明日、緊急事態宣言が解除されるそうな。
開放感はあるけれど、本当に大丈夫なのだろうか。
経済活動はちゃんとやんなさい。
でも、コロナに感染しないようにしっかりね。
と思い切り自己責任を背負わせようとする解除宣言になるのかな。
映画館と書店(古書店も)、
あと図書館と中古レコ屋が復活してくれれば
何も言うことはないのだけれど、関係各位の人たちは大変だと思う。
大林追悼号の「映画秘宝」。
ミニシアターと名画座の応援特集を読む。
アップリンク代表の浅井さんは、
「映画を1か月ぐらい見ることができなくても死ぬ映画ファンはいないだろう。でも、映画を見る人が1か月も訪れなければ、映画館は死ぬ」と。
名古屋シネマスコーレ副支配人の坪井さんは、
「いちばんダイレクトに劇場が辛いのは、やはり3密を避けるための座席の削減です。(中略)そこで苦し紛れでも、賑わっている満席の客席を作り出したいから、席にマネキン人形を置こうかなって…」と。
ポレポレ東中野&下北沢トリウッドの大槻支配人は、
「家庭用テレビが登場したときも、VHSが現れたときも、サブスクが来たときも、もう映画館は終わりだ、とさんざん言われ続けてきた。でも映画館は残っている。(中略)それゆえ、必ず残る。だから僕は楽観的なんです」と。
浅井さんの言うように、
3か月ほど映画館に行かなくても死ななかった自分がいる。
坪井さんが冗談まじりで話しているけれど、
満員の映画館でみんなで笑って泣く体験はもうできないのかもしれない。
でも、映画館の新たな出発が始まると話す大槻さんの言葉を信じたい。
ランボーと007の新作。
グレタ・ガーウィグの「若草物語」や、
ジャームッシュのゾンビ映画「デッド・ドント・ダイ」、
あと、石橋蓮司の主演映画「一度も撃ってません」とか。
映画館でかかったら、こっそりマスクして見に行くことしかできない自分。