Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

日陰者の主張

2013年07月31日 | 日々、徒然に
昨日は地面からの熱の反射でヤラれてしまったので、
なるべく水分をこまめに摂るようにして、
外に出たときも、日陰を探してコソコソ歩くように心がける。
おかげで、昨日ほどのダメージを受けずにすむ。

高円寺のデザイナーさんのところ打ち合わせをしたあと、
北口の書店「あゆみブックス」に寄る。



言わずと知れた我がドラゴンズ史上、
最高の遊撃手・井端選手の著作。
これは買わないわけにはいかないでしょう。
いまは怪我で離脱しているけど、夏場から終盤にかけて、
このベテランの力なくしてドラゴンズの復調はありえない。
アライバの対談収録という、ファンにはたまらない一冊ですな。
どちらかというと地味な職人と言われる井端選手が
ものすごい注目を浴びたWBC。でもドラゴンズファンにとっては、
いつもの井端がいつもの仕事をしたに過ぎなかったわけで。
そこは何度でも強調したい、と日陰者のtacoは思うのでした。




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アスファルト・ジャングル

2013年07月30日 | 日々、徒然に
外に出ると殺人的な暑さと湿気。
今日は表参道でN誌の企画会議があるので、
原宿駅から青山通りを歩くが、人の多さと
アスファルトの地面からの熱の照り返しに瀕死状態。

会議が終わり、また原宿駅に向かうが、
汗が噴き出てまたまた瀕死。
山手線に乗って、
電車を降り、書店に寄って資料本を買う。
書店から出て仕事場に向かうだけで、さらに瀕死。

エアコンのある室内から屋外へ
何度も行き来していたせいで、
身体だけでなく、
脳味噌も使い物にならなくなってしまう。

こんなときこそ、冷やし中華だと思うのだが、
今日も食すタイミングを逸してしまった。
猛暑を乗り切るためにも、明日こそ。





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夢のひとつひとつを消していくのはつらいけど

2013年07月29日 | 日々、徒然に
雨、である。
ねっとりとまとわりつくような湿気で、
やさぐれ度はマックスというか。

午後から渋谷で打ち合わせ。
新しく作る本についていろいろと。
刊行まで時間はありそうだけど、
そう思っていると、すぐ締切が来てまた瀕死状態になるので、
小さなことからコツコツと(by西川きよし師匠)やるべきなのだろう。

ということで、
この秋公開になる映画『No Damage』のトレーラーを張っておきます。
27歳当時の佐野元春を記録したドキュメントということで。
これは何としてでも見に行かないと。
あと11月に「Someday全曲ライブ」をやるらしい。
ポールの来日と併せ、これらを体験できることを夢見て、
もう少し生きていこうと思います。

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接点と展開

2013年07月28日 | 日々、徒然に
東京都現代美術館「マンガのちから」展に行く。
手塚治虫と石ノ森章太郎の作品を追った展覧会。



手塚の展覧会はこれまで何度も開催されてきたけれど、
石ノ森とのコラボ展というのは珍しい。
原画や当時の掲載誌、
二人のネームやメモ書きなどがおもな展示。
特に目新しいものはなかったけれど、
トキワ壮の建物のレプリカがいちばんの見物かな、と。




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風に吹かれて

2013年07月27日 | 映画など
宮崎駿監督『風立ちぬ』を見る。
『ポニョ』から5年ぶりの新作ということで、
たくさんお客さんが入っているようだけど、
飛行機と風を描かせたら宮崎駿はおそらく世界一で
その映像表現を見るだけでも溜息、というか。



そもそも宮崎駿は「空を飛ぶ作家」と言ってもいいぐらいの人だ。
ナウシカやキキ、サツキとメイも空を飛んだし、
空を飛ぶための装置は、
虫だったりホーキだったり猫バスだったりしたけれど、
ほぼ飛行機的な役割を果たしていたわけで。
登場人物たちが飛んだときの浮遊感、空気の感じが独特で、
宮崎駿の映画を見るたびに、そのときの感覚が心地良かったのを覚えている。

