Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

ヒゲの復活希望

2011年02月27日 | たまには音楽でも
ホール&オーツ。武道館公演のセットリストです。

01 Maneater
02 Family Man
03 Out Of Touch
04 Method of Modern Love
05 Say It Isn't So
06 It's a Laugh
07 Las vegas turnaround
08 She's Gone
09 Sara Smile
10 Do What You Want, Be What You Are
11 I Can't Go For That (No Can Do)

encore1
01 Rich Girl 
02 You Make My Dreams                       

encore2
01 Kiss On My List
02 Private Eyes

何しろ、メガヒットの多い彼らだから、
当然お馴染みの曲が連発なわけで。
「01」から「03」の流れは、それはそれは盛り上がるでしょう。
と思ったら、かなり落ち着いた演奏で、テンポもオリジナルと比べて
かなりゆっくり。その分味があるというか。
オリジナルの持つハッタリの効いたアレンジとはかなり違う。
それはそうだろう。二人とも還暦過ぎだし。
老いているという意味ではなく、円熟、だ。

80年代にブレイクする前から
すでに長いキャリアを築いていた二人。
初期の「07」から「09」の3曲のほうがオリジナルのアレンジに忠実。
30年以上経っても、同じアレンジがしっくり来るのだろう。
そういう意味でまったく古びない。名曲。

個人的なベストは「04」。
ヒットしていた当時は、あまりピンと来なかったけど、
いまこうして、落ち着いたアレンジで聞くと滲みました。

兼ねてから謎に思っていたのが、ジョン・オーツの役割だ。
MTV時代は、ダリル・ホールの後ろで踊っているだけの男と揶揄する輩も多く、
やはりライブを見ないとわからないものだと思った次第。
あくまでダリルのボーカルに、ジョンは絶妙なハーモニーを重ねていく。
ギターソロも控えめだけど、カッコいい。
「07」でのボーカルは、ダリルとは違った味わいがある。
惜しむらくは、なぜヒゲを剃ったのだ。ジョン・オーツ。
やっぱりあなたにはヒゲがないと。

白眉はこのコンサートのタイトルにもなっている「10」。
そして「11」。これがソウルか。日本語にすると「魂」だ。



アンコールは2回。
1万人の観客全員が待っている「encore 02」。
自分がいた最後列のエリアは、最後まで席を立たず、
まったりとお約束の手拍子をするのでした。

開演が17時で、終了したのが19時前。2時間弱のライブ。
なんというタイトさ。そして観客の大半を占める中高年層には
ものすごく身体に優しいライブというか。

最後に私信。
「05」を聞いているとき、
学生時代の友人、K君のことを思い出した。
彼はホール&オーツの大ファンというわけではなかったけど、
いつもいつも「せ~いずん、そうおお~」と歌っていましたね。
K君元気? 確か娘さんがいたんだよね。
ずいぶん会ってないけども。ひょっとして武道館にいたのかな。
願わくば娘さんにホール&オーツの偉大さを説くような父親であることを。
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死ぬほど好きではないけれど

2011年02月27日 | たまには音楽でも
ということで、行ってきました。
ホール&オーツ at 日本武道館。



やはりどうしても行きたくなって、
チケットを手に入れたのが前日。
S席はソールドアウトということで、A席を購入。
二階席のほんとに上の方で、ステージははるか下というポジション。



アリーナで総立ちで見るより、
ほぼ最後列で、まったり彼らの歌と演奏を聞くほうが、
自分にとっていい距離感かな、と。
正直、ホール&オーツが死ぬほど好きなわけでは、ない。
というか、ホール&オーツがいちばん好きだという人にお目にかかったことがない。
それは決して彼らを貶しているのではなく、
おそらく80年代MTV世代の多くの人たちにとって、
二番目、三番目に好きなミュージシャンだからこそ愛されているというか。
(一番目はマイケル・ジャクソンだったり、シンディー・ローパーだったり)

あと何よりも、彼らのヒット曲の数々は、
MTV世代の人たち(自分だ)の、身体の芯に染みついているわけで、
どうあがいても嫌いになれるわけがないのだ。
もとより、彼らの曲は素晴らしい、の一言に尽きるし。

