Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

剛速球を受けとめろ

2007年06月30日 | 映画など
メル・ギブソン監督『アポカリプト』を見る。
俳優としては大スターのメルギブだが、
監督としても、相当な力量のある人だ。
『ブレイブハート』『パッション』もそうだったが、
剛球一直線の演出に圧倒されるエンタテイメントである。

 Apocalypto(2006)

中央アメリカ(今のグアテマラあたり)に栄えたマヤ文明。
そこに住む部族の青年に降りかかる苦難と、不屈の闘志を描く、
と書くとありきたりな感じがするが、
全編、息をつかせぬアクションの連続。
奴隷として捕らえられた主人公が、
追っ手から逃げ、そして反撃。
メルギブの映画は、いつも「反撃」をテーマにして、
それを徹底的なエンタテイメントにして見せてくれるのだ。
黒澤明の映画を彷彿とさせる、と書くと褒めすぎかな。
鮮やかすぎるラストにも感服。



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フリー・アズ・ア・バード

2007年06月30日 | 日々、徒然に
左眼のまぶたのあたりが赤く膨らむ。痛くて痒い。
目薬2種類と塗り薬でなんとか
炎症がおさまってくれればいいのだが。

最近出た雑誌
フリーターズフリー』を読んでいる。
「ロストジェネレーション」と呼ばれる、
就職時期に超氷河期を迎えた世代が、
いつの間にか失われてしまった
「人間らしさ」を取り戻すために戦うことを、
高らかにうたいあげた雑誌だ。



彼らが語るべき言葉の多さに驚く。
事実、この雑誌のボリュームは300ページを超え、
その大部分をテキストが占める。
書かれた言葉は、ある確かなインパクトを持って
僕らに語りかけてくる。

この量、この厚さ。
物体としての『フリーターズフリー』。
この重さを受けとめるには、受け手自体の力が必要だと思う。

僕はフリーターでもなければ、
ニートでもない。ひきこもりでもないし、
ワーキングプアでもない。
つまり当事者ではない。

そんな僕が、どこまで共感することができるのか。
そして、そんな僕に読む資格があるのだろうか。
半分ぐらい読み進めているところだが、
通読したところで、また感想を書こうと思う。



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ひどいナリ、と彼は怒るだろうか

2007年06月29日 | 日々、徒然に
それにしても、例の牛肉コロッケ偽装事件。
次から次へと不祥事が出るわ出るわ。
豚肉に牛の血を混ぜていたとか。
馬肉を牛カルビと偽っていたとか。
加工の際、雨水を使っていたとか。

もうすっかりみんなコムスンのことなんか忘れているんだろうな。
NOVAのニュースも遠い記憶の彼方に行っちゃってるんだろうな。

みんなそんなに「牛肉コロッケ」が好きだったのか?
実は僕、コロッケ好きである。
肉屋が自分のところで揚げて売っているコロッケが何よりも好きだ。

その昔、父親とクルマに乗り、
とある大きな肉屋でコロッケを大量に買い、
なぜかふたりでクルマの中でコロッケを食いまくった記憶がある。
あれはいつのことだったろうか?
小学校に入る前だったかもしれない。
幼い僕の記憶では、20個ぐらい買い込んで、
ふたりで手を脂まみれにしながら、喰った、はずだ。

後日、オトナになった僕は、
あるときふと、父親にそのことを話したら、
まったく覚えていなかった。
確かに一緒に喰ったんだけどなあ。
僕の記憶違いなのだろうか。

その記憶のおかげで、
コロッケには目のない人間になってしまった。
昔は「牛肉コロッケ」などなかった。
コロッケは「コロッケ」だった。
「カニクリームコロッケ」というものは存在していたが、
あんなものはブルジョワの喰うものだと、ひそかに差別していた。

ジャガイモを茹でて、すりつぶし、
みじん切りにしたタマネギとミンチを炒めて入れて、
軽く握って、小麦粉と卵、パン粉をまぶして、
あとはジューッと揚げるだけ。これがコロッケだ。

