Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

愚か者の涙

2014年05月31日 | 映画など

澤井信一郎監督「ラブ・ストーリーを君に」を見る。

88年公開というから、26年も前の映画なのか。

当時、国民的美少女と言われていたゴクミこと後藤久美子が

白血病で余命いくばくもない少女を演じた、難病モノのラブストーリー。

いやあ、驚いた。とんでもない名作ではないか。

もう泣けて泣けて仕方ないほど、の。

ストーリーはベタというか陳腐で、

こんな話で泣けるものかと思うけれど、

澤井監督の演出にコロリと騙されるわけで。

どこまでもまっすぐなゴクミの芝居。

それを受ける仲村トオルのピュアな青年ぶり。

俳優としてまっさらな二人を囲むように、

ベテランの俳優たちを散りばめる。手堅いと言えばそれまでなのだけれど。

 

圧巻は、いつ死んでもおかしくないゴクミを連れて

二人で北アルプスを登るクライマックス。

当たり前だけど、ちゃんとロケをして二人とも登っているわけで、

リアルな風景をバックにしたときの迫力が真に迫ってくる。

こういうのを抜けがいい、というのだろうか。

見事なロケーション映画。気持ち良く泣かせてもらいました。

 

 

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あの夏の日を返してくれと

2014年05月30日 | 邪悪なT君

5月も終わりということで、

急に夏になったかのような暑さ。

新規の案件がいくつか入りそうで、

果たしてやり切れるかどうか、と。

さらに熱い季節になっていきそうな予感。

うひょひょひょひょひょひょ。

 

やはり出たか。

もはや殺虫剤も効かない男、邪悪なT君である。

 

「いや~殺虫剤を撒かれても、コレを食すまでは死ねませんよ~。

 ここしばらく動きのなかったペヤングがやってくれましたね~。

 ナポリタンとはまた、コレのどこが焼きそばなんでしょうかね~」

 

ナポリタンではない。

「ナポリやん!」と書いてあるではないか。

 

「そうなんですよ~しかも謎のキャラがいますからね~

 何者ですか~うひょひょひょ」

 

謎のキャラなのは、貴様の方ではないのか。

 

「いやいや~こんなインチキなイタリア人コックみたいな

 ビジュアルじゃありませんよ~もっとどす黒いですから~」

 

自分からどす黒いと言ったな。

そんな奴は、今日こそ息の根を止めてやる。

と、ノズル式の殺虫剤でピンポイント噴射をするが、

邪悪なT君はそれさえもするりとくぐり抜け、

初夏の、雲ひとつない大空に向かって、

そのどす黒い羽根を羽ばたかせるのでした。

 

 

 

 

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サマーツアー

2014年05月29日 | 日々、徒然に

今日は飯田橋で7月に出る雑誌の会議。

気がつけば5月も終わりで、来週から6月とな。

なんという早さ。きっとすぐ夏になってしまうのだろう。

 

6月はワールドカップがあるけれど、

南アの大会からもう4年も経ったのかと。にわかだけど応援します。

にわかと言えば、朝ドラもそう。

吉高さんの「花子とアン」が見逃せない。

毎日見ていると、じわじわとドラマの世界観が

こちら側に染みこんでくるところがたまらないというか。

 

 

 

 

 

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夏なのに寒いフトコロ

2014年05月27日 | 日々、徒然に

久し振りに神保町の三省堂書店に。

いつのまにか内装が変わっていて、

1階の入口から中に入ると、いきなり左にレジが。

しかもその手前に棚があって、

新刊などのお薦めの本がズラリと平積みになっている。

壮観というか、レジに行く前に圧迫されそうというか、

さあ買え、と言っているようなところにちょっと引く。

 

 

画期的なレイアウトだとは思うけど、

もうちょっとさりげなく本を見たいわけで、

結局、東京堂書店に行って、新刊コーナーをうろうろと。

和田誠さん装幀の新刊が3冊ほどあって、思わず手にとる。

なかでもスクリプターの白鳥あかねさんのインタビュー集が素敵。

「スクリプターはストリッパーではありません」というタイトルは、

神代辰巳監督の「一条さゆり 濡れた欲情」を手掛けているので、

そのあたりから取ったのだろうか。

一条さゆりというのは、昭和の有名なストリッパーで、

「濡れた欲情」は本人も出演しているロマンポルノの傑作なのです。

この本、3千円と高いので、フトコロが暖かいとき(あるのか?)に買います。

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エスカレーションへの道

2014年05月26日 | 日々、徒然に

それにしても、AKBの握手会にノコギリで襲いかかった犯人。

「殺せるなら誰でも良かった」と通り魔的な証言をしているらしい。

そこまで憎悪を膨らませた原因は何なのだろう。

犯人は24歳の若者で、

AKBのファンではなさそうな報道がされているが、

むしろ熱心なファンだったら、それ自体が心地良いわけだし、

エスカレートすることはなかったのではと想像する。

 

先ほど見た「報道ステーション」では、

AKBのCDに握手券がついており、

お金に糸目をつけなければつけないほど、

AKBとの距離は縮まるとレポーターが語っていた。

明らかに握手イベントを煽る商法にもの申す的なニュアンスが感じられたけど、

今回の事件の核心から、かなり離れた報道だったなと思うわけで。

 

