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Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

お引っ越し

2025年08月19日 | 日々、徒然に
このブログのプラットフォーム、
gooblogが11月でサービス終了ということで、
はてなブログに引っ越すことにしました。


これで2回目の引っ越し。
ブログもすっかりオールドメディアになったけれど、
引っ越し先で、もう少し続けようかなと思っています。
こちらのgooblogも11月までは生きているので、
はてなとgooでそれぞれ別のコトを書くかもしれません(ヒマなのか、自分)。
どれだけの人が読んでくれているかわからないんだけど、
アホなコトばかり書いていくのは変わらないので、
どうかよろしくお願いします。


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殺戮の予感

2025年08月10日 | 日々、徒然に
「『時をかける少女』ってどういう映画?」
「それ、前にも聞いたよね。ええと…女子高生がタイムスリップする話だよ」
「ふーん。えらくあっさりした説明だね。じゃあ、『セーラー服と機関銃』は?」
「それも前、聞いたと思う…じょ、女子高生がヤクザの親分になる映画で…」
「ふーん。なんか似てるね。監督は同じなの?」
「違う。違うったら違う! そこを間違えたらやばい!」
「え。なに興奮してんの? いつもぼーっとしてテンション低いくせに」
「だって…だって!」
「設定似てるし、同じ監督っぽいじゃない」
「違う! そんなコト言ったら、了見の狭いシネフィルにぶち殺されちゃうよ!」
「そうなの?」
「じゃあ『晴れときどき殺人』は?」
「女子高生が…密室殺人に巻き込まれて…あれ?」
「似てるねえ。みんな同じ監督じゃん」
「ひい。了見の狭いシネフィルがああっ」
「なに言ってんの? だれも来ないよ。静かなもんじゃない」
「殺しが静かにやって来るんだよ!」
「今は夏。大吹雪のなかでしか殺戮は起こらないよ」
「きみ、もしかして、かなりのシネフィルだね?」
 
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ジュワの芸道

2025年08月09日 | 日々、徒然に
渋谷らくご@ユーロライブに行く。
月に一度となく二度も三度も行きたくなるシブラク。
今回は喬太郎師匠がトリということで満員札止め。


演者と演目
立川笑二 青菜
柳家勧之助 中村仲蔵
国本はる乃 源太しぐれ
柳家喬太郎 ウルトラ仲蔵

笑二さんは談笑師匠のお弟子さん。
沖縄出身で地元の方言ネタで笑わせながら、
演目は「青菜」。夏の定番ともいえる噺。
最近も桂二葉師匠と柳家三三師匠の「青菜」を聞き、
同じ噺でも、ずいぶん印象が違うなあと。
笑二さんは、この噺に出てくるご隠居さんが
小粋な隠し言葉を使うことのそもそもの意味というか、
存在理由について、疑問を投げかけるような展開というか、
ボケ役の八五郎が哲学的なツッコミをするところが可笑しい。

勧之助師匠は初めて。
花緑師匠のお弟子さんで、花ごめ師匠の兄弟子。
下回りから這い上がった歌舞伎俳優
「中村仲蔵」の出世話を軽妙かつドラマチックに演じてくれた。
講談でも定番の大ネタで、
今度は伯山先生の「仲蔵」を聞いてみたい。

はる乃さんの浪曲も初体験。
というか浪曲のことは大して知らないので、
初めて聞く人ばかりなのが現状。
まだ20代なのに芸歴が20年という
驚愕のキャリアの持ち主。
義太夫語りのお芳のきっぷの良さと啖呵のキレに惚れ惚れ。
カッコいいです。

そして喬太郎師匠。
待ってました、という観客の期待通りの演目。
実は初めて聞くんだけど、これが噂の「ウルトラマン落語」かと。
勧之助師匠の噺を受けて、中村仲蔵をウルトラマンになぞらえて、
爆笑に次ぐ爆笑でいやあ楽しい。
じつは喬太郎師匠をナマで聞くのは15年ぶりぐらい。
そのときは古典落語を演っていた記憶があるけど、
なぜずっと追いかけて来なかったのだろうと悔やむことしきり。
今度は独演会に行きます。チケットなかなか取れないけど。