中に入っているのは「牛肉」ではなく「ミンチ」だった。
それでいいではないか。コロッケとはそういうものだと、思う。

肉屋で買うコロッケも美味いが、
たまに自分でも作ることがあって、
上に書いたような感じで作ると、驚くほど美味い。
揚げたてを、一口囓るだけで、幸福感が漂う。

そんなコロッケでいいではないか。
コロッケはコロッケでそれ以上でもそれ以下でもない。
確かに今回の事件は良くないことだと思うが、
「牛肉コロッケ」って「コロッケ」界ではステータスなのかな?
ショックを受けている人が多いので、ちょっと不思議に思った次第。

コロッケ好きと言えば、
藤子F不二雄の『キテレツ大百科』のコロ助を思い出す。
たしかあのアニメのオープニングがコロッケを作る歌だった。

そういえば、あのアニメを見ながら、コロッケを作ったこともあった。
今思うと、すごく幸せな時間を過ごした気がする。
…って、別に今が不幸せというわけではないのだが。


そのコロッケの歌は「お料理行進曲」。エンディングは「はじめてのチュウ」でした。名曲ですな。
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邪悪なCとT

2007年06月27日 | 邪悪なT君
目が痛くて痒い。
やはり、ものもらいのようだ。
どうも最近、目に疲れが来て困る。

今日は久しぶりにM社のCさんと打ち合わせ。
2年ぶりぐらいなのだが、相変わらず素敵な突っ込みを
してくれて、ああ、Cさんと仕事をしていた頃は楽しかったな、と思い出す。
まあ別に今が楽しくないというわけではないのだけども。
Cさんとは雑誌系の仕事をしていたのだが、
結構スリリングな毎日だったのを覚えている。
邪悪だったが、楽しい日々だった──。

邪悪といえば、邪悪なT君だ。
ついつい彼に
「180円のラーメン屋があるんだよ~」と自慢(そうなのか?)したら、

カップ麺でもそれより高いのがいっぱいありますよ。
なんですかそれ、
ひゃっひゃっひゃつ。

と笑うのだった。それはもう、嬉しそうに。
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taco of the dead

2007年06月26日 | 満身創痍な
今日は朝から原稿書き。
同時にゲラチェックをおこなう。
両方とも締切がほぼ同じ時間帯で、
終わったあとはぐったり。疲れた。

締切が全く同時になるというのは、めったにない。
数年に一度あるかないか、である。
自分の決めた時間配分が少しずつ崩れていくと、
あるとき怒濤のようなスケジュールになってしまうので、
余裕を持ちながら仕事をしていきたいものである。
今日はそれがちょっと崩れてしまった感じだ。

いろいろあったんですよー、と言い訳したいのを
ぐっと堪えて、ひたすら原稿とゲラチェックを続けた僕だった。
帰りの電車では、もうゾンビのような生ける屍と化していた。

そういえば、映画の『ゾンビ』では、
奴らショッピングモールで
すごく楽しそうだったなーと少し嫉妬。


Dawn of the Dead(1978)
おお、こわっ。ゾンビだらけのショッピングモールに紛れ込んだ男女が、
ひとりまたひとりと、ゾンビに喰われていくんですよ。でもどこかユーモ
ラスなテイストがあって、人間よりゾンビのほうが楽しいぞーというメッ
セージが伝わってくる大傑作です。

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粉々になったtaco

2007年06月25日 | 無意味な考察
ウルトラマンシリーズでいちばん好きな怪獣は、
なにを隠そう「タッコング」だ。
「帰ってきたウルトラマン」の、あのオイル怪獣である。



ウィキペディアによると、
「海中にいる所にMATのミサイルを受け、怒って潜水艇を跳ね飛ばす。その後、主食としているオイルを狙い、海上プラントを襲ったもののMATの反撃を受けて手負いとなり、そのままコンビナートへと上陸して甚大な被害をもたらした。ウルトラマンと戦うが尻尾をもぎ取られ、スペシウム光線で粉々に吹き飛んでしまった」

とのこと。粉々って…。
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ハレルヤ

2007年06月24日 | 日々、徒然に
梅雨。
この時期は気温が高い上に雨が降る。
つまり湿気がすごく多いわけで、
雨なのか汗なのか。
とにかくあまり気持ちの良くない水が
じとりと体にまとわりついてくる。

今日も佐野元春の「Coyote」を聞いている。
「この荒れ地のどこかで、君の声が聞こえる。ハレルヤ」
と、佐野元春は歌う。

ハレルヤ、とは実はヘブライ語で、
「主をほめたたえよ」という意味らしい。
日本語変換すると「晴れるや」。
意味合いとしては、
ヘブライ語と似ているような気がしないでもない。

明日は晴れるかな。
晴れるや?







