Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

涙ぐんでもはじまらねえ

2023年11月30日 | 日々、徒然に
みなさん優しい。

月刊誌のインタビュー原稿が
来週締切になっていたのを
次号に先送りにしていただく。恐縮。

だけど忘れた頃にヘマをして
ついてないぜと苦笑い

仕事場のiTunesからランダムに曲を流していて、
清志郎とチャボの歌が聞こえてきた。

いいことばかりなくてもいいので、
早く健康になって、

金が欲しくて働いて眠るだけ

の日常が戻ってくることを願いたい。
やさぐれは、健康であってこそ、だ。
チャボの名演で元気をもらおうかな。

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すべてはハムカツに通ずる

2023年11月29日 | やさぐれレシピ
貧乏人の性なのだろうか。
ついつい安いモノに手が出てしまう。
スーパーを徘徊していたら、
500g498円という値段に惹かれ、
ソーセージのお得パックを買ったと思いねえ。

そしたら大失敗。
別に舌が肥えているわけでもないのに、
茹でても焼いても、美味しくない。
味ばかり濃くて、肉の旨味みたいなものに
欠けているような感じというか。
まだたくさん残っていて、どうしたものかと。

こうなったら、アレだ。
熱したフライパンに油を引き、
そのソーセージを垂直に切り、リング状に並べて焼く。
真ん中の空いたところに、卵を割り入れ、
塩コショウを少しだけして、すかさずフタを閉める。
耐え忍ぶこと2分。ソーセージエッグの出来上がり。
茹でニンジンとホウレンソウのバター炒めを添え、
コーヒーとトーストでいただく。

件のソーセージ。
焦げ付くぐらい焼いたから良かったのか、
卵の相乗効果があったのか、けっこうな美味である。
もしかすると、フライにすると
さらに美味ではないだろうか。ハムカツ的な。
いくら貧乏人でも、懸命に生きていたら、
学びや気づきはあるのですよ、ね、奥さん(←誰?)。
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高慢と卑屈そして小心

2023年11月28日 | 日々、徒然に
めまいがひどい。
起き上がろうとすると頭がぐるぐる。
歩くと体幹そのものがぶるぶる。

午前中は4か月ぶりの歯科。
定期検診ということで、
歯周ポケットと歯のクリーニング。
磨けている歯は全体の87%で、
うまく磨けていないのは13%だと言われる。
磨き残しが10%ぐらいだと
けっこう磨き方が優秀らしい。
「よく磨けていますね」と先生。
褒められたのは事故以来初めてです。

歯科を出て、事故で入院した病院に行く。
先生は挫創した頭部の跡をじっと見て、
「大丈夫そうですね」と
ハサミで抜糸していく。けっこう痛い。

めまいのことを訴えるも、
「もう少し様子を見ましょう、
異常が出たらすぐ来てください」とのこと。
頭痛が増すとか、歩きにくくなるとか。
そんな異常が来ないことを願いつつ、病院を出るのでした。

ふらふらしながら、電車に乗る。
向かいにいた、高校生のカップルが
やたらに元気で溌剌としているのをぼんやり眺める。
若いあんちゃんと姉ちゃんはそうでなきゃいけません。
こちとら瀕死のおっさんですけどね、へっへっへ。
と卑屈モードになっていたら、
スマホに警察から着信があったことに気づき、
「ひい」と声にならない悲鳴を上げるのでした。

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気絶するほど悩ましくない

2023年11月27日 | 日々、徒然に
もう11月も終わりとな。
いつの間にか2023年もあと1か月と少し。
どうせ12月はあっという間なので、
2023年はもう終わったと思うことにしたい。

締切の迫った原稿を進める。
この仕事、けっこう難易度が高いぞ。どうしたものかな。
事故以来、仕事のことで頭がいっぱいになるのは久しぶりで、
さぞかし嬉しい気持ちになるのではと思っていたら、
悩ましさの方が増してきた。つまり、通常運転は近いということか。
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なんとも人生はつづく

2023年11月26日 | はるか遠いところへ
事故から一週間。

「お大事に」「無理はしないで」
といった言葉をいただく。みなさん優しい。
締切の迫っていた原稿だけ書き上げ、
クライアントに送る。あといくつかの編集仕事と、
事務関係などを少し。他の仕事もあるけれど、
先延ばしにしてもらう。申しわけないです。

退院直後は右半身を動かすと、
つまり、歩いたり、腕を90度以上上げると
激痛が走り往生していた。
一週間経ってだいぶ痛みは治まったけれど、
いったん寝て起き上がるときの痛みがいちばん辛い。

どこか頭がぼうっとしているのは
常日頃からだとはいえ、めまいがひどくて、
一直線に歩けず、ふらふらと彷徨してしまう。

腕と手と指は動くので、キーボードは叩ける。
字も書ける。本も読めるし、頭も何とか働く。
なので、仕事はできるし、やれ、ということなのだろう。

ホントに指が動くかどうか。
いま話題のひとの似顔絵を描くが判断不能。

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カステラの威力

2023年11月24日 | はるか遠いところに
「本当に申しわけございませんでした」

3人の男性が自分に向かって、
深々と頭を下げてきた。

自宅の玄関にて。
いわゆる加害側の運転手と
その会社の上司が二人。
「真摯に対応させていただきます」と。
今後は契約している保険会社とのやりとりになるらしい。
「これはお見舞いの品になります」と菓子折を渡される。

