Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

大嫌い大好き

2008年04月30日 | 映画など
喰わず嫌いのビョークを聞く。
このボーカルは覚えている。
というか、絶対に忘れない。それはあの映画のせいだ。
そう、ラース・フォン・トリアー監督の
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。

見たくないものを見たくなることってあると思う。
普段僕らが目にしないもの。
それが人殺しであったり、絞首刑であったりする。
怖いもの見たさというか、
人間の奥底にある、もっと深くて闇にまみれたもの。
それを無理矢理思い起こさせてくれる映画、
それが『ダンサー・イン・ザ・ダーク』だった。

不意の出来事で、殺人を犯してしまう、
目の不自由なイルマを演じたのがビョークだ。
不幸のどん底のさらにまたどん底に墜ちていくイルマが
唯一、心の拠り所にするのが歌であり、音楽だ。
そのシーンのみ、それまでセピアだった場面に色がつき、
悲しみと憐れみに満ちたミュージカルとなる。

僕はミュージカルが好きで、
どんな映画でも歌と演奏と踊りが出てくると、
それだけで気に入ってしまうのだが、
この映画だけは駄目だ。好きじゃない。というか大嫌いだ。
大嫌いな気持ちが極限にまで達して、
結果的に好きになってしまうような、
そんな気持ちに陥る映画である。
最低だが、最高。


Dancer in the dark(2000)
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おかしくてやがて哀しき祝日で

2008年04月29日 | 日々、徒然に
朝から仕事。
遅々として進まない。
急がば回れ、の精神で、
焦らず、慌てず、短気は損気と
自分に言い聞かせながら、仕事。

あっという間に夕方。
デザイナーのI君のところに行く。
積もる話、というか、
おかしくて、やがて哀しき話をする。

帰宅して、夕食を済ませたらもう10時。
読みかけの本や、ドラゴンズの試合の結果などに
後ろ髪を引かれつつ、
眠くなるまでテープおこしをしようと決心。

最近はすぐ眠くなって困る。
日付が変わる前に思考停止状態になってしまう。



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地獄に道づれ

2008年04月29日 | 日々、徒然に
あるアーチストのCDのライナーの仕事をやりつつ、
初対面のライターさんといろいろと話をしていたら、
3年ほど前に見たドキュメンタリー映画のプロデューサーを
していたと聞いてびっくり。
『ファザーレス』とか『home』とか『リトルバーズ』とか。
いろんなドキュメンタリー映画の話に花が咲く。
固有名詞でこれだけ話が合うのも珍しい。

そのあとS社に向かい、
夏にもう一冊単行本を出そうかという話をする。
正式に決まったらもちろん嬉しいのだが、
その分、地獄のスケジュールになること必至である。
大丈夫か、自分? いや、きっと大丈夫。

帰宅途中、ツタヤに寄り、
CDを何枚か借りる。
ずっと喰わず嫌いだったアーチストのCDを試しに借りてみる。
スティングとかエリック・クラプトンとかビョークとか。
どうも好きになれないんだよなあと思いながら、
いま聞いてみると意外といいかも、と言い聞かせる。




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やさぐれから遠く離れて

2008年04月27日 | 日々、徒然に
寒かったり暑かったりする毎日だが、季節は春。
そういえば春を感じることがないな、と思った矢先、
このあいだタケノコを買っておいたのを思い出し、
味噌汁の具に薄揚げと一緒に入れたら、これが絶品。

きっと旬ということもあるのだろうけど、
まさに春らしい香りと味で、やさぐれ気分がかなり解消される。
旬はいちばん美味しいときでもあるし。
ちゃんとマメに旬のものを
食べていけば健康になるような気がする。

誰かの本で読んだのだが(椎名誠だったかな?)
タケノコでいちばん美味しい食べ方は、
山で掘り起こす前に、
周りに薪を置いて火をつけ、その場で焼き、
ナイフで切って醤油で食べると最高らしい。
残酷な食べ方だが、さぞかし美味しいことだろう。

とりあえず、タケノコご飯を作ろう。




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炭水化物と邪悪な夜

2008年04月26日 | 呑んだり喰ったり
やさぐれ度数も最大値となり、
これはもう行くしかない、といつものT酒場へ。

「宮崎あおいと蒼井優の区別がつかないんですよ~」
と言うH君を叱りとばしたりして溜飲を下げる。
そんな僕の様子を見て、冷たい視線を向けるO君とY嬢。

邪悪なT君がいないので、彼の代わりに焼きそばを頼む。
ほどなくしてP君が現れ、焼きうどんを注文。
炭水化物とアルコールにまみれて、話はどんどん邪悪な方向に。

さらにY嬢の友人がいきなり合流し、色めき立つT酒場。
P君は焼きうどんを再注文。H君も負けじとイカの丸焼きをオーダー。
邪悪な話にますます火がつく金曜の夜であった。



