Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

大人は判ってくれない

2015年09月30日 | 日々、徒然に

いつもの整体院で、いつものように

渾身の力を込めて指圧してもらおうと思ったら、

いつものT先生ではなく、代わりに新人の先生がマッサージをしてくれることに。

しかし、その新人の先生、まだ慣れていないのだろう、

肩や背中を指圧する力が控えめだ。

 

「あ、もっと強い方がいいですか?」

「そうですね」

「わかりました。ふうっ!」

「うごご…」

「あ、強すぎましたか? すみません」

「い、いや、大丈夫です」

「そうですか? じゃあ、ふうううっ!」

「ごぎゅうう…」

「す、すみません、痛いですよね」

「は…はい」

「じゃあ、もうちょっと力をゆるめますから」

「いや…そのままでいいですよ」

「え、痛いんですよね?」

「はい。でも…」

「痛くていいんですか?」

「まあ、痛いとアレですけど、痛くないのもどうかと…」

「どっちがいいんですか…」

 

どうも会話が噛み合わない。泣きそうな声の先生、である。

どMな肩凝り腰痛男の気持ちがわからないのだろうか。

ってわかるわけないなあと、自分で自分を突っ込む秋の夜。

 

 

 

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隠れ神様の結婚

2015年09月29日 | やさぐれ男のつぶやき

どうやら世間では、福山雅治氏の結婚報道で、

多くの女性ファンがやさぐれているというではないか。

だが、違う。違うのだ。やさぐれるところが違う。

吹石一恵さんが結婚したことにやさぐれるべきなのだ。

 

最近はそうでもないけれど、

吹石さんはけっこう映画に軸足を置いている女優さんで、

何を隠そう(隠してないけど)、神様の一人なのです。

 

クドカンと共演した映画版「ゲゲゲの女房」(鈴木卓爾監督)では、

水木しげるの妻を穏やかに演じた吹石さん。

ほのぼのとして、清貧で、ファンタジックな佳作でした。

吹石さんの今のところの代表作かと。

実生活でもこんな妻だったりするのだろうかと妄想しております。

 

際立った個性はないけれど、不思議と映画の中に溶け込んでいて、

世界中のやさぐれたシネフィルの心を癒してくれる吹石さん。

人妻になっても、どんどん映画に出てくださいね。

 

 

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悪態の朝

2015年09月28日 | 日々、徒然に

朝ドラ「あさが来た」がスタート。

てっきり神様(宮崎あおい)の神々しい姿を見て、

目が潰れてしまうと思ったのだけど、

朝ドラのお決まりというか、主人公の少女時代から始まるとは。

その姉を演じる神様(宮崎あおい)も子役とな。

神様(宮崎あおい)が登場するのは、来週になるらしく、

テレビに向かって、このくされ外道が!

ドラマの展開などどうでもええんじゃ、早く出さんかい。

と悪態をつくtacoでした。

 

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優しい目だけどとてもスルー

2015年09月27日 | ストレイキャットブルース

やさぐれてますよね。

と聞くが返事がない。

決めつけた問いかけが良くなかったのだろうか。

 

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フォーエヴァーヤング

2015年09月26日 | 日々、徒然に

NHK連続テレビ小説「まれ」が終了。

登場人物が自分の家族みたいな感じになっていくのが

半年続く朝ドラならではの醍醐味というか。

主役のまれを始めとする、登場人物たちの台詞や行動に

いちいち反応して、笑ったり突っ込んだりしていた半年だった。

世界一のパティシエを目指す主人公の猪突猛進ぶりは、

若者の無限の可能性を示しているのと同時に、

痛さと恥ずかしさを併せ持つ。

 

「夢は大嫌い」「地道にコツコツ」と言っていた主人公が、

世界一を目指したり、一発大逆転を狙ったりするのも

すべては若さゆえというか、ブレまくりで全然OK。

ただ、それをドラマで見せられて納得できるかどうかは別だけど。

 

ともかく、まれを演じた土屋太凰は、

その全力投球な演技に好感が持てたし、

共演の若手俳優さんたちもそろって好演だったと思う。

 

まれの師匠のシェフを演じた小日向文世、

塩田職人の田中泯と、その妻の田中裕子はさすがの安定ぶり。

ねっとりしたイケメンになったなあと思ったのが柳楽優弥。

髪結いの亭主を演じた篠井英介も、

甲斐性はないけど人情家で娘思いのおっちゃんぶりが素敵だった。

 

このドラマで一番株を上げたのは、

ドランクドラゴンの鈴木拓でしょう。

相方の塚地は俳優として定評があったけど、

鈴木のほうもなかなかの好演で、こんな味のある演技をするのかと。

この人をもっとうまく使う演出家がいればいいなと思う。

 

さて、来週からは「あさが来た」がスタート。

神様(宮崎あおい)が出るというので、

あまりの神々しさに目が潰れたらどうしようと思い悩んでおります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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濡れた週末

