの出演場面が流れて驚く。
そうなんだ。出てたんだ。
動いているナンシー関さんを見るのは初めてだ。

勝手に思っているだけなのだが、
僕が文章の師と仰いでいるのは、
向田邦子と中島らも、そしてナンシー関だ。
ナンシー関さんの文は切れ味といい、
言葉の選び方といい、リズムといい、完璧だと思う。

そんなことをいつも思っているので、
動いている彼女を見て、少し感動。
惜しい人を亡くしたな、と。

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集中力アップのおまじない

2009年01月28日 | 日々、徒然に
どうも原稿書きに時間がかかりすぎである。
明日はデザインの発注だし、
金曜日は別件で取材がある。
なぜこんなに追い込まれてしまったのだろう。
と、悶々としているあいだに、仕事しろよと
自分にツッコミを入れるが、
どうも集中力に欠けている今日この頃。

相米慎二監督『翔んだカップル』で、
薬師丸ひろ子がやっていた
「集中力」のおまじないをするシーンを思いだす。
主人公の勇介(鶴見慎吾)が
いろんなものに立ち向かう決心をしたときに
圭ちゃん(薬師丸ひろ子)がするポーズである。

ほんとに勇気が出るシーンだったと思う。
どんなポーズか知りたい人は、
リアルに僕に会ったら言ってください。教えてあげましょう。
集中力が出ること、間違いなしですよー。
よーし、やってみるか。

………………。
………………。

よし、(たぶん)集中力アップ!




能天気でアナクロなお手軽映画のように見えますが、
ひとりの高校生男子の成長をシビアに追いかけた
辛口の青春映画です。名作ですな。

コメント (1)
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言葉の切れ味、戦慄

2009年01月28日 | 読んでいろいろ思うところが
調べものがあったので、
仕事場から15分ほど歩いて図書館に行く。
お目当ての新聞記事を探し、コピーしたあと、
雑誌コーナーを見ていたらハマってしまった。
「論座」や「月刊現代」など、すでに休刊してしまった雑誌も目立つ。
最新号でなければ借りられるので、
「論座」の最終号と「ユリイカ」を借りる。

「ユリイカ」の特集は「母と娘の物語」。
『母が重くてたまらない』が人気の信田さよ子さんと
上野千鶴子さんの対談が目玉である。
信田さんには何度かお会いしたことがあったが、
とてもマインドの強い人で、話もすこぶる面白かったのを覚えている。

上野さんは何度か講演を聴いたことがあり、
著書にサインをいただいたりしたのだが、
恐れ多くて、まともに話しかけることができなかった。
いつか取材をしたいと思っているのだが、
まだまだ勉強が足りないと思っている次第。

二人の対談の一部を引用してみよう──

信田 いま老後のキーワードは「お友達」みたいですね。つまり六〇歳を超えた女性たちが「こころの友」を求めているらしいんです。
上野 わからないのは、六〇年間「こころの友」なんて持たずにきた人が、なぜ突然そんなことを言い出すんでしょうか。
信田 それは、ひとつには今日の潮流に対して裏側としての面があると思うんです。子供にそういうのを求めちゃいけないという一種の自己規制が働くと、夫はどうせもうすぐ死ぬし、お友達ということになるんじゃない?
上野 その「こころの友」というのは婉曲語法で、自分の垂れ流しの感情100パーセントの受容器がほしいってだけじゃないんですか?
信田 そんな意地悪く言わないでくださいよ(笑)。これもやっぱり思春期に使った言葉ですけど「親友」みたいなものを取り戻したいんだと思います。
上野 まだ満たされぬ夢があると思っているの? 成仏しないよ!この人たち(笑)。そもそも自分を丸ごと受け入れてくれる存在なんか、神様が麻原彰晃ぐらいしかいない、ということを学習してくるのが、成熟というものではありませんか。(ユリイカ2008年12月号より引用)

還暦世代の女性のことだと笑える人が羨ましい。
なんだか僕は自分のことのように戦慄してしまった。
僕は男だし、還暦世代でもないのだが。
それにしても上野さんの言葉の切れ味は鋭すぎる。




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神様は意外と意地悪

2009年01月26日 | 満身創痍な
こ、腰が。

一晩寝て起きたら、
背中から腰にかけて、なんとも言いようのない痛みが。
これはただごとではない。
仕事場に行くまで、まだ少し時間があったので、
風呂を沸かし、腰を温めるのだった。

接骨院に行っても、鍼灸院に行っても、
冷やすのは絶対良くないと言われているので、
とにかく温めて、なるべくストレッチをしようと努力する。

しかし、痛い。
それでも勇気を持って外に出て、仕事場に向かう。
ここはもう神頼みしかない、
ということで、東京メトロに乗った際、
神様(宮崎あおい)のポスターに
深く深くお祈りをするのだった。

神様(宮崎あおい)、
どうか僕の腰にご慈悲を。

しかし、一向に僕の腰は良くならない。
お祈りが足らないのかな。
ということで、
仕方ないので、仕事場にある、
もう一人の神様(蒼井優)の『百万円と苦虫女』の映画チラシに
これまた深く深くお祈りをするのだった。