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真実の瞬間はいつも

2025年08月08日 | 日々、徒然に
あらま。
世間は明日からお盆休みっていうじゃないですか。
人生勝ち組の皆さんは、
最大9連休という桃源郷な日々を送るみたいですな。
なのに、来週早々に3本ぐらいの原稿の締切とか、
結構ややこしい打ち合わせが
お盆の真っ最中にしっかり組み込まれているのは何故。

というわけで、今日の一曲はブルーハーツ。
じつは、あまり聞いたことはないんだけど、
この歌は知っている。というか響くわけで。
スピッツがいちばん影響を受けたのは
このバンドということで、それを聞いて以来、
いつかちゃんと聞こうと思って幾年月。
全てのクズどものために。
 

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トンネルを抜けるとそこは

2025年08月04日 | 日々、徒然に
あのですね。
やむにやまれぬ事情で
とあるデパートのトイレに駆け込みましてね。
個室にはいって、するべきコトをしたんですが、
ひょいと横を向いたら壁に設置されている
液晶パネルからこんなCMが流れてたんですよ。


思わず吹いちゃいました。
まさにコトを済ませた直後だったので、それはもう。
みごとなマーケティングと企業努力、
絶妙なセンスのたまものと言えるんじゃないでしょうか。
個人的にはトンネルを抜けたやつと
思い切りシンクロしちまいました。下ネタですいません。
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鳥肌と高揚感

2025年08月02日 | 日々、徒然に
ビル・コンティといえば
「ロッキーのテーマ」があまりにも有名で、
それ以外の映画音楽(劇伴)については
あまり語られていない気がする。

「マイク・ハマー」はもちろん素晴らしいが、
カサヴェテス監督「グロリア」の劇伴も絶品。
タイトルバックの絵画からNYの夜景につながり、
なめるような空撮にサックスの音色が聞こえてくる。
冒頭だけで、この映画は傑作であることを保障する、
みごとなみごとな(by淀長さん)オープニングです。

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極東沖に思いを馳せて

2025年07月31日 | 日々、徒然に
ロシアのカムチャツカ半島沖で
M8・7の地震があったらしく、
日本の太平洋岸に津波警報が出た。
いまは注意報になったみたいだけど、
まだまだ予断を許さない状況である。

で、思ったのだけど、

カムチャ

と発音するのね? ツは並字が正しい?
テレビやラジオでそう発音していて、
これまでの短くない人生、ずーっと
「カムチャカ」と言ってたけれど、自分だけ?
ともあれ知識と教養の無さが露呈されたわけで、
なんとも恥ずかしい限り。

で、思い出したのだけど、
はるか昔の高校時代。
「カムチャ」という渾名の友人がいた。
なぜそんな渾名が付いたのか謎なんだけど、
みんな彼のことを「カムチャカムチャ」と呼んでいた。

カムチャは品行方正で勉強もできる奴だった。
劣等生でやさぐれていた自分に対しても、
ごく普通に接してくれて、
結構いい奴だったのである。カムチャ。

自分のことを映画好きだと知ると
「スター・ウォーズ見たよ」と話題を振ってくれたっけ。
あるいは、苦手な数学の時間、
陰険きわまる先生に当てられ絶句していた自分に
「災難だね」と絶妙なタイミングで
答えを教えてくれたのも彼だった。

勉強ができたので、
けっこういい大学に入ったと思うけど、
学年が変わり違うクラスになってからだんだん疎遠となり、
その後、どうしているかは知らない。

教室や学校内では、
気が合ってふつうによく話すけど、
お互いの家に遊びに行くなど、
プライベートでつるんだりする友人ではなかったというか。
でも、そういう友人って貴重だった気がする。
濃くも薄くもない付き合い。優等生っぽかった彼が、
唯一、逸脱していたのが「カムチャ」という渾名だった。

