暑い、ってだけでやさぐれてしまう今日この頃。
アスファルトの照り返しにめげそうになりながら、
表参道を歩き、編集会議に。
いろいろと企画を出し合って意見交換。
3時間ほどの会議のあと、ライターさんたちと
コーヒー&どら焼きで小休止。やさぐれ話に花が咲く。
仕事場に戻り、原稿を書いて版元に送ったり、
デザインの話でクライアントと電話で打ち合わせをしたり。
そうこうしているうちに、7月が終わりを告げて、
夏まっ盛りの8月がやって来る。
ほぼ仕事で埋まりそうな予感で戦々恐々。
暑い、ってだけでやさぐれてしまう今日この頃。
アスファルトの照り返しにめげそうになりながら、
表参道を歩き、編集会議に。
いろいろと企画を出し合って意見交換。
3時間ほどの会議のあと、ライターさんたちと
コーヒー&どら焼きで小休止。やさぐれ話に花が咲く。
仕事場に戻り、原稿を書いて版元に送ったり、
デザインの話でクライアントと電話で打ち合わせをしたり。
そうこうしているうちに、7月が終わりを告げて、
夏まっ盛りの8月がやって来る。
ほぼ仕事で埋まりそうな予感で戦々恐々。
今日は9月に出る雑誌仕事で打ち合わせ。
9月なんてまだ先、だと思っていたけれど、
明日で7月は終わりだし、8月はお盆休みがあるので、
働ける時間はさほどないことに気がつき愕然とする。
明日は別の雑誌の編集会議だし、しんどい夏になること必至。
そんなときは、想像の翼を広げるんです、と
「花子とアン」で吉高さんが言っていたような。
突っ込みどころ満載なドラマだけど、とりあえず見てしまう。
習慣とはこわいものだ。なしでは生きていけない。
そんな映画があったな。「ときめきに死す」。
故・森田芳光監督の隠れた名作で、ジュリーが謎の殺し屋を演じ、
新興宗教や差別問題などを絡め、当時にしては珍しい
コンピュータ画面を多用した森田監督らしいミステリーだったなと。
「なしでは生きていけない」というのは、
ジュリーが狙う宗教団体のフレーズだった。
もう30年前の映画なんだけど、樋口可南子が今とあまり変わっていないのに驚き。
予告編があったので張っておきます。見たいな、また。
それにしても、佐世保の同級生殺害事件。
メディアはネタに事欠かないなと。騒いでいるなあ。
倉敷の小学生監禁事件がすでに風化してしまっている。
ましてやベネッセの個人情報漏洩事件とか、
ウクライナ上空での旅客機撃墜、あとガザも。
ジャン=マルク・ヴァレ監督
「ダラス・バイヤーズクラブ」を見る。
エイズがまだ不治の病で、偏見にさらされていた80年代。
HIVポジティブのやさぐれたロデオ乗りが、
非合法のエイズ薬のバイヤーになり、
いつのまにかエイズ患者たちの英雄になっていくストーリー。
てっきり、エイズを宣告された男が破滅の道をたどる
ニューシネマ的展開が見られると思っていた。
ってどれだけやさぐれた映画を期待していたのだろう、自分。
膠着した社会に異を唱える社会派ドラマでもあるのだけど、
映画は主人公を決して正義の人として描かず、欲望にまみれながら、
ヤクの売人として突き進む姿を冷静に見つめていく。
善人なのか悪人なのかわからないし、ひとつ言えるのは
近くにいたら、ひどく迷惑な奴だということは間違いない。
そんな主人公を演じたマシュー・マコノヒー。この人って、
けっこうな二枚目な感じで映画に出ていたような。
ケイト・ハドソンのラブコメ映画の相手役ぐらいしか認識していなかったけど、
とんでもないポテンシャルを持った俳優なのだなと。
オスカー受賞も納得な、怪しすぎる名演だと思う。
雷、一閃。
ライターさんと電話でやりとりしていたのだけど、
一瞬で仕事場が真っ暗に。電話も中断、Macの電源も落ちる。
窓から外の道路を見たら、信号も止まっているようで、
向かいのビルも灯りひとつ、ついていない。
