Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

心もフトコロも

2011年01月31日 | やさぐれレシピ
冷凍庫に鳥挽肉があったので、解凍してボウルに入れる。
タマネギをみじん切りにしてフライパンで炒める。
火が通ったら、鶏挽肉とかき混ぜ、塩胡椒。
さらにパン粉と小麦粉を入れて粘り気が出るまでかき混ぜ、
俵の形にタネをつくる。

冷蔵庫からキャベツを取り出し、一枚ずつ丁寧に葉をむく。
大鍋に水を入れ、沸騰したらキャベツを投入。
キャベツに火が通ったら取り出して、キッチンペーパーで水気を取る。

俵型にしたタネをキャベツの葉で巻き、爪楊枝で留める。
鍋に水を入れてコンソメ、塩、胡椒、醤油を少しだけ入れて、
沸騰してきたら、楊枝で留めたキャベツを投入。
弱火で待つこと20分。ロールキャベツの出来上がり。
鶏挽肉だと脂身が多くないのでヘルシー。そして美味。
とにかく寒い(心もフトコロも)、今日この頃、
ロールキャベツはまさにぴったりなメニューかもしれない。
今度は牛乳か豆乳で煮込んでみよう。


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馬鹿がパネルでやってくる

2011年01月29日 | 日々、徒然に
デザイナーE君の事務所引っ越しで、
膨大な量の本を段ボールに詰める手伝いをする。
あまりにも多いので、やっぱりこれからは電子書籍の時代だ、
と思ったりする。本は重いし、ホコリはかぶるし、
一度読んだら、なかなか読み返すことはないし。
と、本に対するネガティブな感情が蔓延する。

E君と一緒に事務所を借りていた友人の遺品が出てくる。
その友人が急に亡くなったのは、もう10年以上前のことなのだが。
遺品のいくつかをもらい受けることにする。
高野文子の『るきさん』と、友人が残したメモの数々。



あと元祖神様(薬師丸ひろ子)のパネル。
ちょうど『セーラー服と機関銃』の頃の元祖神様だと思われる。
パネルは袋やバッグとかに入れずにそのまま抱えて帰途につく。
今後は、このパネルを見るたびに、
酒をかっくらって能天気に笑っていた友人の顔を思い出すだろう。
馬鹿だったなあ、あの頃。そして、今でも自分は馬鹿のまま、です。



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tacoの冷やかし

2011年01月28日 | 日々、徒然に
ランチに行こうとして、駅前を通ったら、
3年半ぶりに復活した大手デパートがリニューアルオープン。
ものすごい人でごった返していたが、冷やかしに入ってみる。
無印良品やハンズビーなど、
ちょっとセンスのある生活用品&雑貨売り場がなかなかいい感じ。

以前は場違いなブランドショップなどがあって、
閑古鳥が鳴いていたときの反省をよく踏まえた店舗づくりだと思う。
地下はスーパーで、ノーブランド商品を始めとして、
庶民的な価格の食品が並んでいるところに、
ちょっとグレードの高いものが置いてあったりする。

以前、ここのスーパーで売っていた弁当を食したとき、
ものすごく不味かったのを思い出した。リニューアルオープンしたいま、
どんなグレードの弁当なのだろうか、試してみよう。
もし不味かったら邪悪なT君に言いつけようと思いながら、
結局何も買わず、tacoの冷やかしは終わるのでした。
だって本屋もCD屋もないんだもの、と。あってもダメだろうけど。
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キャットセラピーの午後

2011年01月28日 | 日々、徒然に
こっ、腰が…。
なぜだ。何も悪いことはしていないのに。
むしろ最近は酒も呑まず、きわめて品行方正に
生まれてすみません、という感じで生活していたのに。
今朝、生ゴミを出そうとして、
ひょいとゴミ袋を持ち上げた途端にこの痛みである。

