Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

タイムリミット世情

2022年11月30日 | やさぐれ男のつぶやき
夕方から取材ということで品川方面に。
少し時間があったので、近場のドトールに行く。


いまのドトールは時間制限があるんだな。ワンオーダー90分。
会計のときに利用時間を示したカードを
強制的に持たされるのです。
まあ、確かに200円ぐらいのコーヒーで
アホみたいに粘られたら困るよなあ。
とはいえ、こうやってじわじわと
プレッシャーをかけられるのは、
なんとも世知辛くなったものである。

と嘆息していたら取材の時間が迫ってきた。
やさぐれた雰囲気で行くわけにはいかないので、
にっこり笑顔でハッピーかつ前向きな気持ちに切り替えて
取材場所に向かうのでした(無理)。



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仮面の裏側にみえるもの

2022年11月29日 | 日々、徒然に
ピーター・バラカン氏のラジオを聞いていたら、
マイケル・ジャクソンがカバーした
YMO「ビハインド・ザ・マスク」が流れてきて驚く。
こんな曲があるなんて知らなかった。ファンには有名な話なのかな。
「スリラー」に収録する予定で
歌詞をあらたにマイケルが書くということで
著作権の半分をYMO側に求めてきたという。
諸事情で結局、同アルバムには収録されなかったけれど、
えらくカッコいいではないか。
ポールとの共作「ガール・イズ・マイン」も
入っているのだから、コレが収録されていても良かったのでは。
「スリラー」40周年記念のボーナスディスクに収録されているようです。

コメント (2)
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月はどっちと言われても

2022年11月28日 | 日々、徒然に
崔洋一監督。享年73。
人生100年時代と言ったのは誰だ。
がんであることは公表していたので、
来るべき日が来た感じはあるけれど、
それにしても早すぎませんか。

崔監督はその存在自体が
昔ながらの日本映画を体現していたと思う。
ゴールデン街でケンカがいちばん強い助監督として
若松孝二や大島渚をサポートし、
松田優作や内田裕也、桃井かおりらの
信頼と寵愛を受けていたわけで、
武勇伝も数多いレジェンドみたいな人だったと思う。

映画はどれも面白かった。
言葉にはしにくいが、とこか独特の浮遊感があって、
ちょっと針が振れると、あるときは強烈な暴力が発露し、
またあるときは情緒的でしみじみした場面になったりと
軽快かつ自由。それでいて芯はしっかりしている感じがあった。

「十階のモスキート」「月はどっちに出ている」
「血と骨」が傑作とか名作とか、そんなのは当たり前で、
個人的に好きな映画を思うままに挙げてみる。

友よ静かに瞑れ(1985)

この映画のことは何度も書いているような気がする。
ともあれ、かつての友を救出するために
ヤクザ組織に潜入する藤竜也主演のハードボイルド。
原田芳雄に倍賞美津子、中村れい子と高柳良一、
室田日出男、佐藤慶、宮下順子、そして林隆三。
見事なアンサンブルとそれぞれの存在感。
名セリフが散りばめられた丸山昇一の脚本。
からっと乾いた沖縄のうらぶれた港町の
ロケーションも素晴らしい。

Aサインデイズ(1989)

沖縄のロックシンガー、喜屋武マリーの青春を描く。
本土復帰に沸く沖縄で、時代に翻弄されながらも、
石橋凌を相手役に、自身をとことん貫くマリーを演じる
中川安奈の一世一代の熱演。彼女もいまはもう亡き人、だ。
沖縄と聞くと、崔監督の映画を思い出す。
そういえば「豚の報い」もあった。あれもいい映画だった。

犬、走る(1998)

無国籍かつ猥雑な新宿の裏町を
不良を絵に描いたような刑事、岸谷五朗が走る走る。
セコさが極まる情報屋の大杉漣も走る。
こんなにいかがわしくて楽しいアクションコメディは
崔監督にしか撮れないと思う。

大森一樹監督に続き、今回の崔監督の訃報に
すっかり意気消沈しています。とってつけたような追悼は
したくないんだよ、と歌舞伎町で叫ぼうと思ったけれど、
今はすっかりクリーンな街になっているようで。
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闇からの声

2022年11月27日 | 日々、徒然に
家から歩いて20分のところに
いい感じの古書店があることが判明。
店舗の開く日が土日月だけでタイミング合わず、
今日ようやく行けたという。


期待に違わぬ店構えと佇まい。
置いてある本のラインナップも、いい。
おお、コレが500円とは。
なんと、アレが1500円で買えるの?
ああ、ソレは2万円ね。やっぱりねえ。
と物色しながら感嘆していたという。

買っても読む時間なぞないじゃろが!
どうせ積ん読になるに決まっとるけん、
ええから仕事せんかい! 