そういう意味で、カムチャカ、
いやカムチャカと聞くと彼を思い出すのです。
元気かな、カムチャ。津波が心配だけど、
お互いもうすこし頑張りましょう。

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パリの灯は限りなく遠く

2025年07月23日 | 日々、徒然に
作家さんの手書き原稿を入力していて、

ロシフェールの恋人たち

と書いたら、びしいっと指をさされ、

ロシュフォールの恋人たち

と直されてしまった。お前はそれでも
シネフィルのつもりか。
ドヌーヴとドルレアックの姉妹に謝らんかい。
と叱り飛ばされたような気がしたので、
遠くフランスの方角に向けてすいませんと謝る。

そもそもうろ覚えで生きているし、
記憶力がアホみたいに衰えているいま、
いい加減さに拍車がかかっているようだ。


「ロシュフォールの恋人たち」のサントラのジャケ。
「柔らかい肌」と「袋小路」で、
フランソワーズ・ドルレアックの険のある美しさに、
すっかりやられてしまったあとに見た本作。
ドヌーヴも可憐でいいんだけど、
ちょっと影のあるお姉ちゃんのほうに首ったけ(死語)でした。
明るく楽しげでありながら、どこか寂しいミュージカルで
しみじみした覚えがある。また見たいです。


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囚人ではなく患者

2025年07月22日 | 日々、徒然に
渋谷陽一さんが亡くなった。
享年74。まだ全然若いと思う。
「ロッキング・オン」を創刊して、
ロックを語る文化を日本に根付かせた人だと思う。
かつて大好きで読んでいた雑誌の作り手で、
スター編集者の代表的存在だった人がいなくなってしまった。


1988年に渋谷さんが出したこのバイヤーズガイドは
いまだに枕元に置いてあって、
かなりボロボロになっているんだけど、
ここに載っているアルバムを
聞くたびに読むことしばしば。自分にとっては
ロックのバイブルと言えるかもしれない。

家にあるレコとかCDのライナーで
渋谷さんが書いたものはおそらくたくさんあると思う。
たとえばいま手にとったツェッペリンのセカンドのライナー。

ここで聞くことのできるジミー・ペイジのリフは、努力して云々といったレベルを超え、できてしまったものはしかたない、これがロックンロールだぞバカヤローという断定的なパワーがある。

「バカヤロー」って言葉が、いい。
ロックを言い表すのにいちばんふさわしい言葉かもしれない。

2022年の「ロッキング・オン」5月号で、
渋谷さんは亡くなった盟友、松村雄策さんの追悼文を書いている。
「ロックは病気だ」と書き、松村さんと自分は、
「不治のロック病」にかかり、
「死ぬまで治らない病気の患者」だという。

スプリングスティーンは自分はロックンロールの囚人だと言ったが、聞き手の場合はそんなにかっこいい表現はできないので、ロックンロールの患者と言ったほうがいい。

と書きながら松村さんの追悼をする渋谷さん。
ロックを語り、書く人であり、
すぐれた紹介者で、出版人としても、
ビジネスマンとしても成功した人だと思うけど、
自身(と仲間)をロックンロールの患者と呼ぶところに、
どこか切なさというかやるせない感じを受けるのは自分だけだろうか。

ともあれ合掌。
「渋松対談」また読み直したいです。
ありがとうございました。
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気分はパパラッチ

2025年07月18日 | 日々、徒然に
友人からのお誘いで
10年ぶりぐらいに芝居を見に行く。
じつはその友人の息子氏が出演しているとのことで、
いろんな意味で興味津々となり、四谷にある
キャパ50人ぐらいのライブハウスに。

とてもいい芝居で、
台本もよく書かれていたと思う。
息子氏も堂々とした演技で、地声がよく、
舞台に立つと、とても栄える人なんじゃないかと。

でも、その友人からすると、
自分の息子が舞台で演じているって、
学校に子供の学芸会を見に行くのとは違うんだから、
どんな心境なんだろう、と。
息子ばっかり見て、肝心の物語が頭に入ってこないとか、
台詞を間違えたらどうしようと、ハラハラしているとか。
あるいはもっと特別な感慨があったりして。

芝居が終わったあと、
友人と麦のアレをいただきながら
そのあたりを根掘り葉掘り聞く。
興味本位ですみません。
きっと息子氏はビッグな役者になるから、
そのときはぜひ取材させてくださいな。

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