恋する自主規制

高橋源一郎さんの新作が『恋する原発』というタイトルだそうな。
その出版の経緯を、「『恋する原発』という小説を書き終えて」
と題して、早稲田大で講演するらしい。

ところが、高橋さんのツイッターを読むと、
『恋する原発』というタイトルが使えなくなったらしい。
これって大学側の自主規制？　どうなのだろう。
どこからクレームが来るというのか。よくわからない。
これが本当に大学側の自主規制だとしたら、ちょっと残念な感じ。

実はＯ君が早大に取材に行ったのだけど、
偶然、講演の看板の写真を撮っていたので、張っておきます。
この看板も撤去されてしまうのだろうか。

FAB FOUR PENS

ビートルズをモチーフにした
デザイン文具が発売されるらしい。



ローラーボールペン４本セットなるもので、
ACMEというメーカーとのコラボらしい。

メンバーそれぞれの立ち写真とサインをあしらい、
スタンドで立てて、飾ることができることからも、
これはもう、観賞用ですな。世界限定600セットでお値段は５万8800円とな。

ジョン＝万年筆
ポール＝ボールペン（油性or水性、どちらかは不明）
ジョージ＝ボールペン（油性or水性、どちらかは不明）
リンゴ＝フェルトペン

ということだが、ジョンが万年筆なのはいかがなものか。
そしてリンゴがフェルトペンというのはなあ、と。

いくら何でも高すぎなので、
蛍光ペンで千円セットなら買いますよ。

ジョン＝ブルー
ポール＝レッド
ジョージ＝グリーン
リンゴ＝イエロー

という感じで。リンゴ、イエローか。

アレに平身低頭

プライベートな用事で
昨日の夜から今日の午前中まで忙殺。
昼からゲラの念校をチェックしたり、
デザイナーさんから届いた本のカバーデザインを見たりする。
夕方は神保町に出て、打ち合わせ。
仕事場に戻るとき、
九段下まで歩いたりしていたら、脱力感が。

体をいたわらねばならぬ。
そう思い、いつもは夜に麦のアレを「ぷはあ」と言いながら摂取するのだけど、
今日は健康に留意しようと思い、コレにする。



アルコールフリー。しかも麦芽100％。
と、思ったのだけど、よくよく見ると、
麦芽100％麦汁使用、とあるではないか。
つまり、コレは原材料のひとつに麦汁を使っているけど、
その麦汁の成分に限って麦芽100％ということ。

なんということだ。しかも原材料の表記を見ると、
麦芽以外に「水あめ」「ホップ」「酸味料」
「苦味料」「香料」「カラメル色素」とあるではないか。
混じりものばかりというか、これなら麦のアレのほうが健康的である。
己の欲求に忠実であるべきだった。失敗した。
しかも不味いし、酔わないではないか（当たり前だ）。
許してください麦のアレ。

しゅるしゅるな君は

連休中、原稿が煮詰まったと思いねえ。
締め切りが迫っているのに、なかなか先に進まず、
ついつい食してしまったのだ、コレを。



うひょひょひょひょ。

やはり目ざとい。油断もすきもありゃしない。
殺虫剤でも撒いておけばよかった、邪悪なＴ君よ。

「人をＧみたいに言わないでくださいよ～。
　それにしても、やりましたねえ～デカ王。
　僕もコンビニで見かけたんですけど、二倍ですよ、二倍～」

確かにノーマルのカップ焼きそばの麺が二倍である。
麺が上下二段に重なって入っているという、
超ボリュームな一品なのだ。

「ペヤングの超大盛は、横二段になってましたよね～。
　さすがに真似するわけにはいかなかったんでしょう～日清は。
　トップメーカーのプライドが
　許さなかったんでしょうね～だから縦に二段～うひょひょ」

確かに、ものすごい麺の量である。
食べても食べても、麺が減らない。

「ソースをかけた炭水化物を果てしなく喰ってる感じですよね～。
　完食したときは、さぞかし桃源郷な気分でしょうね～」

どこが桃源郷だ。完食したせいで、胸焼けが。

「うひょひょひょ。胸が一杯ですか～それはそれは」

この男、許すまじ。
そう思って、殺虫剤に手をかけて撒き散らしてやろうと思ったのだが、
完食したせいで、体が満足に動かず。
そうこうしているうちに、
邪悪なＴ君はしゅるしゅると消えていくのでありました。

生きる希望は11月まで

ジョージ・ハリソンのドキュメンタリー、
『リビング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』が公開されるらしい。
監督はマーティン・スコセッシ。
11月に劇場公開で、12月にパッケージが発売されるそうな。
作り手は、DVDやブルーレイを売るのが目的のようだけど、
やはり劇場で見ておきたい。

それにしてもスコセッシ、
ザ・バンドやディラン、ストーンズに続いてジョージとは。
このままいくと、劇映画監督ではなく
ロックレジェンドをたくさん撮ったフィルムメーカーとして
記憶に残る人になってしまいそう。

