うひょひょひょひょひょひょ。
うっ。出たな。
こっちは忙しいんだ。
しかも緊急事態宣言中だぞ。
そんなときに貴様のような輩の
相手をしている暇はないのだ、邪悪なT君よ。
「いや〜そんなに仕事してどうするんですか〜。
そんなコトよりこっちの方が
緊急事態になっちゃいましたよ〜」
どこが緊急事態だ。
ただの激辛の大盛りだろう。
「あれ〜修行が足りませんね〜
だって、ペヤングのアレは●●●●みたいな
辛さなんですよ〜ちょっと食しただけで桃源郷ですから〜」
そんなコト知るか。どさくさにまぎれて
禁止用語を使いやがって。
辛かろうが甘かろうが、
そんなに好きなら貴様ひとりで
喰えばいいだろう。
「だって超大盛りなんですよ〜しかも激辛がダブルで〜
さすがに一気喰いするのはアレですから、
仲良く一緒にアレしましょうよ〜」
いつ貴様と仲が良くなったというのだ。
いい加減なコトを言うんじゃない。
そう叫び、奴が手にしていた
激辛ソースの小袋(大きいが)を分捕り、
奴の頭にぶちまける。
「うひょ〜スパイシーですね〜。
頭じゃなくて麺にかけてくださいよ〜。
でもお湯でふやかさないと麺になりませんね〜」
そう言った邪悪なT君は、
大盛りの麺が入ったペヤングのケースに
お湯を注ぐのでした。ソースはすでに奴の頭にダラダラと。
「このまま麺にダイブすれば
いい感じになりますかね〜」
と言ったと思ったら、
すかさずお湯の入った麺の中に飛び込むのでした。
それを見てチャンスとばかりフタをして、3分待つ。
いや、3分も必要ないだろう。奴はすでに桃源郷の中、だ。