今週の週刊文春。
阿川佐和子さんの対談で、
タブ純さんが出ているということで久々に買ったら、
「森友遺族が悲嘆するドラマ新聞記者の悪質改ざん」
とのスクープ記事が。
ネトフリで話題になっているこのドラマ、
森友問題で自死した財務局職員の妻から
さまざまな情報提供を受けておきながら、
制作者側が遺族の意向に沿わないドラマを作ってしまい、
信頼関係が著しく損なわれたという。
ドラマを製作したのは
映画版の「新聞記者」や「かぞくのくに」「宮本から君へ」
最近は「パンケーキを毒見する」「茜色に焼かれる」など、
反骨精神にあふれた映画をつくり続けている河村光庸プロデューサー。
その河村さんと妻を結びつけたのが
東京新聞の望月衣塑子記者だという。
自分は望月記者のファンだし、
河村プロデューサーがつくる映画はよく見ていたわけで、
文春の記事が事実だとしたら、なんとも複雑。
まずは記事が指摘していることが正しいのかどうか。
誤解があったのかどうか。責任のある人はちゃんと表に出て
文春の誌上で話すといいと思う。河村さんでも望月さんでも。
このままだと、リベラルを叩こうとする人たちが喜ぶだけ、というか。
それにしても、
立憲民主党がネットメディアに資金を提供していたり、
菅元首相が橋下徹さんを
ヒトラー呼ばわりしたことも物議を醸している。
なんか、この頃のリベラルはほんとに分が悪い。
権力も叩くし、弱者の味方を自称するリベラルが
何かやらかしたらもちろん叩く。そういう意味では
文春にはジャーナリズム精神があるということなのだろう。
と思ったら、この号の巻末に、
スピリッツで森友問題をテーマにしたマンガが
連載されているという記事が。
それを実現させたのは文春のようで、
こちらは遺族の意向をちゃんと汲んでいるという
アピールも忘れない。
なんかそれもどうなのだろう、と、
少しもやもやするのは自分だけなのかな。