Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

知らないことだらけの人生

2024年03月31日 | こんな夢を見た
京都市より北に行くのは初めて。
福知山はかつて明智光秀が治めた地として、
それから鉄道の町として有名なんだな。


土曜の夜に着き、少しだけ町を徘徊する。
かなり細長い商店街を発見。
夜の7時半ぐらいなのに、ほぼすべてのお店は
シャッターが閉まっていた。昼間はどうなのだろう。
猫を発見して、近づくも一瞬で逃げられる。


福地山シネマという映画館が。
現役バリバリな感じで頼もしい限り。
今はドラえもんなどのアニメが中心みたいだけど、
「PERFECT DAYS」も上映中だった。


光秀によって建てられた福知山城。
明治維新で廃城となり、いまあるのは85年に再建されたものとのこと。
内部は資料館になっているらしい。
標高40メートルの台地にある美しいお城だ。上ろうとしたら腰が。


これは夢か幻か。
だが、これはまぎれもない現実である。
福智山駅の近くにこんなお店が。
お城を観光した人はすべからくコレを食すのだろうか。
焼きそばの道は深い。深すぎる。

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着地点からの旅立ち

2024年03月30日 | 日々、徒然に
「不適切にもほどがある」最終回。
タイムパラドックスのつじつま合わせも、
ドラマとしての伏線回収もそこそこに、
楽しさと面白さを追求した着地点だったような。
昭和も令和も、どっちも生きづらいし
どっちもそれなりに楽しい時代なんだろう。

河合優実さんは、今作でブレイク決定でしょう。
シネフィルがこそこそと彼女を愛でているのは
ちょっと気持ち悪いので、どんどんメジャーに
上り詰めてもらえればと。

それはそれとして、
朝ドラとかクドカンとか、
ドラマにうつつを抜かしている場合ではなく、
これから京都まで取材です。とはいっても
京都市ではなく、そこから先の福知山まで行きます。
片道4時間弱。けっこう遠いぞと思いつつ。


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リズムうきうきわくわく

2024年03月29日 | 日々、徒然に
NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」が終了。
最終回、お見事でしたね。楽しく駆け抜けた半年間というか。


ヒロインの趣里さんに尽きるなあ。
笠置シズ子がモデルの歌手を演じるなんて、
さぞかしハードルが高かったと
想像するが、見事に演じきったと思います。
歌手が主人公なので当然とはいえ、
歌って踊る場面の多さに唸る。華やかで楽しくて
なによりもステージ映えする趣里さんの佇まい。

銭湯の娘として生まれ、
歌劇団に所属し、東京に進出。
羽鳥善一という作曲家と運命的な出会いをして、
戦争を乗り越え、ブギの女王としての役割を全うする。
芸道ものが多い朝ドラのなかでも
最高峰といえるかもしれない、と朝ドラ10年暦の
にわかファンは思っていたりするのです。

コミュニティーのドラマだと思う。
両親と弟を中心とした実家の銭湯の人たち、
歌劇団の仲間たちや慰問団の演奏家たち、
そして愛娘と自宅の使用人たち、と、
主人公のスズ子は、人生の節目節目で
コミュニティーを築き、関わる人たちとの絆を大切にしていく。
ときに最愛の人と別れたり、
亡くしたりする無念さもきっちりと描かれる。

最終回近くにスズ子が、
「なんでこんなところにみんなとおるんやろ」
という意味合いの台詞を吐くが、
人との出会いの大切さと別れのせつなさが
凝縮した名台詞だと思ったり。

羽鳥善一を演じた草彅くんは、おそらくキャリア最高の
演技ではないだろうか。とファンでもないのに断言したい。
菊地凛子に、市川実和子、田中麗奈と、
ベテランの域に達しようとする人たちの個性も光り、
宇野祥平、ふせえり、内藤剛志などの登場も楽しかった。

とかなんとか、偉そうに上から目線で書いてますが、
神様(蒼井優)が出てたから見てたんです!
逃げも隠れもいたしません。
歌劇団の看板スターを可憐に演じていて、
いっそ神様(蒼井優)が主役で半年やっちまってくださいな、
と暴言を吐いていた信者をお許しください。

次の朝ドラは「虎に翼」。
裁判官をめざす女性の半生を描くらしい。
ヒロインは伊藤沙莉さんだし、
名作になる予感がひしひしと。
また半年楽しませてもらいます。

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舌先三寸の痛み

2024年03月28日 | 満身創痍な
めまい。ふらつき。
打撲痛。花粉アレルギーによる
目のかゆみ。鼻水。喉の痛みと咳。そしてやさぐれ。
なんだか「プチ病気のデパート」な人生ですが、
さらに悲劇が襲いかかってきたのです。