トレーラーを張っておきます。
ポールやリンゴ、クラプトン、
あとTP（トム・ペティ）といったジョージゆかりの人たちが
いろいろと語っているようです。

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ショックと私信

落合監督退任のショックは続く。
今日もヤクルト戦で勝利。ゲーム差は2.5とな。
優勝も十分狙える位置である。
ニュースによると、高木新監督がイチロー（正確にはチチロー）にオファーしたらしい。
あと、メジャーに行った福留と川上を獲りたい発言。
若手が今ひとつ成長していないドラゴンズに必要なのは
ベテランではないような気が。たとえイチローが来るといっても（ありえないけど）。
とにかく、落合采配が見られるのもあと少し。
応援に行かないと。ほんとに。

その前に越えなきゃいけないハードルがいくつか。
まずは目の前の原稿、だ。
もう少しです、待っててくださいＨ編集長（と、私信）。

史上最高の名監督が

我がドラゴンズ、落合監督退任とな。
なんということだ。ショックで言葉も出ない。

2004年の就任以来、８シーズンですべてＡクラス。
うちリーグ優勝３回。日本一１回。
ドラゴンズ史上、最高の監督であることは間違いない。

徹底した秘密主義であるとか、
最少失点で守りきる野球に面白味がないとか、
落合野球を非難する人は少なくなかったのは事実。

派手に打ちまくるより、バントや四球、進塁打を多用し、
一つでも先の塁を狙うのは、
野球というスポーツの本質なのではと思う次第。

落合監督は寡黙で言葉が足らないので、
とかく誤解されがちだけれど、選手思いの人情家だと聞く。
岩瀬やアライバ、谷繁などは、
落合監督の下にいたからこそ、花開いたわけで。

ドラゴンズ球団代表のコメントに「新しい風を入れたい」とあるが、
それならなぜ後任が高木守道なのだ、
とファンの多くはツッコミを入れるはず。
高木もいい監督だと思うけど、
だったら思い切って立浪にすべきでしょう。
あるいは辻総合コーチを昇格させるとか。

と感情的になってしまうドラゴンズファンのtacoです。
まあ、もう決まったことなので、嘆いても仕方がないのだけど、
とにかく球場に行かないと。
クライマックスではたぶん神宮でスワローズと戦うと思うので。

Like A Hurricane

台風が直撃しても、仕事である。
激しい雨のなか、神保町に行き、
12月に出す本の打ち合わせ。
そのあと総武線でデザイナーさんのところに行こうとしたら、
電車が止まってしまい、仕方なく仕事場に戻る。

雨と風で揺れまくる街路樹を横目で見ながら、
仕事が進まないのは、台風のせいだと声を大にして言ったのだけど、
激しい雨の音でかき消されてしまうのでした。

というわけで、こんな日はもうこれしかないでしょう。
ニール・ヤングの「ライク・ア・ハリケーン」。
ジャームッシュの『イヤー・オブ・ザ・ホース』のクライマックスから。
おっさんのニールが歌い始めた途端、
若い頃の彼に変わるところで、鳥肌が立ちました。

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リアルタイムの恐怖

台風15号の影響で、
実家のある名古屋では、
100万人以上の市民が避難勧告を受けたらしい。
市内を流れる庄内川が氾濫したらしく、予断を許さない状況。

実家は庄内川から近いので、連絡したのだけど、
意外と雨は小降りらしく、それほど深刻な状況ではないとのこと。
とりあえず、近くの小学校では避難を受け入れているようなので、
いざとなったら、避難するように言う。

Twitterを見ると、リアルタイムで
庄内川の水位が上がっているとのつぶやきが。
どうも落ち着かず、仕事に身が入らない。
台風は明日上陸らしいので、注意が必要だ、実家も自分も。

狼が通りすぎて

地震とは狼のようなもので、
手当たり次第に人を食い殺すものだ。
生き残った人は、死んだ人のことを考えることで、
よりよい人生を生きるようになる。悪いことばかりではない。

というセリフが聞けるのは、
キアロスタミの『そして人生はつづく』だ。
大地震に見舞われた土地に住む、
子供たちの行方を探すロードムービー。
久し振りに見る機会に恵まれたのだけど、
震災後に見ると感慨もまた、ひとしお。



北尾トロさんが発行人の季刊紙「レポ」の最新号が届いた。
ラジオ福島のアナウンサー大和田新さんの記事に、
代々木ゼミナールのカリスマ講師が
相馬にある高校で特別授業をおこなったとある。
そこでその講師が高校生に語った言葉。

??四年後、大学を卒業して直ぐに福島のために働きたいなら、
福島県内の大学に進みなさい。しかしこの震災を、日本中世界中に
伝える仕事をしたいのなら、県外の大学に進みなさい??。