そのビルの一階が「なか卯」なのだけど、そこも真っ暗。
うどんとか牛丼を食していた人たちもさぞかし驚いているに違いない。
そんなことを想像していたら、電気が復旧してひと安心。
電話をかけ直してライターさんと話したあと、仕事場を出る。
今夜はちょいとしたお祝い事があって、いつもの居酒屋Tに向かう。
暗い街中を歩き、信号の止まっている道路を横切って店に着く。
この店では停電はなかったようで。
そんなこんなで麦のアレをいただきながら、
果てしなく酩酊していくのでした。
原稿を書いていたら、だんだん煮詰まってきて、
これは良くないなと思いながら、書店に避難。
そうはいっても結局資料本を買ってしまい、避難にならず。
仕事場に戻って、もやもやしたものを
脳味噌から排除して、書く。
なんとか終わったのが夜の10時過ぎ。
心身が限界になる前に退散。目指すは自宅の冷蔵庫に眠る麦のアレ。
ということで、スピッツの「8823」。
先日の武道館公演でも、この曲がハイライトだった。
ライブには欠かせないというか、ロックバンドだなあと。
それにしても、この肩の凝りと張りは何とかならないものか。
連休のため、行きつけの整体院がお休みで、
もう心と体が限界。
ようやくマッサージが受けられて、ほっとしたというか、
微妙な部位を渾身の力で指圧されて、悶絶。
悶絶といえば、神代辰巳監督の「悶絶どんでん返し」という、
ロマンポルノの傑作があったなと。ヤクザにオカマを掘られた
エリートサラリーマンが、自分の中の「女」に目覚めるという
ジェットコースター映画だった。
そんな怪しすぎる映画を思い出しながら、
指圧を受けているとは、
お天道様でも気がつかないだろうと思う、
ヨコシマな昼下がりでした。
それにしても、倉敷の行方不明の女の子、
無事、保護されたらしく、良かったなと。
49歳の男の家で監禁されていたとのことだけど、
捜査員がやってきたときには、
ふたりでテレビを見ていたらしい。
この事件のことが大きく報道されていただろうに。
どんな気分だったのだろう。ふたりとも。
また、男の部屋にはアニメのポスターが貼ってあったとか、
アニメ好きでおとなしい性格だったとか、
自称イラストレーターだったとか、
ミスリード気味のメディアの報道が目に付く。
わかりやすいオチをつけたいのだろうな、と。
ジョン・フォード監督「果てなき航路」を見る。
酒あり喧嘩あり女あり、嵐に襲われたと思ったら、
ドイツの戦闘機の銃弾を受けたりと、
アイリッシュのあらくれ船員どもが織りなす人間ドラマ。
モノクロ映画ならではの光と影が、船員たちのドラマとシンクロし、
陽気な連中でありながら、
その裏にある孤独と哀感が滲みでるところなど、実に味わい深い。
映像と演技、そしてテーマが渾然一体となって
スクリーンに映し出される幸福感。
制作年度は1940年。フォードのフィルモグラフィを見ると、
前年の39年が「駅馬車」で、同年につくられたのが「怒りの葡萄」、
翌年が「わが谷は緑なりき」ということで、名作を連発していたんだなと。
ジョン・ウェインは主役だけど、数多くいる登場人物の一人、という扱い。
タフガイヒーローとして大スターになっていく前の
ぶっきらぼうでパワーを持て余した感じが微笑ましい。
この人って声がいいんだよな。重量感があって、頼もしくて。
イスラエルがガザに地上侵攻したと思ったら、
今度はウクライナにマレーシア航空の旅客機が墜落。
世界では大変なことが起こっているけれど、
この平和(に見える)日本で、仕事に追われてやさぐれているぐらいが
幸せなのかも知れないと思ったりする夏の夜です。
ということで、スプリングスティーンの「リバー」をば。
今朝、家を出ようと思ったとき、
かけていたCDからこの曲が流れてきて、
思わず立ち止まって聞き入ってしまった次第。
スプリングスティーン、体から湯気を出して熱唱です。