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戦わない奴が笑う、というわけではなく

2008年04月25日 | 日々、徒然に
今日はプライベートな事情でいったん仕事を抜け出し、
用件を済ませたあと、九段下のF社で作業。
作業は2時間半ほどかかる。
気がついたら夕方6時をまわっていた。
仕事場に戻ってメールの確認や電話の対応に追われる。

そのあと新宿に出て、デザイナーのSさんと打ち合わせ。
夏に出る単行本のコンセプトを話して、いろいろとアイディアをいただく。
「頑張りすぎないほうが、いい結果が出るんですよね」とSさん。
確かに頑張りすぎると、自分の中に達成感はあるのだが、
結果がついてこない場合が多い気が。

もっと言ってしまうと、頑張るのは当たり前のことだ。
頑張ってます、というオーラを出し過ぎるのもなあ、
と思う今日この頃。

頑張ってます、か。
便利な言葉だけども。

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自省のひと

2008年04月24日 | 日々、徒然に
三軒茶屋と麹町で打ち合わせ。
仕事場に戻ったら、新規の仕事の問い合わせがあったり、
予算の話でいろいろと話し合ったりする。
慌ただしいぞ、ほんとに。

そんなこんなで、
不義理をしてしまっている方々、すみません。
…と謝る僕でありました。
アレとかコレとか。忘れてませんから。
ちゃんとやりますから。すみません。

最近はそうでもないのだが、
口癖でつい「すみません」と言ってしまうことが多く、
それがあまりに頻繁なものだから、

「ホントのところ、すみません、って思ってないよね?」

と突っ込まれることがある。
確かに…そうかも。

あ、いや、失言でした、すみません。


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忙殺ストリート

2008年04月23日 | 日々、徒然に
なんだか慌ただしい。
こなさなければならない案件が次から次へと。
Webサイトの進行や、CDのライナーの編集、
来客に対応したり、電話とメールのやりとりなど。

午後は池袋に出て、著者のNさんと打ち合わせ。
本のタイトルを決定する。
そのあとサンシャイン通りで、歩く人たちを観察する。
時間が来たので仕事場に戻り、
電話とメールの対応で忙殺される。

あっという間に夜の10時。
まだ残っている、いろいろと。ふう。
昔は忙しいフリをすることがカッコいいと思っていた。
いまはそんな愚かなことはしないのだけども。
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新たなライフスタイルの衝撃

2008年04月21日 | 日々、徒然に
以前、このブログに書いたことがあったのだが、
仕事場の近くに、それはそれはイイ感じの天ぷら屋があり、
しかも、その店の親父はドラゴンズファンで、
優勝すると大々的に天ぷらのセールをする。

そんな天ぷら屋にひそかにシンパシーを抱いている僕だが、
最近は天ぷら以外にもいろんなメニューが増えてきた。
コロッケなどのフライ物とか、焼き魚などがある。
そして、新たなメニューが加わった。



フランクフルトは歩きながら。そうなのか。
新しいライフスタイルの提唱である。
しかも90円。微妙に安い。

ドラゴンズが首位になったら、
歩きながら喰おうと誓った月曜日。

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神々しさと血なまぐさと

2008年04月20日 | 映画など
セルゲイ・ボドロフ監督『モンゴル』を見る。
チンギス・ハーンの半生を描いた歴史大作で、
殺戮と復讐にまみれた血なまぐさい描写が続くにも関わらず、
不思議と神々しい印象を与える。
まるでキリストやブッダの伝記映画のようだ。

Mongol(2007)

きっとモンゴルの人からすると、
チンギス・ハーンは神様みたいな存在だろう。
世界史上、類のないほど広大な領土を有することができたのだから、
よほどのカリスマ、というか神に近いのかもしれない。

だから意外とドラマ部分が希薄、というか
神話のような物語にはディテールは必要ないのだろう。
モンゴルの知識などほとんどない僕だが、
まったくリアルなものを感じられないのは、
おそらく作り手の明確な意図があってのことだと思う。

主役の浅野忠信は、
そんなカリスマ性や神々しさに加えて
ピュアなイメージを醸し出して、さすがの存在感。


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