どうも舌先がピリピリするなと思ったら、
そのうち赤く腫れてきて、食べ物が当たると沁みるし痛い。
今朝なんか、歯ブラシがもろに当たり、
あまりの痛みに悶絶してしまったという。

口内炎で病院に行くのは初めてだと思いつつ、
めまいや花粉症でお世話になっている
O耳鼻咽喉科に行く。
「めまい」だけにキム・ノヴァク似の先生に向かって、
あっかんべえをして診察してもらう。

「あらまあ」
「舌噛んだんじゃないですか」
「かさぶたみたいになってますね」
「触ると痛いでしょう。ほら」(痛みで悶絶)
「クスリと軟膏を出しときますね」

かさぶたということは、
おそらく治る途中なんだろう、と希望的観測。
ともあれ、キム・ノヴァク似の先生はクールである。
診察の最後に「気をつけた方がいいことはありますか?」
と訊いてみたところ。

「刺激の強い食べものは控えてください」
「あと酸味の強いのもやめときましょう」
「焼きそばなんてもってのほかです」
「ハムカツなんか食したら、舌がハムになっちまいますよ」

後半の二つは妄想です。すみません。
キム・ノヴァクはそんな邪悪なコト言いません。




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おもしろおかしくやさぐれたい

2024年03月27日 | 日々、徒然に
打撲の痛みも、めまいやふらつきも、
いい加減治まったと思いきや、
なかなか根治しないというか。
交通事故はホントにこわいですよ。
人を轢くのも轢かれるのもいけません。
世のドライバーさんたちには安全運転を心がけてもらい、
我横断歩道はちゃんと左右確認して
運転している人の目を見て渡りましょう。

どうせ拾った命なんだから、
好き勝手におもしろおかしく生きていきたいんだけど、
まずは原稿書いてから四の五の言いなさいよ、
というクライアント諸氏の目に見えぬ視線が痛い。
命の次に大事なのは締切ですか。え、締切のほうが大事って、もお。

こんなときは、
弟の新曲でも聞いて元気を出そうかな、と。
元ストーン・ローゼスの
ジョン・スクワイアと組み、新譜を出したようで。
ストーン・ローゼスは聞いたことがないので、
よくわからないのだけど、ご機嫌なギターサウンドで
弟も屈託なく歌っていていい感じ。
あなたのやさぐれは心の支えです。

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ユー・ノウ・マイ・ネーム

2024年03月26日 | 読んでいろいろ思うところが
TBSラジオ「こねくと」火曜日。
町山智浩さんのコーナーを楽しみに
聞いているんだけど、パーソナリティの
石山蓮華さんと火曜パートナーのでか美ちゃん。
このふたりの聞き手としての
リアクションが自然かつ誠実というか。
町山さんが紹介した映画も毎回しっかり見ていて、
自分の言葉で感想を述べているところにも好感。

タレントのでか美ちゃんは、
どんな活動をしているのか、
このラジオ以外はよく知らないんだけど、
たまたま家にあった「文藝2023年夏号」をパラパラと見ていたら、
彼女の初の小説が掲載されていて。で、これが面白いのですよ。

タイトルは「名前だけでも覚えてください」。
田中由美という平凡な名前の女の子が主人公。
かっこいいあだ名かニックネームで呼ばれたいのだけど、
なかなかしっくり来る名前で呼ばれない違和感。
名前ってその人のアイデンティティの最たるものだし、
主人公の成長にしたがって、呼び名が変わっていくことで、
最終的に自己肯定の話になっていくところがとても、いい。
タレントって「才能」という意味だから、
でか美ちゃん、書き手としてもどんどん活躍してくださいな。




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起死回生への道

2024年03月25日 | 日々、徒然に
えっ。

またインポッシブルなミッションが。
例の菊池桃子ラジオの特集が、
「桜」をテーマにした5曲とな。
悔しかったら当ててごらんなさいな、オホホホ。

と煽られてしまったら仕方ない。
昭和の価値観丸出しで、何のアップデートもせず(できず)、
酔いどれて朽ちていくばかりの男ですが、
自らの存在証明を賭けて
その5曲、全問正解しちゃる!

1 松田聖子「チェリーブロッサム」
2 福山雅治「桜坂」
3 森山直太朗「さくら」
4 ケツメイシ「さくら」
5 スピッツ「チェリー」

ふふん。どうじゃ、どんなもんじゃ。
あれだけ昭和にこだわっておきながら、
平成の曲をどっちゃり入れる体たらく。
さぞかし小心者で小市民だとお思いでしょうが、
これはルール無用のミッションなのです。

ブッブー。

なんと「2」と「5」が不正解とな。
そんなあ。愛と知っていたのに、
想像していた以上に
騒がしい未来が待っていたんじゃないですか。

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サイコパス礼賛

2024年03月24日 | 映画など
金子修介監督「ゴールド・ボーイ」を見る。
あまりの評判の良さにあおられて
ふだん行かないTOHOシネマズなんかで見ちまいました。
ううむ。面白い。お見事。
金子監督、さすがです。惚れ直しました。
まったく情報無しで見るのがいちばんだけど、
ネタバレにならない範囲で本作の凄さを書いてみようかと。


