ハラスメントについての講義を受ける。
セクハラ、パワハラ、モラハラはもとより、
女性の妊娠出産がきっかけで当人に嫌がらせが起きるマタハラ。
大学などで教職員が学生に嫌がらせをするアカハラ。
さらには、体臭などの臭いで嫌がらせや被害を与えるスメハラ。
俺の酒が飲めないのかなどと、
部下や後輩などに酒を強要するアルハラなど。
さまざまなハラスメントがあるけれど、
共通しているのは、
1 受けた人が不快な感情を抱いたり、
尊厳を傷つけられたりすること。
2 ハラスメントをする人が立場的に上であるため、
(なかなか)NOと言えないこと。
この2つだということらしい。
特にセクハラは、ハラスメントをした当人が、
「そんなつもりはなかった」「向こうだって嬉しそうだった」
とか言ったりするのだけど、「2」の力関係の差があるから
ノーと言えない被害者のことに思いが至っていないわけで、
つまりは、アウトである。
いじめもそうだろう。
いじめる側は「そんなつもりはなかった」「ふざけていただけ」
「あいつだってヘラヘラしてた」とか言うのだけど、
やっぱり、いじめられた子は、
いじめっ子(とそれを取り巻く世間)が怖いから言えないわけで。
そういえば学生時代の友人Tは、
後輩によくアルハラをしていたのだけど、
そのうち「俺の酒が飲めないのか? じゃあ俺が呑む!」
とか言って、自分でアホみたいに呑んでいたっけ。
あれってハラスメントだったのかな。そうと言えばそうだけど。