という声が地獄の底から聞こえたような気が。
口や鼻だけでなく、
目も耳もマスクで防げればいいのに。もお。
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抱きしめて邪悪

2022年11月26日 | 邪悪なT君
うひょひょひょひょひょひょひょ。

ひい。こっちは絶不調だというのに、
なぜそんなに能天気でいられるのだ、邪悪なT君よ。

「能天気なのはペヤングですよ〜。
 だって、辛子マヨと黒コショウですから〜。
 まさかダブルでアレとは思いませんでしたね〜。
 調子が悪いんなら、ぜひコレでアレしましょうよ〜」

アレとかコレとか、指示語で誤魔化すな。
辛子マヨと黒コショウなんて、ただでさえ調子が悪いのに、
こんなモノ食したら、死んでしまうだろう。

「ショック療法ですよ〜胃に入れたらびっくりして、
 体じゅうが活性化するんじゃないですか〜。
 体のなかから桃源郷になるんですよ〜たまりませんね〜」

わけのわからないコトを言うな。
そんなに体のなかを桃源郷にしたければ、
望み通りにしてやる。

と叫び、奴の口はもちろん目や鼻、
体じゅうの粘膜という粘膜に
辛子マヨとコショウを塗りたくる。

「うひょ〜沁みますね〜。
 そのうちメンタムみたいに
 体の中にイイ成分が浸透していくんですね〜」

メンタムとはメンソレータムのこと。
ロート製薬が出している軟膏の商品名だ。
すり傷でもニキビでも肌あれでも、
コレを塗りたくれば解決、というすぐれモノである。
昭和の頃の家庭は、薬箱を開けると、
このメンタムと赤チンは必ず入っていたと思う。

「いきなり昭和ネタですか〜赤チンも好きですよ〜。
 おお〜辛子マヨと黒コショウが体内に浸透してきましたね〜。
 浸透しきったら、燻製にしてもらわないと困りますよ〜」

恍惚の表情でそう言ってのけた邪悪なT君は、
そのお肌がマヨの黄色とコショウの黒で
どんどんどす黒くなっていくのでした。
とはいえ、心と腹の中はもともと真っ黒なので、
それほど変化はないと思います。

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邪悪をぬいで朝食を

2022年11月25日 | 邪悪なT君
朝から頭痛が。体も重く、よたよたとしか歩けない。
疲れが溜まっているのかな。
こういうのを満身創痍というのかもしれない。
もともと欠けている集中力が
さらにダメダメになっていて、どうにもならぬ。

そうだ。こんなときは精のつくものを食すに限る。
栄養をしっかり取って、
充分な休養とリラックスの時間を確保するのだ。



うひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょ。

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遠い君の記憶ばかり

2022年11月24日 | たまには音楽でも

01 ミスター・アウトサイド
02 スウィート16
03 レインボー・イン・マイ・ソウル
04 ポップ・チルドレン(最新マシンを手に入れた陽気な子供たち)
05 廃墟の街
06 誰かが君のドアを叩いている
07 君のせいじゃない
08 ボヘミアン・グレイブヤード
09 ハッピーエンド
10 ミスター・アウトサイド(リプリーズ)
11 エイジアン・フラワーズ
12 また明日…

30年前のレコーディングと
まったく同じアレンジと同じキーで歌う元春。
バンドはかつてのザ・ハートランドやホーボーキング・バンド、
そしてコヨーテバンドのメンバーにホーンセクションと
バックコーラスを加えた「スウィート16グランドオーケストラ」。
演奏はもちろん素晴らしい。