2015年09月25日 | 日々、徒然に

午後から新宿でイラストレーターさんと打ち合わせ。

そのあと書店に寄って、資料本を何冊か買う。

個人的に読みたいと思っている本も3冊ほど目にするが、

資料本を買ってオケラ(←死語)なので、今日は断念。

今買わなくてもなくなることはないし、

どうせすぐ読めないんだからと自分に言い聞かせて、仕事場に戻る。

 

というか、最近書店に行くと、

本が「ねえ買って買って」と言ってる感じがしてなんとも悩ましい。

かんにんな。そのうち身請けしてやるさかい、

と芸者に入れ上げた「夫婦善哉」の

森繁久彌のような台詞を吐いて、書店をあとにする。

 

外は雨。傘をさしていても、濡れる。

 

 

 

 

 

 

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涙の復活劇

2015年09月24日 | 日々、徒然に

また、雨である。

朝と夜はすっかり冷えるようになって、

何が何でも麦のアレ、という季節ではなくなっているようだ。

だが、しかし、モルツが復活。

プレミアムモルツではない。普通のモルツである。

ザ・モルツというのが正式な商品名のようだけど、

あのまろやかな味わいの麦のアレがまた呑めるかと思うと、

少しだけ幸せな気分になる。パッケージは前の方が良かったけれど。

 

 

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アレの終わりに

2015年09月23日 | 日々、徒然に

今日は原稿整理やら資料探し。

書店をうろうろして、お目当ての資料本はすぐ見つかったのだけど、

そのあとしばらく、とりとめもなく立ち読みをしてしまう。

河出の文藝ムックの最新刊がニール・ヤングとな。

あと「クロスビート」の増刊号がキース・リチャーズだったりして、

思わず読み耽ってしまう。というか、買えよ、自分。

 

そうこうしているうちに連休は終了のようで。

世間の人たちは5連休だったみたいだけど、

そんなに休むと頭がアレになってしまいますよ~。

と誰に言っているのだ、自分。

 

帰りの電車で、

浅野いにお「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」を読む。

この人の漫画は相変わらず読ませるし、見せるなあと。

今度はSFというかファンタジーだけど、

登場人物の女子高生たちは、絶望の中に何を見つけるのか。

 

 

 

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気になる井戸の底

2015年09月22日 | 読んでいろいろ思うところが

村上春樹「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」(文春文庫)を読む。

最新エッセイ「職業としての小説家」が出て、

ファンの多くはそれを読んでいるのだろうけど、

なぜか読んでいなかった本書をまず読もうと思った次第。

インタビュー集だけど、小説と同じく、

村上春樹の発言は読みやすくて、深い。

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そして人生はつづく

2015年09月20日 | 映画など

リチャード・リンクレイター監督

「6才のボクが、大人になるまで」を見る。

ある一家の12年間を描くのに、同じ俳優を使い続け、

リアルに12年間かけて撮り上げた希有なホームドラマで、

積み重なった人生の断片を味わう3時間。

希有なドラマとは書いたけれど、

たとえばトリュフォーがジャン=ピエール・レオーを主役にして、

アントワール・ドワネルという人物を、

少年から中年にかけて演じさせたシリーズもあるし、

ましてや日本人にとっては、「北の国から」という

俳優が年齢を重ねるのと、役が同時進行するドラマがあったわけで、

よく考えると、ものすごく珍しい作りではないというか。

ただ、こうした映画やドラマは連作であり、

「少年編」「青年編」「結婚編」といった形で分かれている例が多い。

 

本作が異なるのは、それを1本の映画にまとめたところだ。

演じる俳優がリアルに年を取るごとに、

その年齢に合わせたエピソードを撮り、繋げて3時間の映画にまとめる。

観客は、俳優が役を演じるのを見ながら、

同時に彼ら彼女らがリアルに年を重ねていくのを目の当たりにする。

その手間というか、持続力というか。

映画の作り手たちがよくぞそんな長い期間、同じ思いを共有できたものだと思う。

 

映画の作り自体、感動的ではあるのだけど、

それと映画の面白さは別である。

じゃあ、実際どうなのかというと、ご安心を。ドラマとして無類の面白さ。

ある程度、人生経験を重ねてきた人が見れば、

誰でも身につまされるエピソードが盛り込まれ、

主役の少年の成長ぶりを、固唾を呑んで見守るような作りになっているからだろう。

少年はかなり不幸な境遇だけれども、家族や周りの人々の愛情に支えられ、

多少屈折しながらも、なんとか育っていく。

まあいろいろあったけど、なるようになったなあ。

そんな感想を抱かせる映画は珍しい。これって人生そのものかもと思ったりする。

 

少年の母親を演じたパトリシア・アークエット。

「トゥルー・ロマンス」の頃は可愛かったのに、

おばさんになったなあ、と思ったら、

映画の中でさらにどんどん年を取っていくので、ありゃりゃと思いながら見る。

イーサン・ホークがいい感じのおっさんになっていくのも微笑ましい。

主役だけでなく、脇に少しだけ出演する俳優たちも年を取っているので、

説得力のあるドラマになるのは当然だろう。

 

 

 

 

 

 

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