それでも仕事は待ってくれない。
腰をいたわりながら、仕事場に出て、
午後から三軒茶屋のデザイナーさんのところに行く。

デザイナーさんも年が明けてから体調が悪いらしく、
お互いの「体弱い自慢」に花が咲く。
「結石が」「インフルが」「胃腸が」と話しているところに、
デザイナーさんちの飼い猫が、
我々が話しているテーブルの上にポン、と飛び上がってきた。
そして、手の甲をぺろぺろと舐め出して、「にゃあ」と。
すっかり戦意喪失、というか、やさぐれた心が解けてきた。
なかなかやるな、猫。腰の痛みは変わらないけど。




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瀕死に勇気を

2011年01月27日 | たまには音楽でも
佐野元春『月と専制君主』を聞く。
初のセルフカバーアルバムということで、期待以上の素晴らしさ。
「SOMEDAY」や「アンジェリーナ」のような
誰でも知っている有名曲はなく、
コアなファンが唸るような目立たない佳曲を
いい具合に枯れた54歳の佐野元春が歌い、演奏する。



アコースティック主体で、あたたかみのある
バンドの生演奏っぽさが
過去の曲を現代にちゃんと蘇らせているような気がする。
01「ジュジュ」から素晴らしすぎ。
アレンジが、おおシュープリームスだ、モータウンだと
思わずはしゃぎたくなるほどの躍動感。

佐野元春はもともと過去の曲をアレンジするのが好きな人で、
「君をさがしている」をフォークロック調にしたり、
「インディビジュアリスト」をスカ風にアレンジしたりしてきた。
ディランのように原曲をぶちこわすこともなく、
新しい解釈のもと、自作をアップデートしていると思う。

03「ヤングブラッズ」や08「日曜の朝の憂鬱」といった、
原曲のアレンジが完璧だと思われるようなものでも、
いい意味で力の抜けた、大人のロックになっているのではないだろうか。
ラストの10「レインガール」はワルツ。泣けます。

3月に国際フォーラムで行われる30周年ライブのファイナルが楽しみだ。
それまで何とかやっていければと思う。瀕死状態は変わらないけど。




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苦しさのあとから

2011年01月25日 | 日々、徒然に
アジアカップ日韓戦。1-1で接戦。
後半は韓国に押されまくりな感じ。
延長戦で勝ち越したにも関わらず、土壇場で同点。厳しい。

それでも勝ちましたな。
PK戦って、負けると悔しいけど、
勝ってもそれほど嬉しくないのは何故だろう、と。

話変わって、
池田敏春監督が入水自殺していたとのニュースが。
うつを患っていたらしいが、それにしても。
『天使のはらわた・赤い淫画』や『人魚伝説』。
才気煥発で挑戦的な映画群に圧倒されたのを思い出す。
ご冥福をお祈りします。


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ただ歩くだけの感動

2011年01月25日 | 映画など
井上剛監督『その街のこども・劇場版』を見る。
いい映画、と書いておきながらそのままにしていたのだけど、
気になっていたので書きます。いい映画です。



阪神大震災から15年。子供のときに被災して、
東京に移り住み、大人になった男女が神戸で出会い、
街を歩きながら一晩のあいだ、お互いの気持ちを吐露しあう。

森山未來演じる勇治は、震災直後、
建築業者だった父親の機転により、
高値で家屋の修繕をおこなう商売を始め、周りに恨みを買った過去を持つ。
サトエリ演じる美夏は、自分の家族は無事だったが、
親友とその母を亡くし、たった一人残された親友の父親のことを案じている。
震災で得をした家の子供と、身近な人の死を目の当たりにした家の子供。
同じ被災者でも水と油のようなふたりが、それでも引かれあううちに、
震災で受けた傷が次第に露わになっていく。切なさ極まりないというか。

神戸の夜をひたすら歩くだけの映画なのに、
これほど心揺さぶられるのはなぜだろう。
ふたりが歩く。そのスピードと一緒に流れていく街並み。
ロードムービーそのもの、だ。

聞くところによると、森山未來もサトエリも神戸の出身で、
特にサトエリは震災を実際に体験した人らしい。
そのあたりのリアリティが微妙にふたりの演技に影響を与えているのだろうか。