これは沖縄の映画だ。
冒頭とラストに、米軍の戦闘機が
キーンと音を立てて画面の奥を通り過ぎるシーン。
沖縄の歴史や置かれている状況、
たとえば基地とか貧困とか格差などが
ことさらに描かれるわけではない。
だが、この地でなければ
起こらなかったであろう大事件が、
フィクションとは言え、かなりの説得力を持って
迫ってくるといったら大袈裟だろうか。

サイコパスな殺人鬼を演じる岡田将生が
出色の存在感で、表情をまったく変えることなく
コトを進めていく姿に魅せられる。いい俳優だなあと。
この男とからむ中学生が3人。
中心となる少年を演じる羽村仁成は、
「リボルバー・リリー」で
綾瀬はるかと共演したあの少年だ。ジャニーズなんだな。
彼が見せる、岡田将生との丁々発止ともいえる
セリフの応酬が本作のいちばんの見ものと
言ってもいいかもしれない。

そして羽村仁成と危険なことに手を染める
星乃あんな演じる少女も素晴らしい。
誰が悪人で善人かわからない展開のなか、
唯一、映画に可憐な風を吹かせてくれて
ヒロインとしての役割をまっとうする。
っていうか、彼女に向かって
本当に風が吹く場面があり、鳥肌が立つ。
そのあたりはいかにも金子監督の真骨頂だなあと。

最後の最後に、
羽村仁成の母親を演じる黒木華にたまげる。
この人、こんな芝居ができるんだ、すげえ、と。
本作のおいしいところを、
全部持っていってしまうほどの怪演で、
影のヒロインはこの黒木さんだと言っても過言ではない。

元は中国の連続ドラマらしいが、面白い原作と
現代の日本に換骨奪胎した脚本。
しっかりした舞台設定とロケーション。
俳優の存在感と演技、そして台詞。

どうだ、面白いだろう、
と金子監督のドヤ顔が目に浮かぶ。
いや、ほんと。平成ガメラ3部作はもとより、
「宇能鴻一郎の濡れて打つ」「みんなあげちゃう」
「香港パラダイス」「どっちにするの」
「1999年の夏休み」「毎日が夏休み」など、
多くの傑作をものにしてきた金子監督、
面白いものを見せてくれて、ありがとうございます。

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あいつがいなくなった

2024年03月23日 | 日々、徒然に
えっ。寺田農さん亡くなったの。
なんということだ。享年81。残念無念。

バイプレイヤーとしての印象が強い俳優さんだったけれど、
映画史に永遠に残る主演作を残してくれました。

岡本喜八監督「肉弾」(1968)

終戦直前の特攻隊員で「あいつ」と呼ばれる
青年を演じた寺田さん。
特攻前にさまざまな市井の人たちと触れ合い、
意を決して敵軍の戦車に向かう「あいつ」の
ちっぽけで束の間の青春を描く。
初々しすぎる大谷直子との、
どしゃ降りでのラブシーンが忘れがたい。

相米慎二監督「ラブホテル」(1985)

映画とはこういうものだ。
演出とは。カメラとは。撮影とは。音楽とは。音響とは。
俳優の芝居と佇まいとアクションってのは、こういうものなのだ、
と断言できる名作中の名作。
人生崖っぷちの中年男・村木が
死ぬ覚悟をしたときに出会った女・名美と
快楽の底に落ちていく。
そうそう。この映画を見るたびに、
寺田さんみたいなおっさんになれたらいいなと思うのです。
でも絶対無理だし、なれねえなあと溜息をつきながら
朽ちていくばかりの小市民ですみません。

寺田さん。あなたのおかげで、
ずいぶん元気づけられたのですよ。
ありがとうございました。合掌。

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やさぐれバーティカル

2024年03月22日 | やさぐれ男のつぶやき
午後から芝公園のあたりに。
とある出版社まで営業にうかがう。
業界の話から、何の役にも立たないやさぐれ話まで、
いろんな話を1時間半ほど。
うまく流れていくことを願いつつ、おいとまする。


縦位置の写真を撮りたくなるのは
こんな構図のときだ。
東京タワーなんて久しぶりに見たなあ、と。
手前のベンチが排除アートな感じなのが
なんとも残念だけど、しばし鎮座。
自販機で買った缶コーヒーをあおり
「ぶおお」と、地の底から響き渡ってくるかのような
吐息とも溜息ともつかない声を上げる。
気がついたら、自分のような
不審者丸出しの男は他にいなかったのでした。
東京のど真ん中は、やさぐれとは無縁ですか。そうですか。

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