Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

呪詛の佇まい

2019年04月30日 | ストレイキャットブルース

うわっ。

相変わらずやさぐれてますね。

明日から元号が変わるっていうのに、

どうしてそんなに不機嫌なんですか。

みんなお祭りモードで浮かれてるじゃないですか。

せっかくなんだから、みんなで一緒に盛り上がりましょうよ。

ほら、おめでたいんだから。ねっ。

うーん。よっぽど何か恨み辛みのようなものがあるみたいですね。

その気持ちはわからなくもないですけど。

 

 

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ナンバーナインが聞こえる

2019年04月28日 | 読んでいろいろ思うところが

本秀康「あげものブルース」(亜紀書房)を読む。

からあげ。とんかつ。てんぷら。そしてかりんとう。

あげものを狂言回しに、

ビートルズの「ホワイトアルバム」をからめた

3人の男たちの30年にわたる年代記。


 

と、内容を書いたけど、

読んでいない人には「なんのこっちゃ」と思うはず。

なんであげものとビートルズがつながって、

それが年代記になるんじゃ、なめとんのか、あん?

という疑問が浮かぶのはごもっとも。

 

これは実際に読んでもらった方が早いと思う。

どうにも説明が難しくて、とにかく

あげものとビートルズと3人の男たちが

絶妙にからみあい、感動すら覚えるという。

しかも藤子・F・不二雄的な

「SF(すこし不思議)」な感覚もあったりする。

 

ビートルズがインドのリシケシュに滞在し、

そこでの経験が「ホワイトアルバム」に結実したように、

本さんもリシケシュを訪れ、ビートルズを偲び、

本作を描き上げたとのこと。

 

「ガロ」時代から本さんの

少しブラックなSF漫画に親しんできた人や、

「レコスケくん」のビートルズ愛に共感してきた人には

ある意味集大成的な作品だと思うし、

かなりの完成度なのでは、と。

 

 

 

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止められない何か

2019年04月27日 | 日々、徒然に

原稿とか本の構成案づくりとか校正とか、

この10連休はどっさりと宿題があるのです。

なので、いつもと同じく仕事場に入り、

淡々と仕事を進める。順調なものとそうでないものが

あるのだけど、まあそれは、それ。

 

帰りの電車で

窪美澄「よるのふくらみ」(新潮文庫)を読む。

人に薦められて読み始めたのだけど、

商店街の幼馴染みとして育った男女3人の、

なんとも痛い恋愛小説というか。

しんどいけどページをめくる指が止まらない。

著者は「ふがいない僕は空を見た」を書いた人。

そういえばタナダユキ監督が映画にしていたっけ。

未見だけど、しんどい映画のような。

でもたまらなく見たくなってきた。どMなもので。

 

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たかが世界の終わり

2019年04月26日 | 日々、徒然に

みなさん明日からお休みなので、

バタバタしているなあと。いろいろ確認の電話とかメールとか、

すべては連休が終わってから、元号が変わってからという。

終末感、リセット感がひしひしと伝わってくる。

 

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黒くぬりつぶせ

2019年04月25日 | やさぐれ男のつぶやき

じめじめ。べとべと。

 

もう梅雨なの? と思うぐらい

湿気が多くて、蒸し暑い日というか。

ただでさえ体力がないのに、気力まで吸い取られそうだ。

 

そうこうしているうちに10連休までもうすぐ。

その間でやらなければならない宿題(仕事じゃ)がどっさり。

さらに連休明けに取材の予定が何件も入ってきて、

どんどんカレンダーが黒くなっていく。黒いというか、どす黒い。

 

 

 

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立ちはだかるもの

2019年04月24日 | 陽の当たらない坂道

午後から国立で取材。

駅から徒歩で15分ぐらいのところということで、

とりあえず目的地までてくてくと。

 

 

なぜこんな坂道が。道に迷ったのかな。

それとも越えなければいけない何かがあるというのだろうか。

ただでさえ人生は険しいのに、何という仕打ち。

 

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美女とやさぐれ

2019年04月23日 | 映画など

ジガ・ヴェルトフ集団「イタリアにおける闘争」を見る。

徹底的なアジテーションが飛び交う、

ストレートな政治映画かと思いきや、

革命と労働、そしてセックスとの関係を考察しながら、

ときには悩み、逡巡する。

70年あたりのイタリアの政権批判と

革命思想らしき言葉が繰り返され、なんとか思いを観客に伝えようとする。

だけど、編集はぶつ切れでときおり暗転したりして、

いきなり映画を途中で終わらせてしまうんじゃないかと

思うぐらいの優柔不断ぶり。

難解だけれど、たいへん誠実な映画だと思ったりもする。

 