被害者の自分が圧倒的に善で、
加害者の三人は明らかな悪という図式が
なんとも心地悪い。「真摯」という言葉を
使われたのは久しぶりだ。

菓子折の中味は
割と高級そうなカステラだった。
そうか。こういうときには、
やはりカステラだと思った午後。

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まだまだ人生はつづく

2023年11月23日 | はるか遠いところに
診断名は「頭部打撲・挫創」。

結局のところ、四肢は動くので退院する。
一晩とはいえ入院したことになるので、
入院の手続きをしてから
退院の手続きをするというややこしいことに。
「入院保証金として10万円いただきます」と言われ驚愕。
だって、もう退院なんだけど、と思いつつ、
それが決まりというか段取りを踏まなければならないのです。

病院にATMがないので、
胸の痛みとめまいに苛まれながら
外に出て金融機関を探す。
200メートルほど歩いた先に郵便局があったので、
そこでお金をおろして、また病院に戻るのでした。

病院の受付の人によると、
今回は交通事故なので、
加害者側が契約している保険会社が
治療費等を負担することになるけど、
その手続きが終わるまで保証金は戻ってこないとのこと。

あと、初めて知ったのだけど、
自分のような事故、あるいは事件で
第三者による負傷で病院にかかった場合は自由診療になるのです。
つまり保険証は使えず、全額負担になるという。
ちなみに今回の入院費は30万円超え。ひい。一晩ですよ。

縫合した頭や折れた肋骨などの症状は、
以後、通院しながら治療していく流れになりそう。

「CTでは大丈夫でしたが、
 なにしろ頭のことですからね、わかりません」
と主治医の先生の言葉がリフレインする。
わからないって、先生。そうなんですか。

さすがに交通機関で帰る気力体力はないので、
タクシーを呼んで帰宅する。
スマホに10通近くの着信履歴があった。
留守電が何通も入っていて、聞いてみたら
自分を跳ねた運転手からのものだった。

「●●を運転していた××と申します。このたびは本当に申し訳ないことをしてしまいました。深く反省しております。taco様の状況はいかがでしょうか。一日も早いご快復をお祈りしております。またご連絡させていただきます。どうかよろしくお願いいたします」

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あのいとおしい日々

2023年11月22日 | はるか遠いところへ
ここで人生プレイバック。
事故に遭う前の自分は何をしていたのだろう。
スマホに残っている写真を確認する。


事故2日前の写真。
仕事場近くの昭和な食堂でランチ。
アホみたいな大盛りのカツカレーを食していた。
ホントにおなかいっぱいで、
その日はもう何も食べないで
寝ちまった日だったという(仕事もしてます)。


事故前日の写真。
館山取材のお土産で、
房総名物の甘味噌煎餅を食す。美味。
めざとく現れた宇宙人(by岡本太郎)にも
いつものように邪険にあしらった日だったという(仕事もしてます)。

そして当日の事故。
バチが当たったのだろうか。
自分としてはごくふつうの日常を送っていたはずなのに。
カツカレーと甘味噌煎餅と宇宙人の日常。

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それでも人生はつづく

2023年11月21日 | はるか遠いところに
頭がぐるぐる。

ここはとにかく安静に。
ということで、また横になる。
LINEやショートメールで近しい人たちに
「こんなんなっちゃいました」と事情を伝える。

「大丈夫ですか」「大変ですね」と、心配する人。
「いまどこの病院ですか」「しばらく入院ですか」
と、状況を根掘り葉掘り聞く人。
「お前どれだけ不幸なんだよ」
「●●(死んだ友人)が見えたんじゃないの」
と、大笑いする人。いろんな反応がある。

10時頃に先生がやってきて、
もし大丈夫なら退院してもいいし、
もう1日泊まりたいならそうしてもいい。とのこと。
自分で選べるんだ、ということで退院を決める。
ただ、もろもろの手続きがあり、
お昼までここにいてほしいと言われる。


お昼になり、また食事が出た。
「退院するんですけど」と配膳のおばちゃんに言ったら、
「これあんたの分だよ。勿体ないから食べな」と。
今度は食べてみる。口に入れたら、食欲あるぞ、自分。

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そして人生はつづく

2023年11月21日 | はるか遠いところへ
入院の手続きをしたのが
早朝の4時ぐらいだったと思う。
あらたに点滴を打たれ、体温と血圧、
「ちょっと目を開けてくださいね」
と懐中電灯で瞳孔をじっと観察される。

とにかく体が痛いので、寝返りを打つのも大変。
「いてて」と言いながら
なんとか落ち着く体勢で寝る。
って、寝られませんがな。


朝食が運ばれてきた。もうそんな時間?
体を起こしたら、頭がぐらぐらして気持ちが悪い。
とてもじゃないけれど、喰えない。



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