しかし『もののけ姫』あたりから、
登場人物たちはあまり空を飛ばなくなり、
どちらかというと地を這うような描写が
多かったように思う。

それはおそらく宮崎駿は、
現実を見据えようとしたからだろう。
空を飛んでしまうと、どうしても現実から離れてしまい、
ファンタジックにならざるを得ないからだ。
殺戮と争いに終始した『もののけ姫』は
山の斜面を駆けるばかりだったし、
少女が成長するための通過儀礼を描いた『千と千尋の神隠し』は、
なんだか地下にもぐっていくようなイメージというか。
『ポニョ』にいたっては、町が水没してしまう話だった。

そうした地を這うような映画も良かったのだけど、
やはり宮崎駿は浮遊感だよなと、
シネフィルな妄想に耽っていたときにこの新作。

もう飛ぶ飛ぶ。浮く浮く。
飛ぶと現実離れするとわかっているのか、
主人公が飛行機で飛ぶのはほぼ、夢の中である。
その浮遊感は空を飛んでいないときも同様。
関東大震災も描かれるのだけど、リアルではない。
結核の恋人とのやりとりも、たまらなく切ないが、
ファンタジックで、なんだか夢のなかにいるような綺麗さというか。

風の描写も半端ではない。
登場人物の大半は帽子をかぶっており、
風に吹かれるたびに飛ばされないように
手でおさえる場面が頻出。
アニメの動画でいちいち表現するのは
ものすごく大変そうだなと思ったりして、
この映画の白眉は「風と帽子」に尽きると言っても過言ではない。

主人公の声は庵野監督。
『トトロ』のお父さん役に糸井重里を起用したのと同じく、
セリフは上手ではないし、声も良くないのだけど、
次第に慣れていってしまい、主人公の声はこの人しかいないと
思ってしまうのは、監督の術中にはまっているのでしょう。



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邪悪はボーダレス

2013年07月26日 | 邪悪なT君
8月に出る雑誌記事を何とか入稿。で、すぐ責了。
そうかと思ったら9月に出る雑誌の件で編集部で会議。
仕事場に戻って、今日締切の原稿を仕上げる。
気がついたら夜の11時とな。この蒸し暑さのなか、
室内はエアコンが効いているとはいえ、
体力の消耗は半端では、ない。

そういえば夕飯を食べずじまいだ。
そう思うと恐ろしいほどの空腹感が。



うひょひょひょひょひょ。

嗚呼。湿気でドロドロになっている男が現れた。
どうしてそんなに澱んでいるのだ、邪悪なT君よ。

「お疲れのようですね~そんなときは暑気払いをしましょうよ~。
 とっておきのモノがあるんですよ~」

とっておきのモノ、ってこれか。
ミニ天丼がどうしたというのだ。

「いや~よく見てくださいよ~。
 コレは中野にある立ち食いソバ屋なんですけど、 
 冷やしうどんにセットでミニ天丼がついてるんですよ~」

だから、ミニ天丼だろ?
何の変哲もないではないか、うん?

「ほら~気がつきましたよね~。
 天丼の具がアレなんですよ~」

具って…ちくわ天に、イカ天…。

「なんとコロッケなんですよ~ありえますかね~。
 うひょひょひょひょ」

なんということだ。これはカオスかもしれぬ。

「だいたい、天丼の具でちくわ天というのもアレですけど、
 どうしてコロッケなんでしょうね~揚げ物なら何でもイイんじゃないですか~。
 節操なさすぎですよ~たまりませんね~」

節操がないのは、貴様も同様だ、

「まあまあ落ち着いてくださいよ~コレを食せば、
 疲れなんて一瞬で吹っ飛びますよ~。
 吹っ飛ぶといっても、別の次元に飛びそうですけどね~うひょひょ」

もう夜中になろうとしているのに、
こんなモノを食したら、胃が死ぬではないか。
その前に貴様の息の根を止めてやる。
と思ったら、いつの間にか姿を消していた邪悪なT君。
ミニ天丼の店に向かった模様である。喰うのか、夜中に。