犯人の心の病み方が気になるなあ、と。

 

 

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シリアスとコメディのあいだ

2014年05月25日 | 映画など

川島雄三監督「イチかバチか」を見る。

工場誘致をめぐって、鉄鋼会社の社長と敏腕社員、

建設予定の用地を提供する市長が腹の探り合いをする。

川島監督だから、もちろん喜劇なのだけれど、

かなり緻密な構成で、かつ物語にもシリアスな要素が散りばめられていて、

ひょっとしたら、かなりの傑作なのかもと思いつつ、見る。

 

 

 

 

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Dog Day Afternoon

2014年05月23日 | 日々、徒然に

夕方、大森まで出て取材。

40分ぐらいのインタビューだったけど、

ちょっと背筋が寒くなるような話を聞く。

そこで感じたものを、どう原稿に反映させるか。

けっこう難儀な作業になりそうな予感。

 

お邪魔したのは、とあるマンションの一室で、

インタビューイの女性が小さな犬(おそらくチワワ)を飼っていて、

その犬がちょこまかと走り回り、

自分やカメラマンさんに体当たりしてくるのが可愛らしくて。

凍りつきそうな話を聞きながらも、その犬に救われたような気が。

 

自分としては圧倒的に猫派なのだけど、

犬もいいかも、と最近思うようになってきた。

飼いたいな、猫か犬。それが夢というか。叶えられそうな夢だし。

 

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セイブ・ミー

2014年05月21日 | 邪悪なT君

ポールの公演が中止となったせいか、

体調の悪さは尋常ではない。昨日から今日にかけて

胃痛と腰痛に襲われてしまい、おまけに

取材用で読んでいる資料が深刻で重い内容なので、余計に

胃と腰に負担がかかる感じがするというか。

 

 

うひょひょひょひょひょひょ。

 

ひい。出た。

この最悪な体調のときに、

傷口に塩を塗るような男が現れた。邪悪なT君よ。

 

「塩じゃありませんよ~激辛スパイスですから~

 いつかやるとは思ってましたけど、

 やっぱりやらかしちゃいましたね~エースコック」

 

激辛スパイス入れすぎだと?

そんなモノ、想像するだけで胃と腰にダメージを受けるではないか。

 

「ペヤングにも似たようなのがありましたけど~

 アレをさらにパワーアップさせたんでしょうね~

 スパイスの量を増やせばそれでイイという短絡的な発想がたまりませんよ~」

 

そんなモノを喰ったら、絶対死ぬ。

というか、貴様が食してあの世に行くがよい。

 

「いや~食したらほんと天国に行きそうですよね~。

 前にペヤングの赤いアレを食したときは、三途の川が見えましたからね~

 川には、それまでに食した焼きそばがいっぱい流れてきて、うひょひょひょ」

 

言ってることがオカルトめいてきた。

このまま消え去れ。殺虫剤はどこにある?

 

「殺虫剤なんか効きませんよ~

 なんてったって、激辛スパイスですからね~

 無敵ですよ、無敵~」

 

そう言い切った邪悪なT君は、

殺虫剤の噴射をひらりとかわし、

怪しい高笑いをしながら、曇天の空に飛び立っていくのでありました。

 

 

 

 

 

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With a little luck

2014年05月20日 | 日々、徒然に

ポールの来日公演、すべて中止とな。

本人の体調は大丈夫なのだろうか。このあとソウルとか上海で

公演があるらしいけど、大丈夫なのかな。

中止はとても残念だけど、仕方ないというか。

 

日本のファンは、それでも幸せで、

1980年、大麻所持のため、

ウイングス公演中止という事件はあったけれど、

その後、90年、93年、02年、そして13年と、

4度も公演が見られたのは良かったと思う。

こうやって過去形で書くと、縁起が悪いのだけど、

とりあえず、お大事に、ポール。

 

チケットは払い戻しするけど、高額だし、お許しをば。

 

 

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確執こそ我が人生

2014年05月19日 | 日々、徒然に

それにしても、「美味しんぼ」。

例の鼻血の描写がこれだけの騒ぎになるとは。

人気漫画だから、影響力の大きさを懸念して

風評被害を煽るなという批判が渦巻いた。

その批判に負けず、ちゃんと掲載を続けた「スピリッツ」。

今日出た最新号では「ご批判とご意見」と題して、

当事者や識者のコメントを10ページにわたって掲載しているわけで、

毅然とした姿勢を見せたところは評価すべきだと思う。

 

ただ、実に久し振りにこの漫画を読んだのだけど、

山岡が海原雄山に向かって「父さん」と言っているではないか。

父と息子の対立構造こそ、「美味しんぼ」ではなかったか。

いつの間にか和解していたようで。それほど好きな漫画ではないのだけれど、

父子の確執がない「美味しんぼ」なんて。

ライブで「ヘイ・ジュード」を歌わないポールのようだ、と。

あるいは「ライク・ア・ローリング・ストーン」を歌わないディラン、

って歌わなかったか、この間のライブ。

 

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