02と03を聞いて泣くのはいつものことだが、
このアルバムは06からが本番というか、
どの曲も際立っていてカラフルで楽しい。
06はあらためてナマで聞いて、ああ、ディランだ、
フォークロックだと思う。07と11、とくに11は
ヨーコとショーンが参加していた曲なので、
ジョンが生きていたらこんな曲を聴かせてくれたかも、と。
そして08のスコットランド民謡みたいな
テイストはまぎれもなくポールだ。
そんなロックミュージック的記憶を想起させられながら、
元春とバンドのパフォーマンスに酔いしれるばかりだったのです。

アンコールは特にやらなくてもいいのにと
思いつつ、2曲もやってくれてやはり感涙。

こうなったら、他のアルバムも
再現ライブをやってくださいな。
次は「ザ・サークル」か「フルーツ」でどうですか。
ガース・ハドソンをゲストに呼んで
「ザ・バーン」でもいいですよ。
チケット代が跳ね上がると思うけど、
焼きそば我慢してお金貯めますから。

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街角から街角に

2022年11月23日 | たまには音楽でも
佐野元春 名盤ライブ「Sweet16」
@KT Zepp Yokohama に行く。
同アルバムが出たのが92年で、なんと30周年。
もうそんなに経ったのか。いや、あっという間ではないか。
とかなんとか、いろんなものが頭をぐるぐるしつつ、参戦。


写真は「Sweet16」の表ジャケにちなみ、
会場ロビーに設置された
おっきなチェリーパイのレプリカ。
さくらんぼ(赤い紙片)にメッセージを書いて
入れられるようになっていた。
「青春」とか「ありがとう」とか、
小っ恥ずかしいメッセージを書いて入れる。
いいのだ。今日はそういう日なのだ。


裏ジャケで元春が乗っていた
「月曜日に壊れたバイク」も展示されていた。
YAMAHAのモンキーバイク。
小さくてメカメカしてカッコいい。

そんなこんなで開演前から
テンションがあがるファンの群れ。
ここにいる人たちが
全員元春ファンだという一体感が募り、
しかも同世代感がひしひしと。みんな腰が痛くて
やさぐれている(自分だけ?)のにご苦労さまです。

隣の席の人のスマホがいきなり鳴り、
慌てて出たと思ったら、

「あ、お世話になってます。はい、ええ。
 納期は大丈夫ですので。え、ああ。いまちょっと
 手が離せないところにおりますので、
 また折り返させていただきます。いえいえ。はい。失礼します」

と平身低頭な様子。手が離せないどころか、
心も離せませんよね。隣の人。
こちとら「夢見るシックスティーン」になろうとしてるんですから。


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自律の先に見えるもの

2022年11月22日 | にやけ男のブルース
資料本を15冊ほど手に入れる必要があり、
仕事場から歩いて図書館に行く。今日は気温が高いな。

なのに。
なぜ映画の本コーナーで立ち読みしているのだ。
いつのまにか、ロバート・アルドリッチの本をなめるように
読んでいたという。いかんいかん。

資料本を5冊ほど借りる。その足で書店に移動。

なのに。
なぜ雑誌コーナーで立ち読みをしているのだ。
いつのまにか、いろんな文芸誌のゴダール追悼の記事を
読みあさろうとしてたという。いかんいかん。

資料本を3冊ほど買う。仕事場に戻らないと。

なのに。
なぜ中古レコ屋でエサ箱を漁っているのだ。
高くて手が出なかった5000円のCD(2枚組)に
3600円の値札がついているのを発見し
それはそれは気持ち悪くニヤついていたという。いかんいかん。

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ソンタクはもういい

2022年11月21日 | 日々、徒然に
フジテレビ系列
「エルピス—希望、あるいは災い—」が面白い。


12年前に起きた女子中学生連続殺人事件の
犯人が冤罪である可能性に気づいた
大手テレビ局の女子アナ(長澤まさみ)と
若手社員(眞栄田郷敦)が
巨大な国家権力に抗いながら真相を追う。

今さらジャーナリズム精神かよ。
そんなものテレビにあるわけないじゃないか
とうそぶくのもいいだろう。
でも、そんな風潮のなか、
現実は変えられないかもしれないが
せめてフィクションだけでも
ちゃんとしたものを見せてやる、という
スタッフとキャストの意気を感じるドラマというか。
今夜が5話目。ますます面白くなってきた。

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