ということで、セットリストなどは追って書きます。


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夏は、遠い

2011年02月25日 | 日々、徒然に
春一番。
昼間は気温が20度を超える勢いの温かさ、
というか暑いぐらいの陽気。

曳舟のカメラマンさんのお宅で、
ライターさんをふくめ、いろいろと打ち合わせ。
長らく制作してきた単行本がようやく佳境で、
これからが気合いの入れどころ。

見るたびに高くなっているスカイツリーを横目で見つつ、
仕事場に戻り、メールで届いていたデザインの確認などをして、神保町に移動。
ちょっとしたお祝いごとで、食事会。
体調が今ひとつだったので、ビールは自粛。残念無念。
チヂミとか八丁味噌を塗った焼きおにぎりが美味でした。

帰りに地元のTSUTAYAに寄る。
そういえば今週飲んだくれた際、HさんもS君も、
西村賢太の小説が面白くて、
なかでも『暗渠の宿』がいい、と聞いていたので、
買って帰ろうと思ったけど、
『苦役列車』しか置いてなかった。残念無念。
代わりに中山康樹のロックの本を買う。
進歩ないな、自分。

家に帰ったら、
スピッツのコンサートチケットの抽選が当たったとの封書が。
公演は7月とな。まだ先だけど、
それまでなんとかやっていく希望ができました。はい。




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To do it right child

2011年02月25日 | たまには音楽でも
ホール&オーツを聞いて、
もろに80年代の雰囲気に浸ってしまう今日この頃。
彼らのPVは、なんともチープで他愛のないものが多いけど、
いま見返してみると、それはそれで味があるな、と。
同じように、コレも同様。お気楽で可愛らしい。
ジョージ・ハリスンの「セット・オン・ユー」。
バク転するジョージ(?)が笑えます。

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昨日(24日)はジョージの誕生日。
健在なら68歳。まだまだ現役で頑張れたはずなのに。
91年の東京ドーム公演に行けたのが、今でも自慢というか。
クラプトンの存在感に圧倒されたのもご愛嬌。
優しい人柄がしのばれる、楽しいロックショーでした。

ここ数週間はホール&オーツと佐野元春で、
80年代に浸らせてください。決して現実逃避ではないんですが。はい。


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ヨコシマで何が悪い

2011年02月23日 | 日々、徒然に
酩酊しております。
すみません。と、誰に謝ることもないのだけど、
昨日は飯田橋、今日はお茶の水と2日連続で
酒場に繰り出し、ヨコシマな話をあれこれ、と。

それにしても、体調が思わしくない。
今日も左目が腫れてしまい、
咳は相変わらず止まらない。
このままではいけないと思いつつ、酩酊です。

ということで、ホール&オーツ『プライベートアイズ』を張っておきます。
なんだかんだと言って、このデュオは素晴らしい。
いま、来日してるんだよなあ。やっぱり見に行こうと思います。

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距離感の勝利

2011年02月23日 | 映画など
『ソーシャル・ネットワーク』のことをもう少し。

主人公のマークが女の子にフラれる冒頭。
差別意識丸出しの性格が浮き彫りにされる。
観客(自分も)が共感できそうもない残念な主人公は、
しかし、コンピュータとシステムにかけては天才的であり、
世界を席巻するフェイスブックを開設する。

主人公と同様、
周りの登場人物も視野が狭すぎたり、
繊細すぎたり、少々パラノイアだったりと、
どうもシンパシーを抱きにくい人たちであり、
そんな若者たちが集まって、画期的なSNSを立ち上げても、
肝心なところで繋がれないというか。



実際のフェイスブックの設立メンバーがどうだったかはわからないけど、
映画の作り手たちは、彼らを肯定も否定もしない、
微妙な距離を保ちつつ、淡々とカメラでとらえるだけだ。

この距離感。監督のデビッド・フィンチャーは62年生まれ。
もっと若い監督だったら、いい意味でも悪い意味でも
登場人物の内面に入り込んだ映画になったと思われる。
賞賛するでもなく、茶化すでもなく。突き放すでもない。そんな映画。

ビートルズの曲が絶妙なタイミングで使われており、
思わず唸ってしまった。どこに使われているかはお楽しみということで。
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額に汗して