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つまらないオトナになりたくない

2007年06月23日 | たまには音楽でも
無人島に1枚レコードを持っていくとしたら、
何を持っていくか、という本があったが、
僕だったら、問答無用で佐野元春の『SOMEDAY』を選ぶ。



ビートルズの『アビーロード』でもなく、
ローリングストーンズの『レット・イット・ブリード』でもない。
ボブ・ディランの『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』でもなければ、
ブルース・スプリングスティーンの『ボーン・イン・ザ・USA』でもない。
ニール・ヤングの『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』であるどころか、
U2の『ヨシュア・トゥリー』でもない。
佐野元春の『SAMEDAY』。このレコード(CDだけど)に尽きる。

この人の持ち味は、
ロマンチックで疾走感のある楽曲の良さだろう。
子供であることから卒業し、
「つまらない大人になりたくない」オトナとして、
魂の鼓動、喜怒哀楽のすべてをビートに乗せて、
僕らを励ましてくれたロッカーだと思う。
ときには気恥ずかしいまでのロマンチックな歌詞とメロディを
何のてらいもなく、聞かせてくれるエンターテイナーでもある。

『SOMEDAY』は、
もうかれこれ20年以上聞いている
レコードなのだけれど、新作が出るたびに、
追いかけて聞き続けてきた。
そんな佐野元春の新作が出た。
『Coyote コヨーテ』だ。



佐野元春も51歳。
『アンジェリーナ』や『ガラスのジェネレーション』を
シャウトしていた頃とは違い、落ち着いたロックという気がした。
ロックが落ち着くとブルースになるのかな、と
ちょっと思ったりするのだが、
佐野元春流、トーキングブルースという感じ。

「荒地の何処かで」「君が気高い孤独なら」
「折れた翼」「コヨーテ、海へ」あたりが好きだ。
歌詞からもうかがえるのだが、
希望と優しさが入り混じった素敵なアルバムだと思う。
特に「黄金色の天使」(この人の歌詞にはやたらに“天使”が出てくる)は、
アレンジは落ち着いているが、変わってないな、この人、
と昔からのファンは安心するにちがいない。


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甘く危険な江東区、そして杉並

2007年06月22日 | 日々、徒然に
もう不味いものは食べるのをやめよう。
安いからといって、喜んで喰うのはやめよう。
そう固く決心した僕だったが、
先日、とある用事で江東区のあたりを歩いていたら、
その手の好事家(いるのか?)には、たまらないモノを発見してしまった。



おお。なんということだ。
180円だよ。180円のラーメン。
この店はバラエティに富んだメニューがあり、
ラーメンと餃子のセットが400円ほど。
ラーメンとチャーハン、餃子のセットでも500円以下。
おお。なんということだ。

さんざん後ろ髪を引かれた僕だったが、
喰わなかった…ええ。喰いませんでしたよ。

あと、これもとある用事で、
杉並区を歩いていたら、
好事家(いるのか?)にはたまらないモノを発見。



値段が書いてない。
写真ではわかりにくいが、白いコンクリートで塗り固められた、
およそ定食屋と判別しがたい店がまえ。
なんといっても、看板のサカナのマーク(?)がキュート。
あまりにキュートすぎて、目がくらくらしてしまった。

結局…入らなかったですよ。ええ、入らなかったですってば。
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ほんわか、のち炎天下

2007年06月21日 | 日々、徒然に
朝から新橋で企業の取材。
自分のいる業界とはかなり毛色の違うところなので、
新鮮で面白い話が聞けた。
誠実でほんわかした社風が伝わってきて、楽しい取材だった。

それにしても、暑い。
取材が終わり、外に出ると炎天下。
スーツ姿なので余計に辛い。
ああ、ビールが呑みたい、と、
昨日まで二日酔いだったのをすっかり忘れる自分だった。



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