 

観客に向かって、革命思想を読み上げるのが

アンヌ・ヴィゼアムスキー。ずいぶんやさぐれちゃってます。

そのあたりが、同じくやさぐれたシネフィルの心にフィットする。

 

ジガ・ヴェルトフ集団とは、60年代後半から70年代前半にかけて

ゴダールが商業映画から逸脱してつくった政治映画製作グループのこと。

60年代後半、「ウイークエンド」とか「中国女」

「ワンプラスワン」といった、デタラメだけど誠実で

すこぶる面白い政治映画をつくっていたゴダールが

さらに先鋭化して量産したうちの1本が本作。なんとも素晴らしい。

 

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夢見るアレとソレ

2019年04月22日 | 日々、徒然に

午後から吉祥寺でライターさんと打ち合わせ。

6月に出る雑誌の記事でいろいろと話す。

それなりに焦点が定まってきた感になったので、

もう少し練って進めていきましょうという流れに。

 

夏までに作る本の、デザインとイラストの案が上がってくる。

両方ともいい感じなので、この流れで行きたいところ。

流れが大事だと思う。でも分断されるのです、10連休で。

 

連休直前と直後のATMは死ぬほど混むんだろうな。

銀行も官庁も学校も休み。

元号が変わり、新天皇が即位して

お祭り気分の10日間になるんだろうか。

こちとら仕事だし、おまけに貧乏なので

浮かれることなく淡々と過ごしたいところ。

 

書店と映画館、中古レコ屋、銭湯、あと寄席。

このあたりに行けたら、たいへん充実したGWになること確実。

麦のアレとか米のソレで浮かれる日もあるかもしれないけど、

そこは大目に見てくださいな。

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愛しさと艶めかしさと

2019年04月20日 | 映画など

田中絹代監督「乳房よ永遠なれ」を見る。

乳がんに冒された実在の女流歌人がモデル。

いわゆる難病モノだけれど、

女としての生と性が生々しく、

かつ艶めかしく映し出されていることに、

そして、これが64年前に撮られた映画であることに、

ただひたすら驚き、見入ってしまう。

 

 

貞淑な妻であり、優しい母であったふみ子(月丘夢路)が、

夫との不仲のため離婚。シングルマザーとなった矢先に乳がんが発覚し、

手術で乳房を切除、女としてのアイデンティティを失いつつも、

彼女を慕う新聞記者の大月(葉山良二)とつかの間の愛を交わす。

死期が近づけば近づくほど、女としての喜びを得ようとするふみ子。

演じる月丘夢路の艶めかしさといったら、ない。

 

監督の田中絹代は言わずと知れた

日本を代表する大女優だけど、

こんな緊迫した官能的な映画が撮れるなんて。

50年代の日本映画はまさに全盛期で、

スタッフキャストに恵まれていたとはいえ、

映画監督としても並々ならぬ力量があることを再認識。

 

絹代監督は「恋文」「月は上りぬ」といったほのぼのとして

温かみのあるライトコメディもたいへん素晴らしかったけど、

本作の凄みにひたすら圧倒される。

監督した映画は全6本。

他のもきっと面白いんですよね、シネフィルの皆さん?

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生きるンだよ、と

2019年04月19日 | 日々、徒然に

前に進めないぐらいしンどい時に

自分を支えてくれるのは、「当たり前」なンだよね。

当たり前に飯を食べる、当たり前に寝る、

当たり前に笑う。それができないからしンどいンだよ。

じゃなくて、当たり前をどうにか続けることで

しンどさが過ぎるのを待つ。「当たり前」は何よりも強いよ。

 

たった1つの悩みに、

たった1人の嫌いな人に、

たった1つの失敗に、

人生を台無しにされるのは勿体ないと思いませンか?

1000のちのたった1つや2つが、

残りの999や998に影響されるのはすごく勿体ない。

 

小池一夫先生のツイートより。

示唆に富み、優しさにあふれたこれらの言葉は

SNSの時代、多くの人の心に届いたと思います。

 

「青春の尻尾」とかをドキドキしながら読んでいた

中学生の頃を思い出したりします。

池上遼一先生との「クライングフリーマン」「傷負い人」も

素晴らしかったなあと。永井豪先生との「花平バズーカ」

川崎のぼる先生との「ムサシ」「長男の時代」も思い出されます。

そのうち読み直したいです。先生の作品は永遠なンです。

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