神様(蒼井優)、
どうか僕の腰に愛の手を。

しかし、まったく腰は良くならない。
どうしたらいいのだ。まったく。
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やさぐれ男は前向きで

2009年01月25日 | 日々、徒然に
ここ半年ほど編集に関わっていた本がようやく完成。
めでたく今月末に発売となる。
その名も『ハート温泉』。
著者は女優・歌手の戸川純さんと
「こわれ者の祭典」代表・月乃光司さんのお悩み相談本です。
戸川さんの未発表ライヴ音源入りのCDが付録という、ファン垂涎の仕様。



てなわけで本日、
阿佐ヶ谷LOFT/Aにて、出版記念イベントがおこなわれた。
入口に温泉マークの入ったのれんを掛けて、
温泉ムードをちょっと演出。



チケットが即日完売となるほどの人気で、
戸川さんの生のステージに、お客さんは大満足していた様子。
おかげさまで本もよく売れました。
大成功といっていいでしょう。たぶん。

一冊本をつくると、またつくりたくなるのは職業病だと思うが、
いろんな企画を実現させて本をどんどんつくっていきたいと
改めて決心した次第。おお。珍しく前向き発言。

ずっと立ちっぱなしで腰が痛くなってきたが、
まあそれはご愛敬ということで。
宣伝モードですみませんが、
とりあえず、よろしくお願いします。
コメント (2)
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排水路はアート感覚

2009年01月24日 | 日々、徒然に
埼玉は春日部。
江戸川のほとりに首都圏外郭放水路という施設がある。
周囲の河川が台風などで増水したときに、
地下に排水して、江戸川に流す巨大な放水路である。
水の勢いを調整する巨大なスペースが地下にあり、
予約制で一般公開している。
仕事がらみで見学に行ったのだが、
そのスケールのでかさに、圧倒。





東京ドームほどの広さがあり、59本のコンクリートの柱の様子が、
パルテノン神殿にたとえられるほどの美しさと言われる。
実際にこのスペースに立つと、
確かに厳かな気分になってくる。
ある意味、現代土木建築の粋という感じ。

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深いのか捻っているのか

2009年01月23日 | たまには音楽でも
ザ・ファイアーマン『エレクトリック・アーギュメンツ』を聴く。
何それ? と思う人も多いかもしれないが、
実は、ポール・マッカートニーの覆面バンドである。
さすがのポールファンの僕も、ファイアーマンと聞くと、
ちょっと敬遠しそうな曲が多い感じがして、
10年ぶりに新作が出たと聞いても、
さほど興味が湧かなかった。

しかし、聞くところによると、
『マッカートニー』『マッカートニーⅡ』
に次ぐようなアルバムというではないか。
それは聴かないといかんだろう、ということで購入。



なるほど。ポールの新譜、である。
ファイアーマンの特徴というのはよくわからないのだが、
ちょっと捻ったロックでしかもポップ。

6 Light from your lighthouse
7 Sun is shining

といったところを中心に、聞き込んでいけば
(自分にとっての)名盤になりそうな予感。


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忙中閑あり

2009年01月22日 | 邪悪なT君
「うひょひょひょ~知ってますか?」
「知らないよ」
「まだ何も言ってないじゃないですか~」
「言わなくたってわかるんだよ」
「またまた~今日は違いますよ~」
「何がどう違うんだよ?」
「うひょひょ。アレの話をしようと思って」
「アレって、カップ焼きそばだろ?」
「なんでわかったんですか~」
「君の話の80パーセントは焼きそばだからな」
「うひょひょ。それはないですよ~。
 せいぜい75パーセントですよ」
「…知らん」
「まあ聞いてくださいよ~あのですね、
 ペヤングってどういう意味か知ってますか?」
「…知らん」
「そうですか~知らないんですか。うひょひょ」
「…知らん」
「あのですね。ヤングがペアで焼きそばを
 楽しんでほしいと思っていたのが最初なんですよ~」
「……」
「ペアでヤング。
 それがいつのまにかペヤングになったわけなんですよ~」
「……」
「いや~深いですね。そんな訳があったなんて」
「……」
「静かですね。ひょっとして感動してません?
 うひょひょひょ」
「……」

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我が至福の時(10時間前まで)

2009年01月22日 | やさぐれ男のつぶやき
忙しさも
中くらいなり
冬の雨

と一句詠もうと思うくらい、
今日は珍しく時間に追われない日だな、と。
心に余裕があるというのは、
なんと幸せなのだろう。

と思ったのも束の間、
その業界では、かなりの大物というか、
大御所の取材をしてほしいとの打診が。
えーそうなの!? と驚くくらいの人であり、
一気に緊張。やばい。準備しなきゃ。
心の余裕がなくなってしまうのだった。

夕方になって、
D社の編集さんから連絡があり、
緊急かつ難易度の高い仕事の依頼が。
これまた大変だな~と思っていたら、
心の余裕がさらになくなるのだった。

さらに夜、
怒濤の様相を予感させるメールが届く。
2月いっぱいは大変だな、これは。

どうなっているのだ。まったく。
幸せだったな~
今日の午後3時ぐらいまでは。
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