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Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

幸せは連鎖する

2025年03月25日 | ささやかな幸せ
「ちびまる子ちゃん」(マンガの方ね)で
まる子が花輪君に、百恵ちゃんのコンサートに誘われる場面。
そのときのコマの「パァァァァ…」の擬音が
妙に気に入っている。ささやかな幸福感が
広がっていくような表現。さくら先生巧みだなと思う。



そんな「パァァァァ…」という場面が
つい最近、リアルな場で起こったのです。
自宅近くの書店で、「●●というマンガありませんか?」
とレジのお姉さんに訊いたら、「ああ」と言いながら、
「パァァァァ…」という雰囲気を醸し出してきた。
お姉さんお勧めの本なのかな。そのやりとりを見ていた
別の店員さんが探してくれて「こちらですね」と
言ったその顔も「パァァァァ…」と。
そんなに好きなの?このマンガ?
ここまで「パァァァァ…」とされたら
買うしかないでしょう。2巻まで出ていたので購入。
どんなマンガかというのは
読み終わってから書きます。たぶん。

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歩きたいのに雨が

2025年03月19日 | ささやかな幸せ
20年以上関わっていた雑誌が
この3月で休刊の運びに。
なんとも残念だけど、逆に考えると
紙の雑誌でよくぞここまで続いたなあと思う。
アレとかコレとか、いろんなことが走馬灯のように
蘇ってくるようなこないような。
最終号の巻頭特集で原稿が書けたのは、
まあ良かったかなと思ったり。
休刊を嘆くというよりは、
長くやってこられた幸せを噛みしめるべきでしょう。
ともあれみなさん、おつかれさまでした。

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ここに幸あり

2024年10月15日 | ささやかな幸せ

素晴らしい。
これは自宅近くの川沿いにある
遊歩道に鎮座するベンチ。
排除アートな仕切りのない小宇宙と言ってもいいだろう。
緑(雑草)に囲まれたなか、川のせせらぎを耳にしながら、
鎮座しているところに鎮座し、しばし幸せを噛みしめる。

目と鼻の先を、ものすごいスピードで
チャリをすっ飛ばしてくるあんちゃんとか、
自分をじっと見つめ、不審者見つけたとばかり
キャンキャン吠えてくる散歩に連れられた犬とか。
さまざまな障害はあれど、
いま、自分は幸せなのだと言い聞かせる。

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しょっぱくて甘い人生

2024年02月11日 | ささやかな幸せ
とある駅の待合室。
ベンチで文庫本を読んでいたと思いねえ。
なにげに顔をあげたら、向かいのベンチの
オバチャンから目が離せなくなった。

そうなのです。
オバチャンはファンシーなトートバッグから
袋状のモノを取り出し、封を開け、
ぼりぼりと食し始めたのです。


それは名古屋(正確には小牧市)の名物、
「しるこサンド」と呼ばれるモノで、
あんこをしょっぱいビスケット生地ではさんだ
銘菓中の銘菓なのです。甘くてしょっぱい、
いや、しょっぱくて甘い。個包装で30個ぐらい入っているのが
一袋で300円足らずという小市民の味方でもあります。
名古屋人ネイティブとしては誇らしい限りというか。

世界に名だたる銘菓をこれでもかと食し、
悦に入っているオバチャンを目の当たりにして、
幸せのへの第一歩は、
あんことビスケットだと確信した週末。

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膨張は歓喜とともに

2023年10月14日 | ささやかな幸せ

とある甘味屋にて。
メニューにあった「ぜんざい」を頼んだら、
店のお姉さんが、テーブルにコンロを置き、
「これでお餅を焼いてくださいね」と。

電熱線が赤くなったコンロの上に餅を置く。
徐々に焦げ目がついてくるのを
じっと見ていたら、そうか、幸せというものは
こういうことなのかもしれないな、と。

観光客らしき外国人のお客さんが目立つなか、
焦げ目が全身に広がり、ぷくうと大きく膨らむ餅を
にやつきながら眺めているアジアのおっさんは、
さぞかし気色の悪いものだと想像する。
そんな外国人の白い目をよそに、
餅はますますぷくうううっと。
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With A Little Luck

2023年06月17日 | ささやかな幸せ
連載記事を担当している作家さんから
宅急便が届く。何かの返却かなと思いつつ
封を開けたら「いつもお世話になります」との
礼状とともに最新の著書が入っていて、大感激。

あのお。別にお礼されるほど
大した仕事はしてませんし、
もともとファンなので、
いずれ著書は買うつもりだったんです。
なんとも申しわけありません。
と、感激のあとは恐縮しきりだったという。

お礼状のお礼状を書かないと。
ともあれ先生、今月の原稿よろしくお願いします。

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髪を切り紅を差せば

2023年06月09日 | ささやかな幸せ
かねてから行こう行こうと思っていた銭湯に
念願かなって、行ったと思いねえ。
おお。外観から想像したとおり、
広々としていて、電気風呂、ジェット風呂など
昭和スタイルな湯船がなかなか。
うん。けっこうラッキーな金曜日ではないか。
銭湯で汗を流してさっぱりすれば、
悲しみも流れ星になるでしょう。
ということで、細野さんの名曲を鼻歌で。

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ハローグッドバイ

2023年03月04日 | ささやかな幸せ
どうしたことだ。
なにがあったのだ。

朝起きて、シャワーを浴びて、
なにげにお湯を沸かして、
コーヒーを淹れたと思いねえ。
新聞をチラ見しながら、
暗い話題ばかりじゃのお。
とコーヒーを飲んだら、恐ろしいほど旨いではないか。

どうしたことだ。
なにがあったのだ。

水質がたまたまコーヒーに合っていたのか。
お湯の温度が良かったのか。
粉の分量が適量だったのか。
ドリップしたときのタイミングが絶妙だったのか。
お湯を注ぐ手首の動きが完璧だったのか。
自分の体調とコーヒーの味がマッチングしたのか。
神様が「うまいコーヒー飲ましちゃる」と慮ってくれたのか。

年に一度か二度、こういうことがある。
安物の粉でも極上のコーヒーが味わえることがあるのです。

惜しむらくは、
同じ味のコーヒーを二度と淹れることが
できないことなのです。一期一会。

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鎮座する物体

2022年10月13日 | ささやかな幸せ
なんか心身ともにボロボロですが、
誕生日ということで、お祝いに本をいただく。

岸政彦編「東京の生活史」(筑摩書房)。
東京に住む市井の人びとに聞き書きをした大著。
千ページを超えるボリュームと価格に圧倒され、
いつか古書で読もうと思いつつ、
手が出なかった本だったので、うれしい。


電子書籍でも読めるみたいだけど、
紙の本という、物体としての魅力と迫力にはかなわない。
持ち歩いて読むわけにはいかないので、
寝る前に少しずつ読んでいこうかな。
眠くなったら枕になるし、
寝込みを襲われたら(襲われません)鈍器になるし。
次の誕生日までに読み終えるのが目標。
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バリゾーゴンの昼下がり

2022年07月18日 | ささやかな幸せ

なんだこれは。
連休だからといって。
暑いからといって。
やさぐれているからといって。

右にあるモノはまだ許せる。
ヒトが生きていくために必要な栄養物である。
だが、しかし。左に見える泡立った琥珀色の液体。
しかもグラスの表面はうっすらと汗をかいているではないか。
どういう了見だ。仕事はどうした。
しかもまだ陽が高いだろう。
お天道様に申し訳ないと思わないのか。

と罵詈雑言が押し寄せる前に
一瞬のうちに摂取してしまう昼下がり。
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