喰わず嫌いのビョークを聞く。
このボーカルは覚えている。
というか、絶対に忘れない。それはあの映画のせいだ。
そう、ラース・フォン・トリアー監督の
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。
見たくないものを見たくなることってあると思う。
普段僕らが目にしないもの。
それが人殺しであったり、絞首刑であったりする。
怖いもの見たさというか、
人間の奥底にある、もっと深くて闇にまみれたもの。
それを無理矢理思い起こさせてくれる映画、
それが『ダンサー・イン・ザ・ダーク』だった。
不意の出来事で、殺人を犯してしまう、
目の不自由なイルマを演じたのがビョークだ。
不幸のどん底のさらにまたどん底に墜ちていくイルマが
唯一、心の拠り所にするのが歌であり、音楽だ。
そのシーンのみ、それまでセピアだった場面に色がつき、
悲しみと憐れみに満ちたミュージカルとなる。
僕はミュージカルが好きで、
どんな映画でも歌と演奏と踊りが出てくると、
それだけで気に入ってしまうのだが、
この映画だけは駄目だ。好きじゃない。というか大嫌いだ。
大嫌いな気持ちが極限にまで達して、
結果的に好きになってしまうような、
そんな気持ちに陥る映画である。
最低だが、最高。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/8c/bf57e57130f3662be0a0829f7e758adf.jpg)
Dancer in the dark(2000)
このボーカルは覚えている。
というか、絶対に忘れない。それはあの映画のせいだ。
そう、ラース・フォン・トリアー監督の
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。
見たくないものを見たくなることってあると思う。
普段僕らが目にしないもの。
それが人殺しであったり、絞首刑であったりする。
怖いもの見たさというか、
人間の奥底にある、もっと深くて闇にまみれたもの。
それを無理矢理思い起こさせてくれる映画、
それが『ダンサー・イン・ザ・ダーク』だった。
不意の出来事で、殺人を犯してしまう、
目の不自由なイルマを演じたのがビョークだ。
不幸のどん底のさらにまたどん底に墜ちていくイルマが
唯一、心の拠り所にするのが歌であり、音楽だ。
そのシーンのみ、それまでセピアだった場面に色がつき、
悲しみと憐れみに満ちたミュージカルとなる。
僕はミュージカルが好きで、
どんな映画でも歌と演奏と踊りが出てくると、
それだけで気に入ってしまうのだが、
この映画だけは駄目だ。好きじゃない。というか大嫌いだ。
大嫌いな気持ちが極限にまで達して、
結果的に好きになってしまうような、
そんな気持ちに陥る映画である。
最低だが、最高。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/8c/bf57e57130f3662be0a0829f7e758adf.jpg)
Dancer in the dark(2000)