ビデオ撮りのテレビドラマだが、
反響が大きく、劇場公開に発展したのも頷ける。
スクリーンでじっくりと息を潜めて見るべき映画でしょう。これは。





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そして人生はつづく

2011年01月23日 | 日々、徒然に
池袋にあるデザイナーのE君の事務所に行く。
事務所を引きあげて、自宅でデザインの仕事を続けることになったE君。
事務所には本などの膨大な資料があり、
それを荷物にまとめるだけでも、かなりの労力がかかりそう。
自分も頻繁にこの事務所に来ていたので、手伝いに来た次第。
今月中に出ないといけないのだけど、
まだまだ片付かないので、これは大変だな、と。

帰宅途中、
そういえば家にみかんが切れていたのに気がつき、
「焼きみかん」に首ったけ(死語)状態だけに
駅前のスーパーに寄ってみかんを買おうと思ったが、売り切れ。
仕方なくバナナを購入。

「焼きバナナもいいかも」「うひょひょ」とにやけてスーパーを出たら、
折からの小雨で路面が濡れていたせいもあり、
つるっと滑って転んでしまう。バナナを入れたレジ袋をかばっていたので、
肩から地面に激突、かと思ったら、ちょど転んだところの先に
植え込みがあって、それがクッションの役割をしてくれてセーフ。
転んだときの痛みもなく、ほっとする。

ふう。いろんなことがあるな、と。
いろいろあるけど、人生はつづくのだ。

そして人生はつづく、
とはキアロスタミの映画のタイトル。
キアロスタミが前の映画で使った素人の役者たちが、
地震に見舞われたことを聞き、クルマで彼らの安否を尋ねにいく。
フィクションともノンフィクションともつかないロードムービーだった。
地震のせいでたくさんの人が死んでも、
生きている人が死んだ人への思いを抱え、前を向いて生きる。そんな映画だった。
つづくんですよ、死ぬまで。人生は。




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ガチョ~ンを超えて

2011年01月22日 | 日々、徒然に
朝日新聞の土曜版に、
昭和ギャグのランキングが掲載されていた。
それによると、

1 ガチョ~ン(谷啓)
2 あたり前田のクラッカー(藤田まこと)
3 赤信号、みんなで渡れば怖くない(ツービート)
4 あ~あんあ、やんなっちゃった(牧伸二)
5 なんで、そ~なるの(コント55号)
6 アッと驚く、タメゴロー(ハナ肇)
7 およびない?およびでない?(植木等)
8 シェー!(イヤミ)
9 コマネチ!(ビートたけし)
10 カラスの勝手でしょ(志村けん)

なるほど、一世を風靡したフレーズばかりだ。
赤塚先生、そしてクレージーキャッツの偉大さを痛感する。

ちなみに、個人的に好きな昭和ギャグを挙げてみると、

1 どーしてなの、おせーて!(小松政夫)
2 ヒジョーに、キビシー!(財津一郎)
3 ちょっとだけヨ(加藤茶)
4 メガネメガネ…(横山やすし)
5 死刑!(こまわり君)
6 くっさー(岡八郎)
7 冗談じゃないよ(ビートたけし)
8 おっさん、アホか(間寛平)
9 ありがとさ~ん(坂田利夫)
10 注射の方は?(笑福亭鶴光)

吉本新喜劇、やっぱり強い。ギャグフレーズのデパートだ。
自虐的な小松政夫とエキセントリックな財津一郎、
ともに大好きなコメディアンです。
ドリフは志村よりカトちゃんでしょう、やはり。
やすし師匠の偉大さは時が経てば経つほど大きくなる。
鶴光師匠の「オールナイトニッポン」、
エロトークの素晴らしさといったら、ない。



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負け惜しみの美学

2011年01月21日 | 無意味な考察
GDP、中国が日本を抜く。
アジアカップ、3ー2で日本代表がカタールをくだす。

国力が衰退すると、サッカーが強くなると言ったのは、
村上龍だったかな。誰だっけ。

中国は貧富の差が激しく、
本当の意味での経済的成長ではない、というのが
日本のメディアの論調。それはそうかもしれないけど。

ザッケローニ監督は、
日本はアジアの頂点に立たなければならない、と語ったそうだ。
経済ではなく、サッカーで。

負けたっていいではないか。
勝ち続けることは難しいし、
いい負け方、というのもあると思うので。

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