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湿気にまみれた人生

2013年07月25日 | 読んでいろいろ思うところが
それにしてもこの蒸し暑さ。
梅雨は終わったはずなのに。
なんなのだろう、この湿気は。

ということで、
浅井いにお「おやすみプンプン」12巻を読む。



自意識をこじらせた
ラクガキ青年のプンプン。
その痛すぎる彷徨を描いた本作も12巻め。
幼馴染みの愛子の母親を殺害したプンプンは、
愛子と共に南に逃げ、種子島に行き着く。
ほぼ実写のトレースだと思われる精密な背景描写に浮かぶ
笑ってしまう一歩手前の絶望感。
どうやら次の巻で完結らしい。果たしてプンプンの魂は救済されるのだろうか。
とりあえず楽しみに(痛いけど)待つことにしよう。





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いまだ出会えぬクールなあいつ

2013年07月23日 | 日々、徒然に
割と大がかりな本の進行が本格化。
この夏から秋にかけて、気合いを入れざるを得ないというか。
あと、急な仕事も入り、
8月の初旬に入稿ということで、締切まで10日足らず。
さらに9月に出る雑誌仕事もそろそろスタート。

これは暑い(熱い)夏になりそうだと、
自分に気合いを入れるべく、冷やし中華を食すつもりが、
仕事場近くの居酒屋ランチで、サバの干物定食(500円)を。
いや、500円にしては旨かったんだけど、満足だったんだけど、
心の奥から湧き出てくるこの寂しさは何だろう。
やはり冷やし中華を食さないと駄目だ。
明日こそ。明日こそ。



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圧勝の陰で

2013年07月21日 | 日々、徒然に
参院選、自民圧勝とな。
やはりというか、
まあそうなっちゃうんだろうな、と。
選挙速報の番組を見ていると、
民主党の海江田代表の沈鬱すぎる表情と、
真っ黒に日焼けした自民の石破幹事長の
凄みを増した面構えに圧倒される。
東京では無所属の山本太郎氏が当選。ついに国会に行くのか。

俳優としての山本氏は割と好きで、
とっぽいヤクザ役がハマる、
スケールの大きい役者さんだと思う。
山本氏が出た『夜を賭けて』とか『ラブ・レター』とか、
いい映画はいっぱいあったのだけど、
しばらく俳優活動はしないのだろう。
政治家としてのお手並み拝見というか。



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ただの泡だと言われても

2013年07月20日 | 映画など
藤岡利充監督『立候補』を見る。
いわゆる「泡沫候補」と言われる人たちが、
負けるとわかっていて、
あえて出馬する姿に密着したドキュメントだが、
まぎれもない傑作でしょう。
これは大げさでも何でもなく、
映画の神が降りたかのような
名場面が押し寄せるクライマックスに震える。



政権放送を見るのがいつも楽しみで、
明日の参院選のための政見放送もよく見ていた。
大政党の候補者の人たちは、
当たり障りのない発言が多いのだけど、
泡沫な人たちは、もう言いたい放題で、
彼らの政策を聞くというより、
そのパフォーマンスが面白いというのが正直なところ。

しかし、本作を見て認識が変わった。
彼らは真面目なのだ。彼らなりに今の日本を憂い、
世の中を良くしようとして立候補するわけで、
そうでないと300万もの供託金は払わないだろうし、
道楽や売名行為とは言い切れない「思い」のようなものが、ある。

本作で登場する羽柴秀吉氏、外山恒一氏、
そして主役となるマック赤坂氏。奇天烈きわまりない人たちだけど、
大きなバックもなく、世間の白い目の中でのそれぞれの戦いぶり。
さらに彼らの家族や支援者にも焦点が当てられ、
それぞれ生活があり、哀しみと喜びが錯綜する。
まあ言ってみれば普通の市民であるにもかかわらず、
(自分もふくめて)そんな彼らを冷笑する人たちが
いかに多いかを痛感させられる。

大阪府知事戦に出たマック氏は、
維新の会の街頭演説に現れ、
橋下徹氏と対峙するクライマックスから、
思わず落涙してしまうラストまで一気に見せる。

泡沫候補から見た大政党。
泡沫候補から見た一般市民。
泡沫候補から見た日本。

こんな風に見えるんだ。
さて、参院選選挙。行くとするか。









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