2011年02月21日 | 映画など
デビッド・フィンチャー監督
『ソーシャル・ネットワーク』を見る。
史上最年少の億万長者と言われる「フェイスブック」の生みの親、
マーク・ザッカーバーグとその仲間たちの物語。
言ってみれば、愛憎劇かな、と。それも大人げない類の。




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信心が足らない生き方

2011年02月20日 | 日々、徒然に
昨日は暖かかったのだけど、
今日は一転、雨模様で凍えるような寒さ。

訳あって、部屋を整理し始めて一週間。
次から次へと意味のないモノが出てくるのは何故だろう。
神様(宮崎あおい&蒼井優&多部未華子)の雑誌の切り抜きやら、
広告の切れっ端などが出てくる。
「信心が足らなくてすみません」と念じてゴミ袋に入れる。

そういえば、神様(多部未華子)の『デカワンコ』は一回も見てないし、
神様(蒼井優)の洋菓子店の映画(タイトルすら覚えていない)も未見だ。
さらに、神様(宮崎あおい)にいたっては
「あのCM可愛いですね」と人に言われるが、
そのCMを見たことがないにもかかわらず愛想笑いをする自分。

そうか。最近やたらに心が寒いのは
信心が足らなかったからだ。
よし『デカワンコ』見るぞ、と思ったら、
すでにオンエアの時間を過ぎてしまっているのでした。


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ディープな人々

2011年02月19日 | 無意味な考察
NHKをたまたまつけたら、
「ディープピープル」という番組をやっていて、
戦場カメラマンの特集だった。
普段あまりテレビを見ないので、わからなかったのだけど、
渡部陽一さんという人、なるほどこの喋りはテレビ受けするな、と。
とにかく戦場カメラマンという仕事が
これだけ世間の注目を浴びたのは初めてかもしれない。
「金のために撮って何が悪い」と言う宮島茂樹さんと
「写真で大事なのは感情だ」と語る高橋邦典さんの話も興味深い。

司会もおらず(ナビゲーターはいるけど)、
ある特定のジャンルに秀でた人たちを
3人集めてフリートークさせる番組はなかなか新鮮。
公式サイトを見たら、
「競泳・背泳ぎ選手」「フォークボール」
「寿司職人」「予備校教師」といった切り口。面白い。
「柔道金メダリスト」という回もあったけど、
「銀メダリスト」を3人集めるとかだと、もっと楽しいかも。
あと「ピンク映画出身の映画監督」とか「手塚治虫のアシスタント経験のある漫画家」
といった感じでどんどんやってもらえるといいな、と妄想。




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唐揚げが世の中を凌駕する

2011年02月18日 | 邪悪なT君
この世に「焼きそば」さえなかったら、
もっと平穏に生きられたと思う。
さらに、もしこの世に「カップ焼きそば」がなかったら、
きっと寿命が50年ぐらい伸びるに違いない。

そして、もうひとつ。
もしアレがなかったら、希望がさらに湧いてくるのに。
と、思わずにいられない食べものがある。

「うひょひょひょひょ。知ってますか~」

と、いつものフレーズで平和な時をかき乱す男、
それが邪悪なT君である。

「ついに…ついに、できたんですよ~」



なんということだ。
唐揚げのテイクアウト。そんな店が…。

「そうなんですよ~唐揚げ専門ですよ~専門。
 総菜のテイクアウトの店ならいくらでもあるんですけど、
 唐揚げだけですよ、一点豪華主義とはまた。うひょひょ」

どうやらチェーン店らしい。
そんなに需要があるのか、唐揚げ。

「さあ、どうなんでしょうね~。
 でも、唐揚げは焼きそばと並んで、なくてはならないものですからね~。
 最近は15個ぐらいある唐揚げ定食が喰えるファストフード店とか、
 赤ん坊の頭ほどの唐揚げを出すラーメン屋があるんですけど、
 このチェーン店はどうなんでしょうね~。
 怪しい唐揚げだらけですよ、きっと。うひょひょひょひょ」

唐揚げにこれほど情熱を燃やす男は、君だけだ。
世の中からなくなればいいのに、唐揚げと君(あと焼きそば)。

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